謎の歴史?シーギリヤロックで天空の古代宮殿に挑戦!標高約200mの断崖頂上は怖い?準備万端で挑むための完全ガイド!

謎の歴史?シーギリヤロックで天空の古代宮殿に挑戦!標高約200mの断崖頂上は怖い?準備万端で挑むための完全ガイド!
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スリランカ中央部のジャングルにそびえる巨岩「シーギリヤロック」。標高約200mの断崖頂上には1500年以上前の宮殿遺跡が広がり、その壮大さから「天空の宮殿」や「世界の八番目の奇跡」とも称されています。

さつき

世界遺産にも登録され、スリランカ観光では欠かせない超人気スポットです。特に写真映えと歴史ロマンあふれる雰囲気は、20〜40代女性のひとり旅やご家族連れ、そしてアドベンチャー好きの心をつかんで離しません。

この記事では、シーギリヤロックの魅力から、アクセス方法、見どころ、登頂のポイント、周辺の楽しみ方まで、網羅的にご紹介します。「ちょっと不安…怖いのかな?」という人も安心してくださいね。

それでは、古代王の伝説が眠る冒険の舞台へ一緒に踏み出してみましょう!

目次

シーギリヤロックってどんな所?基本情報と魅力

ジャングルから突き出すシーギリヤロック全景(夜明けの柔らかい光)

シーギリヤロック(Sigiriya Rock)は、スリランカ中央マータレー地区ダンブッラ近郊に位置する巨岩です。その名はシンハラ語で「獅子の岩(ライオンロック)」を意味し、5世紀頃の王宮要塞の遺跡として知られます。

かつてこの岩の頂に宮殿を築いたのは、スリランカ王朝のカッサパ1世。父王を倒し王位を奪った彼が、自らの権威を示す拠点兼逃げ込み先として、この岩山を選んだと言われています。

古代の空中宮殿

– シーギリヤロックの一番の魅力は、なんといっても「空に浮かぶ宮殿」のような非現実的光景です。熱帯の密林から垂直に突き出した岩山の頂上に広がる巨大遺跡を目にすれば、誰もが「本当に人がこんな所に!?」と驚嘆するでしょう。実際に1500年前、この岩上に王宮都市が築かれた歴史があり、現代の私たちでも遺構からそのスケールを体感できます。

ラクシャン

高さ約180m・周囲約1.6ヘクタールの岩頂に王の玉座やプール、居室、庭園まで備えた宮殿跡が残っており、その壮大さは写真以上。大空とジャングルの緑に包まれた遺跡というロマンあふれるロケーションが、多くの旅人を惹きつけてやまないのです。

世界遺産と「八番目の奇跡」

– 1982年にユネスコ世界遺産に登録され、現在もスリランカで最も人気の観光名所です。現地では「世界の八番目の奇跡」と呼ばれることもあり、古代の高度な建築・都市計画技術の結晶として国の誇りとなっています。

例えば岩頂の蓄水池は、雨水だけで宮殿内の一年分の生活用水を賄える仕組みで、今もその跡が確認できます。また岩山の周囲には幾何学的に整備された庭園が広がり、水路や噴水は雨季には今も機能するほど高度な水利システムです。

さつき

そのためシーギリヤは「現存するアジア最古の庭園都市」とも評されています。文化遺産としての価値と、冒険映画の舞台のような雰囲気の両方を味わえる点が、シーギリヤロック最大の魅力なのです。

行き方ガイド:シーギリヤロックへのアクセス詳細

コロンボ空港発の専用車がハイウェイを走る様子(助手席からの景色)

広大なジャングルに囲まれたシーギリヤロックですが、観光拠点の街からのアクセス手段は意外と多彩です。それぞれの移動方法と所要時間・費用の目安をまとめました。

一番おすすめは専用車チャーターです。運転手付きの車を借りれば、コロンボ空港から直接シーギリヤまで行けて道中も快適。複数名や荷物が多い場合、多少割高でも安心の移動手段です。

スリランカ政府公認の日本語対応タクシー会社もあり、例えば3日間チャーターで約4.2万~5万円程度が相場。旅程に合わせ周辺スポットにも立ち寄れる柔軟さが魅力です。

公共交通なら、バス+トゥクトゥクの組み合わせが一般的。コロンボやキャンディ方面から直通のバスは無く、まずダンブッラやハバラナまで中長距離バスで行き、そこからタクシーやトゥクトゥクでシーギリヤ村へ入る形になります。

ローカルバスの外観とハバラナ駅に停車中の列車(2枚並列)

たとえばコロンボのペター中央バスターミナルから出ている長距離バス(No.15アヌラーダプラ行き、No.48ポロンナルワ行き、No.49トリンコマリー行き等)でダンブッラまたはハバラナまで行き、降車後に客待ちの三輪タクシーで30分ほどです。

所要は合計4〜5時間、費用はバス代が数百ルピー+ローカルタクシー代500〜1000ルピー程度と格安ですが、路線によっては車内が混雑するため体力に自信がある方向けでしょう。

鉄道を利用する場合、最寄り駅はシーギリヤから15km離れたハバラナ駅です。

ただしコロンボ発の該当列車(トリンコマリー方面行き)は1日1本のみで、所要5〜6時間と時間がかかります。運賃自体は安価ですが(2等指定席でRs.600程度)、到着後の駅からの移動手段手配も必要なため、時間に余裕があり鉄道旅を楽しみたい方以外にはあまり現実的ではありません。

現地シーギリヤでの移動

シーギリヤ周辺は徒歩で回れる小さな村ですが、遺跡入口ゲートとチケット売り場はやや離れており、入口まではトゥクトゥクを利用する観光客も多いです。

ラクシャン

ダンブッラ方面から来るバスも途中の分岐(インド料理店のあるT字路あたり)までしか入らないため、降車後は数km歩くか三輪タクシーを捕まえましょう。

村内には飲食店やゲストハウスも点在しています。公共交通派の方は、遺跡近くに1泊して朝一番に登頂、というプランもおすすめです。

早朝の静かな雰囲気の中で、ライトアップされた岩を眺めながら宿を出発し、開門と同時に登り始めれば、涼しく人も少ない快適なコンディションで観光できますよ。

登る前に知りたい!シーギリヤロックの歴史と謎

シーギリヤロックには数々の謎エピソードが残されています。訪問前に知っておくと、実際に見学するときグッと理解が深まり楽しめますので、押さえておきましょう。

悲劇の王カッサパ1世の物語

5世紀後半、王位継承争いの中で実父である前王を殺めてしまったカッサパ1世は、良心の呵責と敵対者からの報復を恐れ、都をこのシーギリヤに移しました。

実はこの岩山に宮殿を築くことは元々父王の夢でもあったそうで、カッサパ王はそれを叶える形で壮麗な空中宮殿を完成させたのです。しかし孤高の宮殿で暮らしながらも不安は拭えず、弟モガラナ王子が軍勢を率いて攻め寄せると、戦いの最中に自ら命を絶ったと伝えられます。

華やかな宮殿の繁栄はわずか11〜18年ほどで終わり、その後は14世紀まで仏教僧院として利用されたとのことです。シーギリヤロックは、このような王家の悲劇とドラマを秘めた場所でもあります。

謎の美女「シーギリヤ・レディ」

岩山の中腹にある岩窟には、色鮮やかな女性たちのフレスコ画(壁画)が今なお残っています。現在18体ほどが確認できますが、かつては岩壁全体に500人以上もの女性が描かれていたとされ、その規模は「世界最大の絵画」とも称されました。

 フレスコ画を再現したアート風イラスト(鮮やかな美女像)

描かれた女性たちの正体については、王の后妃や侍女ではないか、いや空想上の天女(アプサラ)だなど諸説あり、明確には解明されていません。

興味深いのは、裸上半身の女性と布を纏った女性がいて、「裸の女性が王妃、服を着た女性が侍女」とする説もある点。いずれにせよ、熱帯のジャングルにそびえる岩壁に突然現れる鮮烈な美女画は圧巻で、その神秘性が「シーギリヤの謎」として語られるゆえんです。

ラクシャン

ただし現在フレスコ画エリアは撮影禁止なので、目に焼き付けて鑑賞しましょう。

巨大ライオン像とライオンゲート

シーギリヤロックの名前の由来になったのが、岩頂へ至る最後の玄関「ライオンテラス」にあった巨大な獅子像です。今は前脚部分(ライオンの足)のみが残っていますが、その両足の間に頂上への階段入口があり、かつては獅子の口を通って宮殿に入る構造だったと伝えられます。

ライオンテラスの巨大な獅子の足と観光客(広角)

残念ながら頭部など他の部分は未だ見つかっておらず、どんな姿だったのかは謎のままです。それでも高さ数メートルに及ぶレンガ造りの巨大な前脚は迫力満点で、シーギリヤロック観光のハイライトの一つとなっています。

※シーギリヤロック「ライオンテラス」の巨大なライオンの前足(通称ライオンゲート)。この先から頂上へ続く階段が始まります。

古代の落書き「ミラーウォール」

フレスコ画からライオンゲートへ向かう途中には、磨き上げられた漆喰の壁「鏡の壁(ミラーウォール)」が現れます。かつて王が自分の姿を映したと言われるほど滑らかな壁ですが、よく見ると表面に無数の文字が!これは8〜10世紀頃に古代の観光客たちが残した来訪記録の落書きで、「皆が詩を書いているから自分は書かないでおく」といったユニークな内容もあります。

1000年以上前からこの地が人々を惹きつける観光名所だったことを物語るエピソードですね(もちろん現在は落書き厳禁ですよ!)。

登山スタート!シーギリヤロックの見どころと写真映えスポット

いよいよシーギリヤロックの遺跡エリアに入場したら、順路に沿って頂上を目指します。登頂途中と頂上での見どころを押さえておきましょう。随所に写真映えスポットもありますので、カメラの準備もお忘れなく!

エントランスと水鏡の庭園

入場ゲートを抜けしばらく歩くと、左右対称に計画された美しい水庭園が広がります。かつては宮殿の前庭だった場所で、直線的な水路や池が配置され、熱帯植物が生い茂る様子はまるで古代の楽園。雨季には池の噴水も自然に作動し、幻想的な光景に出会えることもあります。

シーギリヤロックのエントランスと水鏡の庭園

ここから振り返れば、真正面にシーギリヤロックがそびえ立ち、絶好の撮影スポットです。運が良ければ池に映る逆さシーギリヤも撮れるかもしれません。朝の柔らかな光の中、岩山と水鏡の風景はSNS映え間違いなしですよ。

岩窟のフレスコ画(シーギリヤ・レディ)

岩肌に取り付くように階段を登り、中腹付近まで来ると、右手の岩窟内に前述のシーギリヤ・レディ(美女のフレスコ画)が現れます。薄暗い洞窟壁に浮かぶ極彩色の美女たちは、想像以上に色鮮やかで繊細!現在残っているのは18体ほどですが、黄金の宝冠や鮮花、宝石の盆などを手にした豊満な女性像はどれも官能的かつ神秘的です。

岩窟のフレスコ画(シーギリヤ・レディ)

1300年以上も前に描かれたとは思えない保存状態の良さにも驚かされます。こちらも必見の見どころなので、行列ができていてもぜひ覗いてみてくださいね(混雑時は順路が一方通行になるので見逃さないよう注意)。なお繰り返しになりますが撮影は禁止ですので、マナーを守って鑑賞しましょう。

ミラーウォール(鏡の壁)

フレスコ画を堪能したら階段を進み、岩肌に沿った細長い通路へ。これが鏡の壁です。磨き上げられた壁面は今もつるつるしており、所々に古代の人々の落書き(詩文)が刻まれています。

壁の足元は細い通路になっており、高さのある崖側は手すりがありますが足元注意。

シーギリヤロックのミラーウォール(鏡の壁)

ここは岩肌の曲線に合わせて設計された場所で、見上げれば巨大な岩盤が迫るスリル満点の区間です。写真を撮るなら、後続や対向者の邪魔にならないよう配慮しつつ、自分と鏡の壁を収めたり、遠くのジャングルを背景にしたりしてみましょう。

天気が良ければ後方に遠くの山並みまで望め、爽快な一枚が撮れます。

ライオンテラス(獅子の足)

岩壁の螺旋階段を抜け、しばらく上ると開けたライオンテラスに到着します。ここには前述の巨大なライオンの足の彫像がドンと構えており、まさにここから上が王の宮殿への玄関口!観光客の多くが記念撮影をするポイントでもあります。

シーギリヤロックのライオンテラス(獅子の足)

自分とライオンの足を一緒に収めれば、シーギリヤに来たことが一目で伝わるインパクト抜群の写真になりますよ。なおこの広場は休憩スポットとしても最適です。

岩陰になっており多少涼しく、水分補給もしやすいので、ここで一息ついてから最後の頂上アタックに挑みましょう。見上げると頂上までは垂直に近い岩壁ですが、安心してください、ちゃんと鉄製の階段が設置されています。

頂上の宮殿遺跡と360度パノラマ

シーギリヤロックの頂上の宮殿遺跡と360度パノラマ

最後の鉄階段(少し急で揺れますがしっかり掴める手すり付き)を登り切ると…遂に頂上です!そこには広大な古代宮殿の遺跡が横たわっています。レンガ造りの基壇や石垣で区画された複数のエリアがあり、王の玉座跡、大きな水槽(プール)、王妃たちの居室跡、舞踏場の跡などと案内板が立っています。

保存状態も良く、往時の宮殿レイアウトがイメージしやすいでしょう。遺跡好きな方はぜひ隅々まで散策してみてください。頂上はかなり広く平坦なので、お子様連れでも安全に歩けます(ただし崖ぎわには近づき過ぎないよう注意)。

そして何より圧巻なのが、頂上から見渡す絶景です!360度見晴らす限り一面のジャングル・森・湖沼が広がり、遠くにはスリランカの山々や他の遺跡(隣のピドゥランガラ岩など)も望めます。

さつき

青い空と緑の大地のコントラスト、そして吹き抜ける爽やかな風…頑張って登った者だけが味わえるご褒美タイムです。まさに「王が見たであろう景色」を追体験できますね。

みなさん思い思いに写真撮影を楽しんでいますが、広角でパノラマ撮影すれば雄大な景色を一枚に収められますし、人物を入れるなら遺跡の壁や空を背景にドラマチックな構図を狙ってみましょう。 写真映えスポットとして特におすすめなのは、頂上から東側を見下ろした構図です。

下界のジャングルの中に一直線に伸びる参道跡と池が小さく見え、その遥か先に霞む地平線まで写すと、シーギリヤのスケール感が伝わる写真になります。また夕方近くなら西に沈む太陽に照らされた遺跡が黄金色に輝き、神秘的な一枚が撮れますよ。

登るのは怖い?シーギリヤロック登頂の難易度と安全対策

「高い岩山と聞くとちょっと怖そう…」「子連れでも登れる?」そんな不安を感じている方へ、シーギリヤロックの登頂難易度や安全面について解説します。

さつき

しっかり準備すれば怖がる必要は全くありませんのでご安心を!

階段の段数・所要時間は?

シーギリヤロックの登山道はほぼ全編が整備された階段です。入口から頂上までは約1,200段とも言われ、登り切るには平均で30〜60分程度かかります。

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途中に休憩所やベンチはほとんどありませんが、ライオンテラスで一旦腰を下ろして休めます。普段あまり運動しない方でも、ゆっくりマイペースに登れば大丈夫。実際ガイドさんいわく小学生からお年寄りまで多くの方が登頂に成功しています。

所要時間を短くしたければ朝イチが断然おすすめです。開門直後(朝7時前後)なら気温も低く日差しも弱いので体力の消耗が少なくて済みますし、団体観光客が来る前で階段の渋滞もありません。逆に正午〜午後は直射日光で岩肌が熱せられ蒸し暑く、上るそばから汗だくになります。

「暑さでクラクラして途中リタイア…」なんてことにならないよう、ぜひ早めの時間帯に計画しましょう。

高所が苦手でも大丈夫?

シーギリヤロック登山で少し怖いと感じるポイントがあるとすれば、終盤の鉄製階段です。頂上直下の区間は岩壁に沿って幅の狭い階段が架けられており、足元下は崖になっています。

高さに敏感な方は「ひゃ〜!」となるかもしれませんが、しっかり手すりもあるので掴まりながら焦らず登れば問題ありません。下を見ず前を向くのがコツです。

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強風の日は帽子など飛ばされないよう注意しましょう。また、この終盤区間は基本的に登り専用・下り専用でルートが分かれており、人とすれ違う心配は少ないです(下山時は別の階段を降りるよう指示されます)。

なお万が一途中で「やっぱり無理!」となった場合、ライオンテラスで待機して同行者の帰りを待つという手もあります。実際、小学生のお子さんが途中で怖がって引き返し、祖母と一緒に下で待ったという家族の体験談もありました。

無理せずご自身や仲間のペースで進みましょう。

蜂(スズメバチ)への注意

シーギリヤロックで稀に話題に上るのが野生の蜂(スリランカでは大型のスズメバチ)が棲息している点です。特に暑季にはライオンテラス付近に蜂の巣があり、大声や大騒ぎで刺激すると一斉に攻撃してくることがあると案内板にも書かれています。

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とはいえ通常は人間に興味はなく、こちらから刺激しなければ刺されることはまずありません。観光中は蜂に遭遇しても騒がず、静かにその場を離れるようにしましょう。

幸い、観光当局も対策しており近年は被害報告はごくまれです。それでも心配な方は薄手の長袖を着る、虫除けスプレーをしておく程度の対策を。ガイドさんによれば、むやみに手を振り回したり走ったりしなければ大丈夫とのことでした。

子連れ&シニアもOK?

シーギリヤロックには地元の学校遠足で訪れる子ども達や、元気なお年寄り観光客もよく見られます。小学生くらいのお子さんであれば自力で登れるケースが多いですし、実際に7〜9歳のお子さんを連れて登った日本人家族の体験では「休み休みなら子どもも楽しんで登れた」とのこと。

ラクシャン

ただし幼児や未就学児の場合は抱っこして登る必要があるため、保護者の体力と安全確保が求められます。階段はしっかり整備されているので岩登りのような危険箇所はなく、小さい子を抱いて登っている方も見られます。

もしお子さんやシニアの同行者が途中で疲れたり怖がったりした場合、先述のようにライオンテラスなど比較的安全な広場で待ってもらうこともできます。特にライオンテラスには日陰もありますし、岩陰に座っておやつ休憩しながら他の登頂組を見送ることが可能です。

実際、あるご家族では小学3年生のお嬢さんとおばあ様が中腹で待機し、ご両親だけ頂上まで行ったそうです。無理せず柔軟に対応できるのも個人旅行の良いところですね。なお小さな子には水分補給と飴ちゃんをお忘れなく。道中売店は無いので、水筒やおやつを持参し、疲れた時のエネルギー補給をできるようにしておきましょう。

旅の実用Tips:服装・持ち物など

シーギリヤロック観光をより快適にするための実用情報をまとめます。服装や持ち物、現地での言語対応などチェックしておきましょう。

適切な服装と履き物、現地の言語(英語)対応

熱帯の屋外で30分以上の階段登りを伴うため、動きやすく涼しい服装が基本です。Tシャツにハーフパンツ、通気性の良い長ズボンやレギンスにスポーツウェアなど、汗をかいても快適なものにしましょう。

さつき

シーギリヤロックは宗教施設ではないので肌の露出制限は特にありません(肩や膝が出ていてもOKです)。ただし日差しが強いので、女性は薄手の長袖シャツやストールを羽織って日焼け対策すると安心です。

足元はスニーカーなど歩きやすい靴がおすすめ。実際サンダルでも登れなくはないですが、階段で足場が悪い箇所もあるので滑りにくいスニーカーがベターです。特に雨上がりだと階段が濡れて滑りやすいため、つま先が覆われた靴が安全です。どうしてもサンダル派の方も、踵の固定できるタイプを選びましょう。

帽子・サングラスも忘れずに。岩山には日陰がほとんど無く、正午近くは照りつける太陽から目と頭を守るのが大事です。ただし強風時に帽子が飛ばされやすいので、顎紐付きや飛ばない工夫を。また小雨が心配な時期なら折り畳み雨具もあると良いですね。

持って行くと良いもの

  • 水・飲み物: 登頂前に必ず十分な水分を用意してください。入口近くに売店や簡易カフェがありますが、それより先では購入できません。熱中症予防のため500ml以上の水(できれば1L程度)を持参しましょう。環境保護のため再利用ボトルに入れるか、現地で買ったペットボトルはちゃんと持ち帰るようにします。のど飴や塩タブレットがあると暑さ対策に◎。
  • 軽食・おやつ: 行動食としてエネルギーバーやバナナなどを持っていくと安心です。ただし遺跡内での食事は禁止ではないものの、あまり公然と食べ歩きしないほうが良いでしょう。休憩時にこっそりつまむ程度に。また開封済みの食べ物をリュックの外ポケットに入れておくと、猿に奪われる恐れがあります。猿は人の荷物からでも食べ物を取り出してしまうので、食料やお菓子の包装は匂いが漏れないようしっかりバッグ内部に収納してください。
  • 日焼け止め・虫よけ: 日中に登る場合は日焼け止めクリームを塗っておきましょう。また森林エリアでは蚊に刺されることもあるので、虫よけスプレーや蚊取りグッズがあると安心です。
  • カメラ・スマホ: 絶景やフォトスポットが満載なので、撮影機材はぜひお忘れなく。広角カメラがあると頂上のパノラマが撮りやすいです。予備バッテリーも念のため。ドローンについては飛行禁止なので注意してください(音に蜂が刺激され危険なため厳重に禁止されています)。
  • 小額現金: トイレ利用時のチップや、ガイドを頼む場合の謝礼として小額の現地通貨があると便利です。なお公設ガイドは任意ですが、入口で英語ガイドを頼むこともできます(料金目安:約10~15ドル程度、要交渉)。
  • エコバッグ: 飲み終わったペットボトルやゴミは必ず持ち帰りましょう。小さな袋を持参すれば、自分のゴミを周囲に迷惑かけず持ち運べます。

英語は通じる?現地の言語対応

シーギリヤロック周辺では、基本英語が通じます。 チケット売り場や入口スタッフ、遺跡内の案内看板は英語併記されていますし、公認ガイドさんもほぼ英語対応です。

公認ガイドを依頼すれば遺跡の詳細な説明を聞けますが、日本語ガイドは非常に少ないため(大手旅行会社のツアー以外ではまずいません)、個人旅行の場合は英語ガイド利用が現実的です。

英語が苦手な方は事前に日本語解説のサイトやガイドブックで予習しておくと良いでしょう。

ラクシャン

シーギリヤ村自体は小さな集落ですが、観光地なのでホテルやレストラン店員も簡単な英語で対応してくれます。道案内や料金交渉程度なら身振りでも何とかなりますので心配いりません。

なお公衆トイレは入口付近にあり、利用料は数十ルピー程度チップを置くと喜ばれます。現地通貨の細かいお札かコインも用意しておきましょう。

入場料・開園時間など基本情報

開園時間

シーギリヤロックの遺跡エリアは毎日早朝5:00から18:30まで開いています(最終入場は17:00頃)。しかし暗いうちから登る人はほとんどおらず、実質的には6~7時台から人が動き出す感じです。

朝日鑑賞目的なら5時台に入場し始める人もいます。夕方は17:30頃からスタッフが下山を促し始めますので、日没直前まで頂上にいるのは避けましょう(17:45にはフレスコ画エリアを閉鎖)。

入場料

外国人観光客の入場料は大人1名あたり30〜35米ドル相当です(2025年時点では35ドルに値上げされています)。チケットには隣接のシーギリヤ博物館の入館料も含まれます。スリランカ在住者や周辺国(SAARC加盟国)観光客は割安料金が設定されています。子ども料金は6〜12歳が20ドル程度、6歳未満は無料です。チケットブースは入口手前の博物館横にあり、USD現金かクレジットカードでの支払いも可能です(現地通貨ルピー払いも可ですが為替レート次第ではUSDのほうが得なことも)。

シーギリヤ博物館

チケット購入場所に併設された博物館には、シーギリヤの発掘史や出土品の展示、遺跡の模型などがあり、時間があればぜひ立ち寄りたいスポットです。冷房が効いており休憩がてら見学できます。朝一番に登頂し降りてきた後で、クールダウンしながら回ると良いでしょう。展示説明は英語が中心ですが、映像資料などもあります。

トイレ

園内のトイレは博物館内および入口付近にあります。登山ルート上には無いので、登る前に必ず済ませておきましょう。特に小さなお子さん連れは注意です。

撮影・ドローン

一般の写真撮影はOKですが、前述のとおりフレスコ画(壁画)エリアのみ撮影禁止です。またドローンの持ち込み・飛行は厳禁となっています。違反すると機材没収や罰金の可能性もあるので絶対にやめましょう。

岩の上からの空撮は魅力的ですが、安全と遺跡保護のため我慢です。

その他マナー遺跡の構造物の上に立ったり座ったりしないこと、野生動物(猿やリス、野良犬など)に餌を与えないことは守りましょう。遺跡内は禁煙です。

ラクシャン

ゴミは各自で持ち帰り、古代の落書きに倣っても決して現代の落書きをしないようお願いしますね!

「登らない」新しい楽しみ方:ピドゥランガラ岩と周辺スポット

実は「シーギリヤロックには登らず外から眺める」という楽しみ方も密かな人気です。

「え、登らないなんてもったいない!」と思うかもしれませんが、岩の上にいないからこそ見える絶景があるんです。その代表が、シーギリヤの隣に位置するピドゥランガラロックからの眺め。

ピドゥランガラロックから望む絶景

ピドゥランガラ岩から望むシーギリヤの夕焼けシルエット

シーギリヤロックから北に約2km、車で5分ほどの場所にある小高い岩山がピドゥランガラです。こちらも歴史ある修道院跡が頂上近くにあり、近年は穴場の展望スポットとして人気急上昇中。

頂上からは真正面にシーギリヤロックを見渡せるため、「シーギリヤの写真を撮るならこちら!」とまで言われています。特に朝焼け・夕焼け時はシルエットになったライオンロックが浮かび上がり、神秘的な光景になります。

ピドゥランガラへの登山はシーギリヤよりややワイルドで、後半に大きな岩の間を体を使ってよじ登るプチ岩登りが必要です。所要は30分程度ですが、ちゃんとスニーカーで行きましょう。

さつき

入場料はわずか約1,000ルピー(≒約400円)で、登山口の寺院への寄付という扱いです。拝観のため女性は肌を隠す布を貸してもらう必要がありますが、登山中は動きやすい服装でOK。

シーギリヤかピドゥランガラか」と悩むなら、両方が断然おすすめ!時間が許すなら是非ハシゴしてください。定番コースは、早朝5時にピドゥランガラに登り朝日を見る→下山後すぐシーギリヤに移動し朝の涼しいうちに登頂、という流れです。

ラクシャン

実際このプランで午前中に2つの岩を制覇した旅行者も多く、体力は使いますが「最高の朝になった!」との声が多数あります。朝日に染まるシーギリヤを眺め、続けて実際にシーギリヤに登って遺跡を楽しむ…なんとも贅沢な冒険ですよね。

フォトジェニックな周辺スポット巡り

「シーギリヤは登らず写真だけ」という場合や、時間に余裕のある方は、ぜひ周辺のフォトスポット巡りもしてみましょう。現地のトゥクトゥク運転手に頼めば、シーギリヤロックが綺麗に見えるビューポイントをいくつか案内してくれます。実際に現地メディアのインターン生たちも体験した例では、以下のようなスポットを巡っています。

周囲の壕(ほり)沿い

岩を囲むお堀の周辺道路からは、ライオンロックを間近に仰ぎ見る写真が撮れます。特に朝は光の具合が良く、緑の水面から岩が顔を出す光景が絵になります。運が良ければ堀にワニや野生のゾウが姿を見せることもあるとか。まさにプチ・サファリ気分ですね!

ジャングルのツリーハウス

とある農家の敷地内には、高い木の上に展望台代わりのツリーハウスがあります。ここに登らせてもらうと、林の上からシーギリヤロックを望むユニークなアングルの写真が撮れます。ちょっとしたアドベンチャーですが、まるで秘密基地に登る子どものようなワクワク感がありますよ。

湖畔のパノラマスポット

シーギリヤ近郊には大小の湖(貯水池)が点在しています。特におすすめなのが、シーギリヤの北西にある湖からの眺め。茂みを抜け視界がパッと開けると、湖面の向こうにシーギリヤロックとピドゥランガラロックが仲良く並ぶ絶景が!水鏡に映る二つの岩山はまさに絶好の写真スポットです。夕暮れ時にはオレンジ色の空をバックにシルエットが映え、感動的な一枚になります。

水庭園の池に岩がリフレクションする早朝ショット

こうした穴場スポットはガイドブックに載っていないことも多いですが、現地ドライバーに直接交渉すれば案内してくれることが多いです。目安として2時間ほどのトゥクトゥク周遊ツアーで1台あたり1500ルピー前後(約600円)と格安でした。

交渉は多少英語が必要ですが、「Photo tour around Sigiriya!」などと伝えればOK。フレンドリーなドライバーがポーズの指示まで出してくれて、大満足間違いなしですよ。

その他周辺の見どころ

シーギリヤに来たら、近郊の他の世界遺産にも足を延ばすのがおすすめです。車で30分のダンブッラ石窟寺院は黄金の涅槃仏像で有名な仏教遺跡で、山腹の洞窟に美しい仏教壁画と多数の仏像が安置されています。

こちらは階段数が少なめで子連れでも訪れやすく、宗教施設なので肌を隠す服装を忘れずに。

またシーギリヤ周辺は野生のゾウの生息地としても知られ、近くのミネリヤ国立公園カウドゥッラ国立公園ではサファリツアーで象の大群(ザ・ギャザリング)を観察できます。

特に乾季(7〜9月)は数百頭の野生象が集まる光景が有名で、家族連れにも大人気のアクティビティです。

時間に余裕があれば、古都ポロンナルワ(車で1時間半)やアヌラーダプラ(同2時間半)も訪ねてみましょう。壮大な古代都市遺跡が残り、シーギリヤと合わせて「文化三角地帯」のハイライトを網羅できます。

まとめ:シーギリヤロックで冒険と絶景を楽しもう!

シーギリヤロックは、神秘的な古代遺跡の魅力と爽快なアドベンチャー体験が一度に味わえる、スリランカ随一の観光スポットです。高いところや登山が不安な方も、朝早く涼しいうちに挑めばきっと大丈夫。ぜひしっかり準備をして、ライオンロックの頂でしか見られない絶景と歴史のロマンを満喫してください。カメラ片手に汗をかきつつ階段を登りきった達成感は、きっと旅のハイライトになることでしょう!

最後にポイントを箇条書きで振り返ります。

  • アクセス: コロンボから車で約4時間。公共交通はバス+タクシー併用で安価に行ける。ダンブッラ町を拠点にするのも便利。
  • 登頂時間: 約1200段・40〜60分の階段登り。朝一の登頂が涼しく混雑も少なくおすすめ。
  • 見どころ: フレスコ画の美女壁画(撮影禁止)、鏡の壁の古代落書き、巨大ライオンの足像、岩頂の宮殿遺跡と360°ジャングルビュー。
  • 服装・持ち物: 動きやすい通気性の良い服装。スニーカー必須。帽子・日焼け止め・水を忘れずに。猿対策で食べ物は隠す。
  • 安全対策: 急な階段は手すり有り。高所が苦手な人は足元を見ずにゆっくり。蜂に注意し大声NG。子どもやシニアは無理せず休憩を。
  • フォトスポット: 登頂中はライオンテラスや頂上からの眺めが◎。登らない場合はピドゥランガラ岩からシーギリヤを一望する絶景も必見。トゥクトゥクで周辺湖やツリーハウス巡りもユニーク。
  • 周辺観光: ダンブッラ石窟寺院やミネリヤ国立公園のサファリなど、シーギリヤ周辺には家族で楽しめるスポット多数。文化好きはポロンナルワ遺跡もぜひ。
さつき

天空の古城シーギリヤロックで、最高の冒険と絶景に出会えますように!🦁🌿

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