スリランカの中央高地:ホートン・プレインズ国立公園完全ガイド ~雲海に浮かぶ高原トレッキング~

スリランカの中央高地:ホートン・プレインズ国立公園完全ガイド ~雲海に浮かぶ高原トレッキング~
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ホートン・プレインズ国立公園(Horton Plains National Park)は、スリランカ中央高地に位置する標高約2,100~2,300mの高原に広がる国立公園です。手つかずの雲霧林と草原が織りなす幻想的な風景の中をハイキングできる、世界でも珍しい場所として知られています。

さつき

最大の見どころは、「世界の果て(ワールズエンド)」と呼ばれる絶壁からの大パノラマ! また、公園内には美しいベイカーズ滝や透明度の高い小さな池が点在し、大自然を肌で感じながらトレッキングを楽しめます。

ホートン・プレインズ国立公園は、ユネスコ世界自然遺産「スリランカの中央高地」を構成する3エリアの一つ。ほかの構成エリアには、ピーク・ウィルダネス保護区(聖地アダムスピーク〈スリーパーダ〉を擁する山岳地帯)とナックルズ森林保護区(秘境トレッキングで知られる山脈)があります。

スリランカ中央高地一帯は生物多様性が非常に高く、多くの固有種や希少種が生息することから世界遺産に登録されました。

ラクシャン

中でもホートン・プレインズ国立公園は、もっとも気軽に訪問しやすい高原エリアとして人気があり、欧米やアジアからの観光客にも定番スポットとなっています。

それでは、日本人観光客向けに、ホートン・プレインズ国立公園のアクセス方法動植物ベストシーズンハイキングルートについて、ポイントを押さえて詳しく紹介します!スリランカ旅行の思い出づくりに役立つ情報が満載ですので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

行き方:早朝出発&専用車チャーターがおすすめ

ホートン・プレインズ国立公園へ行くには、ふもとの町から車かタクシーで向かうのが基本です。公共交通機関では公園入口まで行けないため、事前に専用車(タクシーやトゥクトゥク)をチャーターして訪れるスタイルが一般的です。

特に朝早く出発する必要があるため、タクシーチャーターの利用が効率的でしょう。

チャーターなら自分のペースで移動でき、荷物も車に置いて身軽にハイキングを楽しめるなどメリットがたくさん!

スリランカ各地を巡るなら、待ち時間なく快適で時間節約にもなる専用車はとても便利です。日本語で手配できる安心の「スリランカタクシーサービス」(タクシーチャーター手配サービス)などを利用すれば、初めての方でもスムーズに観光できます。

スクロールできます
出発拠点距離(約)車移動時間主な経由地・見どころ
ヌワラエリヤ30 km1時間〜1時間15分アンベウェラ(酪農地帯)、紅茶畑、鉄道最高地点付近
ハプタレー34 km約1時間20分デビルズ・ステアケース(山岳絶景ルート)
ベリフルオヤ42 km約2時間バンバラカンダ滝(スリランカ最高滝)

主要な拠点は上記の3つで、中でも観光客に人気なのが紅茶の町ヌワラエリヤです。

ヌワラエリヤから北側のパッティポラ入口まではわずか約30kmと近く、道路状況も比較的良好。車で約1時間とアクセスしやすいため、ほとんどの旅行者はヌワラエリヤ発着で日帰り訪問しています。

早朝にホテルをチェックアウトしてそのまま向かい、帰りに別の町へ抜ける周遊プランも可能です。例えば、行きはヌワラエリヤから向かい、帰りは南東のハプタレー方面へ抜ければ、途中で断崖沿いの絶景ロード「デビルズ・ステアケース」を体験できます。

また南西方向へ下りベリフルオヤ側に抜ければ、スリランカ一の落差263mを誇るバンバラカンダ滝にも立ち寄れます。ただしベリフルオヤ方面の山道「オヒヤ・カルパンハナ道路」はカーブが多く走行に時間がかかるため、観光ルートとして組む場合は余裕を持った計画にしましょう。

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世界遺産を巡る代表的なモデルコースについては以下記事でも解説しているので参考にしてみてくださいね!

公園の入場料は外国人一人当たり約5,000ルピーで、これに車両の入園料等が加わります。訪問当日の朝はチケットブースで入園チケットを購入しますが、混雑時は購入に時間がかかることもあります。なるべく早めに到着して手続きを済ませると良いでしょう。

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風景を楽しみたいという方には鉄道+タクシーという方法もあります。

タクシーチャーターを利用していれば、駅まで送ってもらい、更に目的地の駅に先回りしてもらいピックアップしてもらうというプランも立てることができます。

公園付近には高原を走る鉄道のパッティポラ駅(北側)とオヒヤ駅(南側)がありますが、いずれも駅から公園入口までは約10km離れており徒歩で3時間かかってしまいますので、どのみちタクシーの利用は必須になりますからね。

早朝出発がマスト! ホートン・プレインズ観光の鍵は「とにかく朝早く動くこと」です。公園の開園時間は朝6時頃ですが、人気スポットのワールズエンドは午前9~10時頃までに到着しないと霧で眺望が真っ白になると言われています。

そのため、多くの旅行者は滞在先をまだ真っ暗な未明に出発しています。ヌワラエリヤ発の場合、朝5時前後には出発するプランが一般的です。

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道中は満天の星空や夜明けの美しい朝焼けが見られることもあり、眠い目をこすりつつも早起きする価値は大いにありますよ。朝日のゴールデンタイムに高原へ向かうドライブは格別の体験です。

ホートンプレインズ国立公園の朝焼け

ホートン・プレインズの動植物:高原に息づく貴重な生態系

標高2,000mを超えるホートン・プレインズ国立公園の環境は、スリランカでも特別です。

公園内は「雲霧林(クラウドフォレスト)」「山地草原(パタン)」のモザイク状の景観で、冷涼で湿潤な気候を好む動植物が数多く生息しています。約3,160ヘクタールという広大な敷地には、植物がおよそ750種類も確認されており、そのうち木本植物(樹木)の約半数がスリランカ固有種です。

森林エリアでは高さ20mにもなる常緑樹が茂り、樹上や枝にはシダやラン、苔がびっしりと付着して独特の原生林らしい雰囲気を醸し出しています。

一方、草原エリアにはススキに似た野草や低木が広がり、ところどころにニョキっと立つキーナの木(ヒメタイサザンカの仲間、傘形の樹形が特徴)がアクセントを添えています。4月頃になるとキーナの木に白い花が咲き、真っ赤な高山ツツジとのコントラストがとても美しい季節です。

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動物相も非常に多様で、確認されている哺乳類は24種、鳥類は87種、爬虫類は9種、両生類は8種にのぼります。特筆すべきは固有種・希少種の多さで、なんと公園内の両生類の91%・爬虫類の89%がスリランカ固有種だと報告されています!

例えば体長わずか数センチのホートン・プレインズトード(カエル)や、緑色の小型トカゲブラックリップドリザードなどはここでしか見られない生き物です。また、夜行性のスリランカヒメロリス(通称スレンダーロリス)は世界で最も希少な霊長類とも言われ、2010年にようやくホートン・プレインズで生体写真が撮影されたほどの“幻の動物”です。

ホートン・プレインズトード(
ホートン・プレインズトード

昼間のハイキングで観察しやすいのは大型の草食動物でしょう。公園内でもっとも数が多い哺乳類はシカの仲間のサンバー(セイロンヌマジカ)で、推定1,500~2,000頭もの群れが生息しています。

運が良ければ林間や草原で草を食む鹿たちの姿を見られるかもしれません。実際に訪れた旅行者の体験談でも、遠くに鹿の群れが見えたという声がよくあります。また樹上性のカオムラサキラングール(スリランカ固有の猿、英名Purple-faced Langur)も注目の動物です。

体に比して大きな紫がかった顔がユニークなサルで、ホートン・プレインズ周辺はこのラングールの重要な生息地の一つです。ただしとても臆病なため、人目に姿を現すかは当日の運次第。双眼鏡があれば高い木の上を探してみましょう。極めて希少なスリランカヒョウも中央高地には生息していますが、こちらは昼間に出会える可能性はかなり低いです。

スリランカヒョウ

鳥類では、極彩色の南国の鳥から高原の固有種まで、多彩なラインナップが揃います。

とりわけバードウォッチャーに人気なのは、スリランカ固有のスリランカ・ホシムクドリ(Orange-billed Starling)やスリランカムクゲラ(Crimson-backed Woodpecker)、愛らしいセイロンヒヨドリ(Yellow-eared Bulbul)など。この公園でしか見られない鳥を求めて訪れる愛好家もいるほどです。双眼鏡やカメラが趣味の方は、ぜひ鳥のさえずりにも耳を傾けてみてください。

スリランカ・ホシムクドリ
スリランカ・ホシムクドリ
リランカムクゲラ
スリランカムクゲラ

ベストシーズンと気候:乾季の快晴&朝晩の寒さ対策は必須

さつき

ホートン・プレインズ国立公園のベストシーズンは、一般的に乾季(1月〜3月頃)とされています。

この時期は雨が少なく空気が澄んでおり、ワールズエンドからの絶景も霧に遮られにくいのが理由です。特に2月〜3月は快晴率が高く、公園内の見通しも良好です。実際、年間で最もベスト中のベストは1~3月といわれ、多くの観光客がこの時期に訪れています。また乾季の前後である10月〜12月も比較的霧が少なく、まずまずのコンディションです。

もっとも霧や雨が多いのは5月〜8月頃で、この時期は南西モンスーン(雨季)の影響で高原も厚い雲に覆われがちです。ただしベストシーズンを過ぎた4月~6月頃でも、公園内は花のシーズンで十分に楽しめます。

上述したように4月は可憐な高山植物が開花する時期ですし、雨上がりには木々の緑がいっそう鮮やかになります。運が良ければ、霧の合間から神秘的な景色が顔を出す瞬間に出会えるかもしれません。

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多少お天気が不安定でも、季節ごとの表情を見せるホートン・プレインズの自然はいつ訪れても魅力的ですよ。

訪問時間帯については、繰り返しになりますが朝一番(できれば午前6~7時台)の入園がベストです。

朝の澄んだ空気の中、朝日を浴びながら歩く高原トレッキングは爽快そのもの。太陽が高く昇る10時以降は急に霧が濃くなり視界が真っ白…というケースが多いため、主要スポットの絶景をしっかり見るためにも早起きしましょう。

逆に「どうしても早起きが苦手…」という方には、夕方近くの入園も一案です。ガイドブック『地球の歩き方』によれば、日の傾く時間帯は夕暮れに染まる草原が美しいとのこと。ただし夕方は閉園時間も気にしなくてはならないので、時間管理はシビアになります。

気候・服装のポイント:ホートン・プレインズは年間平均気温約15℃と涼しく、高原らしい気候です。特に朝晩は冷え込み、乾季の12~2月頃には霜が降りるほど寒くなることもあります。

早朝出発する際はフリースや薄手のダウンジャケットなど防寒着が必須です。一方、日中は日差しが強く歩いていると汗ばむ陽気になります。歩き始めは寒くても、トレッキングの後半には半袖でも平気なくらい暑く感じることも。

重ね着できる服装で上手に体温調節しましょう。また帽子や日焼け止めもお忘れなく。雨季にあたる時期は、念のためレインジャケットやポンチョも持参すると安心です。雨天時は多少ぬかるみますが、通常は強い靴底のトレッキングシューズであれば問題なく歩けます(後述のハイキングルートも参照ください)。

ハイキングルートの紹介:絶景ワールズエンドと周回トレイル

ホートン・プレインズ国立公園のハイキングルートは、公園内を一周する約8〜10kmの周回コースがメインです。多くの観光客は、この「ワールズエンド・トレイル(World’s End Trail)」と呼ばれるルートを歩きます。

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所要時間は通常3時間前後ですが、景色を堪能しながらゆっくり歩いて約4時間ほど見ておくと安心です。歩く距離はそこそこありますが、アップダウンは緩やかで過酷な登り坂はありません。

スニーカーでも歩けなくはないものの、所々に岩場や木の根が張り出した段差があり、雨後は泥濘む箇所もあるため滑りにくいトレッキングシューズで臨むのが望ましいでしょう。

ホートン・プレインズ国立公園のぬかるんだ道

小学生くらいのお子さんからシニアの方まで幅広く挑戦できるコースですが、舗装は一切されていない自然道ですので、自分のペースで焦らず進んでくださいね。

トレッキングコース概要と主な見どころ

公園のビジターセンター横にあるゲートからハイキング開始。しばらく森の中の平坦な道を行くとT字の分岐点に出ます。ここの案内表示に従い、ほとんどの人はまず右手(時計回り)に進みます

ホートンプレインズ国立公園の道案内

理由はもちろん、先にワールズエンドへ向かうため。左手に進む逆回りも一応可能ですが、そうすると最終地点である断崖に着く頃には遅い時間になり、せっかくの眺望が霧で真っ白…なんてリスクがあるのです。

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ぜひ時計回りコースで絶景を先取りしましょう!

分岐を右に進んだら、ほどなくして最初のビューポイント「ミニ・ワールズエンド」に到着です。ここは小規模な崖っぷち展望スポットで、足慣らしにはもってこい。

遠方の景色が見える場所ですが、さらに先に控える本命スポットの前座的存在です。ミニとはいえ崖下までの高さは約30mありますから、のぞき込むと爽快ですよ(くれぐれも身を乗り出さないように!)。

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なお、この地点には簡素なトイレも設置されています。公園内で使えるトイレは非常に少ないので、ここで済ませておくのがおすすめです(※紙がないことも多いので携帯ティッシュを持参しましょう)。

ミニ・ワールズエンドからさらに森林と草原を進んでいくと、いよいよハイライトのワールズエンド(World’s End)に辿り着きます。ここはホートン・プレインズで最も有名な絶景ポイントで、公園南端に位置する高さ約880mの断崖絶壁です。

「世界の果て」とも呼ばれるその崖上からは、目の前に遮るもののない壮大なパノラマ風景が広がります。遥か眼下には熱帯の森や茶畑、その先にサマンラ湖(サマナラ貯水池)の輝く水面も望めます。

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さらに空気が澄んだ日には、なんと遠くアダムスピーク(標高2,243m)の山頂まで見渡せることもあります!

足元から地の底まで切れ落ちたスリル満点の景観は圧巻で、一見の価値ありです。柵や有刺鉄線が設置されており安全面は配慮されていますが、強風の日などは十分注意してくださいね。

ワールズエンド

ワールズエンドで絶景を堪能したら、来た道を少し戻って再び分岐点まで戻ります。そこから今度は残り半分のルート「ベイカーズフォールズ・ロード」へ進みます。

名前のとおり、このルート上には公園随一の滝スポットベイカーズ・フォールズ(ベイカー滝)があります。

ベイカーズフォールズ・ロードは川沿いの下り基調の道で、途中いくつかの小川や天然のプール(水たまり)が連なります。ガバナーズプール(総督のプール)、レグオブマトンプール(羊の足プール)、チムニープール(煙突のプール)などユニークな名称が付いており、由来を想像しながら歩くのも楽しいでしょう。

しばらく進むと、滝の水音が聞こえてきます。遊歩道から少しそれて小川に向かう脇道を下りていくと、木々の間から白い水しぶきが見えてきました…「ベイカーズ滝」に到着です!

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ごうごうと流れ落ちる水流と、岩肌を何段にも滑るように落下する様子は迫力満点。

近くまで降りてマイナスイオンを浴びれば、トレッキングの疲れも吹き飛びます。滝壺の水辺は滑りやすいので足元に気をつけてくださいね。なお、この滝の名前は19世紀にこの地を探検したイギリス人サミュエル・ベイカーに由来します。ベイカーはヌワラエリヤ開発や「ライオンビール」の創始者としても知られる人物で、公園内の彼の銅像を見ることもできます。

ベイカーズ滝

滝を満喫したら、引き返して元の周回コースに戻ります。あとは川沿いの緩やかなアップダウンを経て、ビジターセンターのある入口地点まで戻ってくる流れです。

ゴール近くにはベンチや東屋もあるので、歩き疲れたら休憩しながら景色を振り返りましょう。全行程を終えて駐車場に戻ると、おそらく時刻はまだ10時~11時頃。無事に半日弱のトレッキングが終了です。

時間に余裕があれば、ビジターセンターで展示を見たり、売店で温かい紅茶やスナックを買って一服するのもいいですね。

トレッキングの注意点&快適に楽しむコツ

最後に、ホートン・プレインズ国立公園でのハイキングをより快適に楽しむためのポイントや注意事項をまとめます。

  • 水・軽食の持参:公園内には売店がないため、飲み水や行動食は必ず持参しましょう。徒歩で3~4時間かかるコースなので、最低でも1人あたり500ml~1Lの水を用意してください。朝食を食べる暇がなかった場合は、サンドイッチなど軽食も忘れずに。分岐点付近の景色が良い場所や滝のそばで、ピクニック気分で食べるのも楽しいですよ。

  • 服装・装備:歩きやすいスニーカーまたはトレッキングシューズが必須です。特に雨上がりは道が泥だらけになり靴も汚れますので、汚れてもいい履き慣れた靴で臨みましょう。サンダルやヒール靴は厳禁です。服は朝夕の冷え込みに備えて上着を、昼間は暑くなるので速乾性のTシャツなどを。リュックサックに脱いだ上着をしまいながら、重ね着で調整すると良いです。また標高が高く紫外線が強いため、帽子・日焼け止め・サングラスもあると安心。双眼鏡があると野鳥や遠景観察に役立ちます。雨季はレインウェアや折りたたみ傘、多少の泥でも気にしない替えの靴下などもお忘れなく。

  • 環境保護ルール:公園内はプラスチック持ち込み禁止のルールがあります。入園時、荷物チェックでペットボトル飲料のラベルは剥がされ、使い捨てプラスチック容器(ヨーグルトのカップやプラスチック袋など)は一時的に預けるよう求められます。これはポイ捨て防止と環境保護のためで、園内で出たゴミは全て持ち帰ることが義務づけられています。美しい自然を守るため、観光客もしっかりルールを守りましょう。

  • 安全管理:公園内のハイキングコースはよく整備されていますが、ところどころ足場の悪い箇所もあります。雨の日や直後は滑りやすく、まれに道が冠水して迂回することもあります。無理をせず、危険だと感じたら引き返す勇気も大事です。また野生動物は基本的に人間を避けますが、稀にサルやリスが食べ物を狙って近づくことがあります。食べ物の管理に注意し、野生動物には餌を与えないでください。さらに標高が高いとはいえ日中は熱中症のリスクもゼロではありません。適宜水分補給と休憩をとり、体調に気を配りながら楽しみましょう。

  • チケットとトイレ事情:入園チケットは公園入口のゲートで提示が必要なので、途中で失くさないように持ち歩きます(チケットの半券はハイキング出発地点で回収されることがあります)。トイレはビジターセンター横とミニ・ワールズエンド脇にありますが、いずれも水洗設備が古く清潔とは言えません。紙も基本的にありません。衛生面が気になる方は、出発前に滞在ホテルで済ませておくことを強く推奨します。

以上のポイントを押さえておけば、初めてのホートン・プレインズ国立公園トレッキングも安心です。

道中は世界各国からの観光客も多く、まさに「初心者向けで安全なトレッキング」といえます。仲間同士でおしゃべりしたり、写真を撮ったりしながら、自分のペースで雄大な高原ハイキングを満喫してください!

まとめ ~ ホートン・プレインズ国立公園の魅力

今回のポイントをまとめると以下となります。

  • 標高約2,100mの高原絶景が広がるホートン・プレインズ国立公園。断崖ワールズエンドベイカーズ滝など見どころ満載で、世界自然遺産「スリランカ中央高地」を構成するエリアの一つです。
  • アクセスは専用車チャーターが便利で、ヌワラエリヤから車で約1時間と日帰り可能。早朝5時頃に出発し、朝の澄んだ空気の中でハイキングを始めるのがベストです。日本語対応のタクシー手配サービスもあり、移動はスムーズで快適。
  • 気候は冷涼で変化が激しいのが特徴。特に1~3月の乾季は晴天率が高く絶景チャンス!朝晩は10℃以下に冷え込むためフリースや上着を用意し、昼間は半袖になるくらい暑くなるので重ね着で調節しましょう。
  • トレッキングコースは約8~10km・所要3時間ほど。高低差は緩やかですが未舗装の自然道なので、歩きやすい靴十分な飲料水を準備してください。トイレは非常に少ないため事前に済ませ、ゴミは必ず持ち帰るなど公園のルールを遵守しましょう。
  • ホートン・プレインズならではの動植物にも注目!サンバー(シカ)や希少な紫顔のサルなど野生動物に出会えるチャンスがあり、高山植物が咲き誇る風景も見どころです。雄大な自然の中のハイキングは、一生の思い出になること間違いありません

おわりに:スリランカ旅行を最高のものとするために!

紅茶の丘を抜け、レトロな列車で霧の高原へ――
世界遺産8カ所・サファリ・ビーチリゾート・本場アーユルヴェーダ。北海道より小さな島にすべてが詰まった宝石箱、それがスリランカです。

 

 

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