スリランカ・バワ建築ホテル完全ガイド:自然と調和するおすすめの極上リゾート

スリランカ・バワ建築ホテル完全ガイド:自然と調和するおすすめの極上リゾート
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スリランカのホテルを語る上で欠かせない存在が、建築家ジェフリー・バワ(Geoffrey Bawa)が設計したホテル群です。

バワは熱帯建築の巨匠と称され、38歳で建築家に転身して以来、スリランカの豊かな自然や文化を大胆かつ緻密に取り入れた空間を次々に生み出しました。彼の手がけたホテルに一歩足を踏み入れれば、まるで周囲の自然と一体化したかのような心地よい空間を体験できると大人気です。

バワ建築の特徴は、以下の通りです。

自然との融合:敷地にもともと存在する木々や岩を壊さずに建物の一部として取り込む手法。建物内部に中庭や水盤を設け、屋外の風景と連続する開放的な空間を創出しました。


光と影の演出:建物の柱や開口部を規則的に配置し、計算し尽くされた光と影のコントラストを生み出しています。時間帯や季節で表情を変える陰影もデザインの一部です。


屋内外のシームレスなつながり:壁や仕切りを極力取り払い、ロビーや客室からテラスへ視界がそのまま自然へ溶け込むレイアウトを採用しました。心地よい風が通り抜ける半屋外空間は、熱帯リゾートならではの開放感を演出します。

ラクシャン

こうした独創的なデザインは世界中で高く評価され、後年には高級リゾート「アマン」の設計にも大きな影響を与えたほどです。

また、今やリゾートホテルの定番となったインフィニティプール(プールの水面と海や湖が一続きに見える仕掛け)を初めて考案したのもバワと言われています。

本記事では、スリランカ初心者の方に向けてジェフリー・バワ設計の主要ホテルを網羅的にご紹介します。

それぞれのホテルの魅力や特徴的なデザイン要素、価格帯や立地、宿泊者の口コミ傾向まで詳しく解説し、アーユルヴェーダやサファリ、世界遺産観光と組み合わせて効率よく巡る旅のコツもお伝えします。バワ建築に触れる極上のステイ体験をぜひ旅の計画に役立ててください。

目次

ジェフリー・バワとは?熱帯建築の巨匠の足跡と思想

まずはホテル紹介の前に、建築家ジェフリー・バワについて簡単に触れておきましょう。1919年生まれのバワはイギリスで法律を学んだ後、30代後半で建築家に転身した異色の経歴を持ちます。

ジェフリーバワ
ラクシャン

西欧や南アジア各地を旅して各国の建築に触れた経験から、伝統とモダニズムを融合させた独自の「トロピカル建築」を確立しました。

さつき

その根底にあるのが先述した「自然との共生」という思想です。バワは「庭の中の孤独な人」とも呼ばれ、生涯を通じて自然景観と建築空間の調和を追求しました。

バワはスリランカ各地に数多くの傑作建築を残しましたが、中でもホテル作品は世界的に有名です。彼の設計した空間にはスリランカの風土が息づいており、訪れる人々に強い感銘を与えます。

「バワ建築を巡るためにスリランカへ行く価値がある」とさえ言われるほどで、建築ファンのみならず多くの旅行者を惹きつけています。バワの名声は海外にも広がり、前述のようにアマンリゾートをはじめ世界のリゾートデザインにも影響を与えました。

また、彼自身がデザインした空間を存分に味わってもらうため、自身の自宅や別荘までも宿泊施設として公開した点も特筆に値します(後述の「ナンバー11」や「ルヌガンガ」がそれに当たります)。

それでは、いよいよスリランカ各地に点在するバワ建築ホテルの数々を見ていきましょう。各ホテルの特徴や魅力、設備やサービス、そして実際に泊まった旅行者の声を交えながら紹介します。

バワ建築ホテル一覧と詳説

ヘリタンス・カンダラマ(ダンブッラ)

ヘリタンスカンダラマ
朝のヘリタンスカンダラマ

スリランカで最も有名なバワ建築ホテルと評される内陸部のリゾートホテルです。【スリランカ中央部(ダンブッラ)】に位置し、周囲をジャングルと湖に囲まれたロケーションが最大の魅力です。

世界遺産シーギリヤ・ロックをカンダラマ湖越しに遠望できる立地で、ホテル自体が巨大な岩山に張り付くように建てられている外観は圧巻です。

建物の壁面は蔦や樹木に覆われ、年月とともに周囲の森に溶け込むような姿はまさに「天空の城ラピュタ」の遺跡さながら。客室の窓を一歩外に出れば鬱蒼とした緑に包まれ、まるでジャングルのツリーハウス(樹上の家)に泊まっているような不思議な感覚を味わえます。バワが掲げた「自然との融合」というメッセージがストレートに伝わる一軒です。

設備・サービス面でも定評があります。内陸とはいえ5つ星の高級ホテルであり、スパ、フィットネスジムなど一通りの設備が整います。特に評判なのが3か所あるプールで、中でもカンダラマ湖と一体化して見えるインフィニティプールはぜひ体験したい施設です。実際に水に浸かれば言葉にならない解放感と爽快さで、旅の疲れも一気に吹き飛ぶでしょう。【料理】はビュッフェ形式でセイロンカレーから洋食・中華まで種類豊富と好評で、味も美味しいと評判です。屋外レストランからは湖やシーギリヤの景色を眺めながら食事を楽しめます。

ヘリタンスカンダラマのビュッフェ
ヘリタンスカンダラマのビュッフェ

立地・アクセスは唯一の難点とも言えます。コロンボ空港から車で約3.5時間、ダンブッラの町から約30分と移動に時間がかかります。周囲は手つかずの自然に囲まれており観光施設やレストランは近くにありません(その分、ホテル内で静かな滞在を満喫できます)。シーギリヤやポロンナルワ、ミンネリヤ国立公園(野生の象のサファリで有名)など文化三角地帯の観光拠点となるロケーションですが、観光地へは車で30分~1時間程度と距離があります。そのため、後述するタクシーチャーターを利用して効率よく回るのがおすすめです。

宿泊料金は1泊あたり約15,000~25,000円程度から(時期・プランによる)。内陸にある分、沿岸部の同クラスホテルよりやや手頃な傾向にあります。コストパフォーマンスの高さも人気の理由です。

口コミ:建築と自然が完璧に調和していて感動した」「ジャングルの中にいるような非日常感が素晴らしい」と、その唯一無二の世界観に圧倒される声が多数あります。また「ビュッフェ料理がおいしく種類も豊富」「スタッフが親切でサービスが行き届いている」とホスピタリティ面も高評価です。一方で「立地がかなり奥地でアクセスが悪い」という指摘も見られ、移動の大変さを挙げるコメントもあります。ただし「それでも一度は泊まる価値がある」と総じて評価は高く、迷ったらまず選んで間違いないバワホテルの筆頭と言えるでしょう。

ジェットウィング・ライトハウス(ゴール)

ジェットウィング・ライトハウス
ジェットウィング・ライトハウス

スリランカ南部ゴール近郊、インド洋に面した高台の岬に建つ5つ星リゾートホテルです。バワ晩年の作品で、「ヘリタンス・カンダラマが“山の傑作”なら、こちらは“海の傑作”」とも称されます。

その名の通りゴール旧市街の灯台を見渡す位置にあり、建物全体がまるで沖へと漕ぎ出す船のようなユニークなデザインが特徴です。エントランスを入るとまず目に飛び込むのが、らせん階段に配置された躍動的な銅製の彫刻群

バワと親交の深かった芸術家ラキ・セナナヤケによる作品で、17世紀に起きたポルトガル軍vsシンハラ王国の「ランデニヤの戦い」を表現しています。一般的なリゾートではまず見られない大胆なアートの演出で、訪れた人を圧倒する仕掛けです。

建物はバワらしく周囲の地形に寄り添うよう設計されており、敷地内の岩肌や高低差をあえてそのまま活かした配置になっています。外壁は現地で採れる天然顔料「サマラ」を混ぜ込んだ独特の黄土色(いわゆるバワ・マスタードカラー)に塗られ、青い海と空、緑のヤシに映える印象的な景観を生み出しています。

ロビーは吹き抜け構造で、潮風が通り抜ける開放的な空間です。館内随所にバワならではの洗練が感じられ、例えば客室の天蓋付きベッドや調度品の配置ひとつを取ってもシンプルながら優美で、訪れる者をうならせます。

設備は5つ星だけあり充実しています。客室数は約85室と適度な規模で、インフィニティエッジのメインプールのほかサブプール、スパ、テニスコート、複数のレストラン&バーなど滞在中の楽しみには事欠きません。館内の随所に島の芸術家たちの作品が飾られ、特に先述の階段の彫刻やロビーの壁画などアート好きにも堪らない演出が光ります。ホテルから一望できるインド洋の眺めは素晴らしく、プライベートビーチも併設されているため波音をBGMにのんびりと過ごすことができます。

立地はゴール市街地から車で10分程度と観光にも便利です。世界遺産のゴール要塞(旧市街)へトゥクトゥクですぐ出られるので、ショッピングやカフェ巡りも気軽に楽しめます。一方でホテル自体は市街地の喧騒から離れた岬にあるため、静かでプライベート感の高い環境です。空港からは高速道路経由で約2時間半とアクセスしやすく、南部海岸エリアの拠点としても申し分ありません。

宿泊料金は1泊あたり約20,000~30,000円前後が目安。ロケーションや施設水準から考えれば妥当な価格帯ですが、ハイシーズン(12~3月)は満室になる人気ホテルなので早めの予約がおすすめです。

口コミ傾向:インド洋に溶け込むロケーションとホテルの融合が素晴らしく、さすがバワ!」とデザイン面に感嘆する声が多く聞かれます。海を望む眺望や夕日の美しさも評価が高く、「部屋も広々として清潔、アメニティも充実で快適に過ごせた」「スタッフの対応が丁寧でホスピタリティが抜群」とサービス面でも概ね好評です。【食事】に関しては「朝食ビュッフェの種類が豊富で満足」「シェフ直伝のスリランカカレー料理教室が楽しかった」といったポジティブな意見があります。一部「古さを感じる設備もあった」という指摘もありますが、それ以上に「何もしない贅沢を味わえる南国リゾート」として総合評価は非常に高いです。ゴール観光とビーチリゾートを両立できる宿として、新婚旅行や記念旅行にも人気のホテルとなっています。

ジェットウィング・ラグーン(ニゴンボ)

ジェットウィング・ラグーン(ニゴンボ)
ジェットウィング・ラグーン(ニゴンボ)

バワが最初に設計した記念すべきホテルで、旧名「ブルー・ラグーンホテル」(1965年開業)として知られる老舗リゾートです。スリランカ西岸の空港近く、ニゴンボのラグーン(潟湖)とインド洋に挟まれた細長い土地に位置し、そのユニークな立地から「建築と自然の融合」のコンセプトが初めて本格的に試みられた場所と言われます。

バワが手掛けたホテル第1号ということで、後年の作品に通じるデザインの原点が随所に感じられます。たとえばレストランやバー棟は低層の長い建物で風通し良く作られ、水辺の景観を遮らない水平ラインのデザインが取り入れられています。

客室棟は中庭を囲むよう配置され、外観にはコロンボのバワ自邸(ナンバー11)を彷彿とさせる白壁と黒柱のコントラストが用いられています。館内の一部客室は「バワ・ルーム」「バワ・スイート」と名付けられており、開業当時からのオリジナル建築部分に宿泊することも可能です。こうした歴史的価値もあって、建築ファンに人気のホテルです。

現在は大規模改装を経て「Jetwing Lagoon Wellness Resort – A Luxury Reserve」として生まれ変わり、アーユルヴェーダなどウェルネス志向のサービスも充実しています。

特筆すべきは全長100mにも及ぶメインプールで、南アジア最長クラスとも言われる圧巻のスケールです。水面がラグーンと一直線につながるよう設計されており、まさにインフィニティプール発祥の地に相応しい光景が広がります。

スパ施設では本格的なアーユルヴェーダトリートメントが受けられ、心身をリフレッシュする滞在が可能です。客室は木の温もりを活かした上品なインテリアで統一され、広さ・清潔さとも申し分なく快適です。2014年のリノベーション以降、16歳以上の大人限定リゾートとなったため落ち着いた静かな雰囲気で、大人の隠れ家として評価されています。

立地・アクセスの良さも見逃せません。バンダラナイケ国際空港から車でわずか30分ほどと、到着日や最終日の宿泊に最適なロケーションです。ニゴンボ市街へも車で15分程度で、周辺には魚市場やオランダ時代の教会など観光スポットもあります。海岸沿いの喧騒からは少し離れているため、リゾート内では静かに過ごせる一方、必要な買い物なども車で気軽に出られて便利です。

宿泊料金は1泊約15,000円~と、5つ星クラスとしては比較的手頃な設定です(※アーユルヴェーダ集中プランなど特別パッケージは別途料金)。空港送迎付きプランを利用する日本人旅行者も多く、到着後まず1泊して旅の疲れを癒やし、最終日にもう1泊して出発…という使い方をする方もいます。

口コミ傾向:ラグーンと海に挟まれたロケーションが素晴らしく、スタッフも親切」と、景観とサービスの双方で高評価を得ています。「客室が広々として居心地が良い」「100mプールは水が綺麗で感動した」といった声が多く、設備面の満足度も高いです。建築的には「デザインと自然が完璧に融合したホテル」と称賛されており、バワらしい静謐な空間を堪能できるとのコメントが目立ちます。一方、「街中から離れている」「周辺に飲食店が少ない」という指摘もありますが、滞在中の食事はホテルのレストランで済ませるケースが大半のようです。総じて「空港近くでこれほど洗練されたリゾートは貴重」「旅の始まりと終わりにぜひ利用したい」といった声が聞かれ、玄関口ニゴンボでのワンランク上の滞在を求める旅行者に支持されています。

ザ・ブルーウォーター(ワドゥワ)

上空からみたザ・ブルーウォーター
ザ・ブルーウォーター(ワドゥワ)

ジェフリー・バワが生涯最後に設計したホテルとして知られるビーチリゾートです。首都コロンボの南約30km、ワドゥワという町の長閑な海岸沿いに位置しています。

「バワ建築の完成形」とも称されるこのホテル最大の特徴は、何と言っても敷地内に林立する無数のヤシの木と水辺の見事な調和です。バワは設計段階からヤシの配置を綿密に計画し、ロビーや回廊脇に水を湛えた池を配置することで、木々の映り込む水面が至る所で目に入るようデザインしました。

特にメインプールとレストラン前の大きな池にはヤシの木が幾本も島のように植えられており、水と椰子が織りなすコントラストの美しさはまさに圧巻です。夕暮れ時にはオレンジ色に染まる空と海をバックにヤシのシルエットが浮かび上がり、その光景は「バワ建築の極み」と称賛されています。

建物自体は水平ラインを強調したモダンな意匠で、直線的なコンクリート躯体と揺れるヤシの葉の曲線との対比が面白いと評判です。客室棟はコの字型に配され、中庭には水盤とヤシを配置。

ロビーの高い天井や客室へ続く長い回廊の反復する列柱も印象的で、時間帯によって美しい光と影のパターンを作り出します。こうした緻密な空間演出に対し、宿泊者からは「まるで建築芸術の中に身を置いているようだ」との感想も聞かれるほどです。

内装は白や淡いクリーム色を基調にまとめられ、調度品やアートも含めて洗練された南国リゾートらしい上品さがあります。

設備は全140室ほどの大型リゾートらしく、プライベートビーチ、屋外プール(大小複数あり)、スパ、ジム、テニスコート、バー&レストランなど一通り揃っています。サービス面でも行き届いており、館内・客室とも清潔に保たれているとの声が多数です。5つ星クラスの高級ホテルですが、肩肘張らないリラックスした雰囲気が漂っており、ローカルの週末バカンス利用にも人気があります。

立地はコロンボ中心部から車で1~1.5時間程度。ワドゥワの町自体は小規模で周辺観光は多くありませんが、逆に喧騒がないためリゾート滞在に集中できます。南に20kmほど行けばカルタラやベールワラといった海岸町があり、途中にはバワ設計の別荘「ルヌガンガ」も位置します。観光しながら南下する拠点としても利用できるでしょう。

宿泊料金は1泊約15,000~20,000円程度からと、同水準のリゾートに比べれば比較的抑えめです。オフシーズンには更に割安なプロモーションが出ることもあり、バワ最後の傑作を手の届きやすい価格で体験できるのも魅力です。

口コミ傾向:世界的に有名なバワ設計のホテルだけあって、まるで空間アートの中に滞在しているよう」とその完成度を賞賛する声が目立ちます。「建物・家具・装飾のすべてが洗練されていて素晴らしい」「ホスピタリティも抜群だった」と総合評価は高いです。特に多いのが「ヤシの木と水辺の景観が美しく、夕焼けが本当に綺麗だった」というコメントで、思わず写真を撮りたくなる光景に感動する人が続出しています。一方で自然豊かな環境ゆえか「カラスが多く鳴き声が少し気になった」という指摘も一部あります。しかしそれも「南国らしいご愛嬌」と捉える声が多く、全体的には「施設の手入れが行き届いて清潔で快適」「ゆったりと贅沢なリゾート気分を味わえる」と満足度の高い口コミが大半を占めています。

ヘリタンス・アフンガラ(アフンガラ)

ヘリタンス・アフンガラ
ヘリタンス・アフンガラ

スリランカ南西海岸アフンガラ地区にある大型高級ビーチリゾートです。1981年に「トライトンホテル」として開業した歴史あるホテルで、バワ設計の中でも特にリゾート色の強い作品として知られます。

最大の見どころはなんといっても世界初のインフィニティプールです。海と一直線になるよう設計されたプールと、その中に置かれた2人掛けソファ「ラブ・チェア」は、現在では数多くのリゾートで模倣されていますが、ここが元祖だといいます。

夕刻、プール越しに沈む夕日はまさに絶景で、2人並んで腰掛ければ自然と見つめ合う形になるラブチェアの演出とも相まってロマンチックな雰囲気を味わえます。

ホテルのデザイン自体は白を基調としたシンプルかつ開放的な造りで、吹き抜けのロビーからは目の前に広がるインド洋を一望できます。館内には随所に遊び心が感じられ、たとえば階段の壁にはラキ・セナナヤケのスケッチ画が大胆に描かれていたり、客室棟の柱廊が影絵のように美しい格子模様を落としたりします。

内装は「大人かわいい」雰囲気と評され、パステル調のファブリックやアンティーク調家具が南国らしい優しさを醸しています。全154室の客室は広さ充分で、バルコニーからヤシ越しにインド洋を望めます。2010年代に改装が行われたこともあり清潔感・快適性は申し分なく、モダンな設備とレトロなバワデザインが見事に調和しています。

設備は5つ星クラスに相応しい充実ぶりです。メインプールのほか複数のプールや子供用プール、スパ、ジム、テニスコート、3つのレストラン&バーなど、リゾート内で完結して楽しめます。特にメインレストランのビュッフェは朝夕とも品数が豊富で美味しいと好評です。敷地が広大なため、カートでの送迎サービスもあります。スタッフもフレンドリーで、細かな要望にも笑顔で対応してくれると評判です。

立地は先述のライトハウスと同じく南西海岸にあり、ゴール旧市街から車で約1時間北上した場所にあります。周辺は静かなビーチとローカルの村がある程度で、観光スポットや商業施設はほとんどありません(ホテル滞在に集中するには好環境)。空港からは高速道路経由で約2時間強です。なお、アフンガラ駅という小さな鉄道駅が徒歩圏内にあり、コロンボ方面へのローカル列車も利用できます。

宿泊料金は1泊あたり約12,000~20,000円前後と、同地域の5つ星ホテルに比べると比較的リーズナブルです。これは「バワ設計ホテルの中で最も手頃な価格帯」とも言われており、予算を抑えてバワ建築リゾートを体験したい人には魅力的な選択肢です。

口コミ傾向: 「ロビーから海まで視界が開けており圧倒的な開放感!インフィニティプールがとにかく素敵だった」と、そのダイナミックな景観に感動する声が多数です。「何もない周辺環境だがホテル内でゆったり過ごせた」「部屋も清潔で広く快適」と設備面も概ね高評価を得ています。食事に関しても「ビュッフェの種類が豊富で飽きない」「地元料理も取り入れていて楽しめた」と良好な反応が多いです。一方、「周囲に店がないのでホテルの売店やルームサービスを利用するしかない」「1階客室は多少カビ臭があった」という意見も見られます。しかし総じて「価格以上の価値があるリゾート」「ビーチでのんびり過ごすには最高のホテル」との声が多く、バワ作品の中でもコストパフォーマンスの高さも相まって根強い人気を誇るホテルです。

アヴァニ・ベントータ・リゾート&スパ(ベントータ)

アヴァニ・ベントータ・リゾート&スパ(ベントータ)
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スリランカ南西部ベントータのビーチ沿いに建つリゾートホテルです。もともとは1971年に開業した「ホテル・セレンディブ」で、バワが手掛けた初期のビーチリゾート作品として知られます。2011年に全面改装され「アヴァニ・ベントータ」として生まれ変わりましたが、建物自体はバワ当時の意匠が色濃く残っており、随所に彼のデザイン哲学を感じられます。

ホテル入口を抜けるとまず中庭に大きな池が配されており、まるで日本庭園のように計算された景観が広がります。客室へ続く長い回廊には一定間隔で開口部が設けられ、額縁が幾重にも連なるような幾何学的眺望が生み出されています(フォトジェニックなスポットとして人気)。

建物の構造自体は横長の2階建てで、バワが得意とした水平ラインのデザインがベントータの青い空と海に映えます。

中庭や回廊には元から生えていた木々がそのまま貫かれるように配置されており、「切らずに残して屋根から葉を茂らせている木」がバワらしいと宿泊者を驚かせています。客室数は75室と中規模で、プライベート感を保ちつつリゾート全体に目が行き届くちょうどよいサイズ感です。

設備は改装済みということもありモダンで快適です。屋外プールは大小2か所あり、特にメインプールは広く開放的で気持ちが良いと評判です。スパ、ジム、キッズルームなども備え、ファミリーからカップルまで幅広い客層に対応しています。ビーチはホテルの目の前で、サンセット時には波打ち際の散歩やマリンスポーツを楽しむこともできます(ライフガード常駐)。ダイニングでは各国料理に加え新鮮なシーフードやスリランカ料理も提供され、特に朝食ビュッフェの評価が高いです。「焼きたてのロティ(パン)が美味しかった」「南国フルーツが豊富」といった声も聞かれます。

立地はベントータ駅から徒歩5分程度、海岸と鉄道に挟まれた場所にあります。実はベントータ駅の駅舎もバワの設計で、ホテルと併せて訪れるのも一興です。コロンボから車または鉄道で約2時間、ゴールから車で約1時間とアクセスは比較的便利です。ホテル周辺にはローカルのレストランや土産物屋も点在しており、外食や買い物にも困りません。観光ではバワの旧邸ルヌガンガ(車で15分)やガレーラ要塞(車で1時間)などが射程圏内です。

宿泊料金は1泊あたり約10,000~18,000円ほど。リゾートホテルとしては手頃な部類で、特にオフシーズンはコストパフォーマンス良好です。

口コミ傾向: 改装後ということもあり「部屋が新しく綺麗で広々としている」「プールも清潔で快適」とハード面の評価が高いです。「スタッフの対応が素晴らしく、気持ち良く過ごせた」「ホテル全体に南国らしい落ち着きがあってリラックスできる」とサービス・雰囲気面もおおむね好評です。バワ建築としては「中庭や回廊のデザインがユニークで写真映えする」「建物内に光や風が通り抜けて心地よい」といった声が聞かれ、初めてバワ作品に触れた旅行者からも感嘆のコメントが寄せられています。一部「改装前の名残で設備に古さを感じる箇所もあった」「鉄道が近く通るので音が気になる瞬間があった」との指摘もありますが、全体としては「価格に見合う良質なビーチリゾート」として評価が安定しています。バワ入門編としてもおすすめできるホテルです。

パラダイスロード・ザ・ヴィラ・ベントータ(ベントータ)

パラダイスロード・ザ・ヴィラ・ベントータ(ベントータ)
パラダイスロード・ザ・ヴィラ・ベントータ(ベントータ)

ベントータにある全14室のブティックホテルで、ジェフリー・バワが手掛けた初期の小規模ホテルです。元々は1880年代築のムードのある邸宅をバワが1970年代に改修し「ザ・ヴィラ・モホティ」として開業させたもので、スリランカ初の本格的ブティックホテルとも言われます。

その後オーナー交代を経て「パラダイスロード・ザ・ヴィラ・ベントータ」として洗練されたデザインホテルに生まれ変わりましたが、建物そのものは当時の面影を色濃く残しています。バワ自身が一時所有していたこともある由緒ある建物で、各所に彼の美意識が感じられる贅沢な空間です。

客室はそれぞれ内装のテーマが異なり、アンティーク家具とモダンアートを組み合わせた唯一無二のデザインが魅力です。ティー・プランテーションを思わせる天蓋付きベッドの部屋や、真っ白な漆喰壁にカラフルなクッションが映える部屋など、どの部屋も雑誌に出てくるようなお洒落さ。

敷地内には2つのスイミングプールがあり、プールサイドのラタン調チェアで南国の風を感じながら寛げます。ホテルの敷地はベントータのビーチに面しており、庭園越しにインド洋を望む景色も抜群です(※ビーチへは鉄道の線路を渡る必要がありますが、すぐ目の前です)。全14室と小規模なためスタッフの目が行き届いており、行き届いたパーソナルなサービスにも定評があります。

立地はベントータ駅から車で5分程度とアクセス良好。周辺は同じくバワ設計の「クラブ・ヴィラ」やAVANIなどブティックホテルが点在するエリアで、閑静で治安も良いです。ルヌガンガ庭園へも車で10分ほどなので、滞在中に訪れてみるのもおすすめです。コロンボからは車で約2時間、空港からは2.5時間程度かかります。

宿泊料金はブティックホテルらしく1泊あたり約30,000円~と高めですが、その価値は十分にあるとの声が多いです。「隠れ家感のあるラグジュアリーな空間は価格以上の満足感」という口コミもあり、記念日の滞在先として人気です。

口コミ傾向:インテリアのセンスが素晴らしく、美術館に滞在しているよう」「スタッフが家族のようにもてなしてくれる」と、デザイン面・サービス面ともに絶賛されています。特に欧米からの旅行者に評価が高く、TripAdvisor等でも常に上位にランキングされています。日本人からも「まるでバワの邸宅に招かれたような特別な体験ができた」「静かでプライベート感があり居心地抜群」といった声が上がっています。食事も評価が高く、「朝食のスリランカ風パンケーキが絶品だった」など料理目当てのリピーターもいるほどです。強いてネガティブな点を挙げれば「客室によってはバスルームが手狭」といった指摘や、「鉄道の通過音が時折聞こえる」程度ですが、いずれも滞在満足度を大きく損なうものではありません。総じて「人生で一度は泊まるべき極上のブティックホテル」との呼び声も高く、建築好き・ホテル好きならぜひ訪れてほしい一軒です。

クラブ・ヴィラ(ベントータ)

クラブ・ヴィラ(ベントータ)
クラブ・ヴィラ(ベントータ)

ベントータにある全17室ほどのプチホテルで、バワが友人のために設計した別荘を後にホテルに改装したという経緯を持ちます。前述のパラダイスロード・ヴィラとは鉄道を挟んで隣同士に位置し、こちらもビーチに面した長い敷地を活かして建てられています。

バワ自身が「友人をもてなすための家」としてデザインしただけあり、過度な豪華さは抑えられつつも細部まで居心地の良さが追求された空間が魅力です。客室はコロニアル風の趣ある造りで、天蓋ベッドやヴィンテージ調の家具が置かれた落ち着いた雰囲気。

プールや庭園もこぢんまりしていますが手入れが行き届き、庭と建物が違和感なく一体化したデザインはさすがバワといったところです。敷地奥からはベントータビーチに直接出ることができ、日中はプライベートビーチ感覚で海遊びも楽しめます。

サービスは小規模ホテルならではのアットホームさで、「スタッフが名前を憶えて気さくに話しかけてくれた」「オーナー夫妻が温かく迎えてくれた」といった声が聞かれます。【食事】も好評で、特に新鮮なシーフードカレーやフルーツたっぷりの朝食がおいしいと評判です。必要に応じて隣接の姉妹ホテル(パラダイスロード・ヴィラ)のレストランや施設を利用することもできます。

立地はベントータ駅から車で約5分、パラダイスロード・ヴィラのすぐ隣に位置します。徒歩圏内にレストランやマッサージ店も少しありますが、ホテルでのんびり過ごす人がほとんどです。ルヌガンガ邸までは車で約10分と近く、バワ建築巡りの拠点にも適しています

宿泊料金は1泊あたり約10,000~15,000円程度からで、同エリアのバワホテルの中では比較的抑えめです。手頃な価格でバワの建築哲学を体験できる穴場的存在とも言えます。

口コミ傾向:スタッフの気配りが行き届いていて居心地が良い」「小規模で静かなので自分の別荘のように寛げた」とサービス・雰囲気面での評価が高いです。「バワの別荘だった建物ということで趣があり、庭も美しい」「派手さはないが細部までセンスが良い」と建築的にも好評です。パラダイスロード・ヴィラに比べると知名度は低いものの、「リーズナブルにバワ建築を味わえる隠れ家」「ルヌガンガ訪問のついでに泊まって正解だった」といった声もあり、根強いファンがいます。総じて「派手さより静かな癒しを求める大人にぴったり」なバワホテルと言えるでしょう。

ヘリタンス・アーユルヴェーダ・マハ・ゲダラ(ベールワラ)

ヘリタンス・アーユルヴェーダ・マハ・ゲダラ(ベールワラ)
ヘリタンス・アーユルヴェーダ・マハ・ゲダラ(ベールワラ)

本格アーユルヴェーダ専門リゾートです。1976年にバワが設計した「ネプチューン・ホテル」を、後にウェルネス施設として全面リニューアルした経緯があります。

バワ建築ならではの開放的な空間を活かしつつ、ストレスフリーに過ごせるようシンプルでクリーンな内装に改装されています。宿泊者は基本的にアーユルヴェーダ治療を目的とした長期滞在者が中心で、チェックイン時にドクターの問診を受け、各自に合わせた施術やヨガ・食事プログラムが提供されます。

ホテルというよりは滞在型のホリスティック・サンクチュアリ(聖域)といった趣で、アルコール提供なし・全館禁煙・テレビ無しという徹底ぶり。客室には扇風機付きのテラスがあり、そよ風に当たりながら読書したり瞑想したりと穏やかな時間を過ごせます。

建物自体は2階建てのコの字型で、中央に広いガーデンとプールがあります。バワ設計当時の吹き抜けロビーや白い列柱が残されており、訪れた瞬間に感じる開放感と清々しさはさすがです。

「マハ・ゲダラ(偉大な家)」の名の通り、伝統的な屋敷風の佇まいにどこか懐かしさすら覚えるでしょう。庭園内にはハーブガーデンもあり、アーユルヴェーダで使用する薬草を実際に見ることができます。

立地はコロンボから南へ車で約2時間、ベールワラ地区の海岸沿いにあります。周囲はヤシ林と漁村で静かな環境です。アーユルヴェーダ漬けの日々になるため観光向きではありませんが、希望すれば滞在中1日くらいは外出ツアー(近隣のゴール要塞やルヌガンガ訪問など)も手配可能とのことです。

宿泊料金は1泊あたり約20,000円~(3食と施術プログラム込み)と一見高めですが、トリートメント内容を考えれば良心的です。7泊以上のパッケージで割安になることが多いです。

口コミ傾向:バワ建築の静かな空間で心身が浄化された」「テレビも無い静寂の中、波と鳥の音だけを聞いて過ごしリラックスできた」と、その環境面を評価する声が多いです。施術や食事についても「ドクターが親身」「セラピストの腕が良い」「デトックス料理が思いのほか美味しい」と高評価が目立ちます。一方で娯楽性は皆無なため「エンタメを期待する人には退屈かもしれない」という指摘もあります。しかし滞在者の満足度は総じて高く、「バワの空間で本格アーユルヴェーダを体験できる貴重な施設」として欧米人を含めリピーターも多いようです。スリランカ旅行で身体をリセットしたい方や、建築美に囲まれて心身を癒やしたい方にぜひおすすめです。

ベントータ・ビーチ・バイ・シナモン(ベントータ)

ベントータ・ビーチ・バイ・シナモン(ベントータ)
ベントータ・ビーチ・バイ・シナモン(ベントータ)

1969年にジェフリー・バワが設計し開業した「ベントータ・ビーチホテル」を、近年大規模改装して生まれ変わらせたリゾートです。スリランカで最初期のバワホテルであり、長らく国際的にも高い評価を得てきた名ホテルでしたが、老朽化に伴い一時クローズし、2020年末に現ブランドで再オープンしました。

リニューアルにあたってはバワ設計の意匠を随所に受け継いでおり、例えばロビーに飾られたラキ・セナナヤケ作の銅製レリーフや、メインレストランの天井に吊るされたイナ・デ・シルバ作の色鮮やかなバティック(ろうけつ染め天井布)は、オリジナルホテルから修復の上で再設置されたものです。

白を基調にポップな色彩をアクセントとした新インテリアの中に、こうしたバワ時代のアートピースが違和感なく溶け込んでおり、往年を知るファンからも高く評価されています。

客室数は約160室と以前より拡張され、ファミリー向け施設も強化されました。広々とした3つのプールやキッズクラブ、スパ、そしてビーチでの各種マリンスポーツまで揃い、南国ビーチリゾートとしての充実度は抜群です。ホテル敷地はベントータ川河口の小さな半島全体を占めており、東側に川、西側に海が広がる贅沢なロケーション。敷地内のガーデンも手入れが行き届き、ヤシの木陰にハンモックが吊られるなど絵に描いたようなリゾート風景が楽しめます。

立地はベントータ駅から車で約5分、周囲には他のリゾートホテルが点在するエリアです。徒歩圏内にスーパーマーケットや飲食店もあり便利です。川向こうのアルトゥガマ町にはマーケットもあるので、トゥクトゥクで出かけてみるのも良いでしょう。コロンボからは車で約2時間、ゴールから1時間とアクセスも良好です。

宿泊料金は1泊あたり約18,000~25,000円ほど。5つ星オールインクルーシブリゾートとしては標準的で、内容を考えれば妥当と言えます。

口コミ傾向: 再オープン直後ということもあり、「施設が新しくピカピカで快適」「部屋の内装が明るくセンスが良い」といった声が多いです。「ラキやバティックの芸術作品が飾られていて感激した」「バワ好きにはたまらないホテル」と、リニューアル後もバワの足跡を感じられる点が喜ばれています。サービス面でも「スタッフがとても親切」「GM自ら挨拶に来てくれた」などホスピタリティへの言及があり、シナモングループらしい行き届いた運営が伺えます。ネガティブな点はほとんど見当たらず、強いて言えば「人気で予約が取りづらい」ことくらいでしょうか。往年のバワホテルが現代的なラグジュアリーさを纏って蘇った本ホテルは、今後もスリランカ屈指の名ホテルとして語り継がれていくことでしょう。

ルヌガンガ(ベントータ郊外)

ルヌガンガ(ベントータ郊外)
ルヌガンガ(ベントータ郊外)

ジェフリー・バワが生涯をかけて造り上げた私邸(カントリー・ハウス)で、その広大な敷地の一部が宿泊施設として一般開放されています。バワは1948年にこの土地を購入して以来、亡くなる直前まで少しずつ庭園を改良し続け、「未完の理想郷」とも称される独創的なランドスケープを築きました。

広さ6ヘクタール以上にも及ぶ敷地は起伏に富んだ半島状になっており、一歩足を踏み入れればどこを切り取っても絵になる景色が広がります。

開けた草原、密生するジャングル、鏡のような水面を湛える湖、点在するパビリオン(東屋)や彫刻の数々…。中でもバワが眠る小高い丘「シナモンヒル」からの眺めは、この世のものとは思えないほど美しいと称えられています。

現在泊まれる部屋は敷地内のいくつかの建物に分散して全5~6室程度のみ。ホテルというより「バワの別荘に招かれたゲスト」になる感覚に近いでしょう。各部屋の調度品やインテリアにはバワの審美眼が遺憾なく発揮されており、美術館級のアンティークやオブジェに囲まれて特別な時間を過ごせます。

昼間はバワが愛した庭園を散策したり、湖畔のラウンジでハーブティーを楽しんだり、思い思いに過ごせます。夕暮れ時、静寂の中で鳥のさえずりや木々の音に耳を澄ませていると、時間が止まったような不思議な感覚に包まれるでしょう。

夜はあたり一帯が真っ暗になり、人工的な照明も最低限しかありません(スタッフが懐中電灯で案内)。一般的なホテルのような快適さを求めると戸惑うかもしれませんが、それを補って余りある唯一無二の体験ができる場所です。

立地はベントータ町から内陸側へ車で約15分。周囲は田園と湖以外何もありません。チェックイン・アウトの時間帯以外は外出するゲストもほぼおらず、敷地内でゆっくりと過ごすスタイルになります。宿泊者以外も参加できるガーデンツアー(1日2回)がありますが、宿泊者は朝夕の一般客がいない時間帯に静かな庭を独占できる特権があります。

宿泊料金は1泊あたり約30,000円~と高級ではありますが、部屋タイプによっては20㎡足らずだったりシャワーのみだったりと設備面では現代的ラグジュアリーホテルと異なります。これは「バワの暮らしを追体験する」ための演出でもあり、テレビやプールなど余計なものは一切ありません。そうした点を理解した上で予約する必要があります。

口コミ傾向: 建築・美術好きの旅行者からは「ここでしか得られない極上の没入体験」「バワの世界に浸りきる贅沢」と大絶賛されています。特に欧米の建築家や芸術家からの評価が高く、「死ぬまでに訪れるべき場所」の一つに挙げる人もいるほどです。一方で一般的な旅行者からは「夜が真っ暗で少し怖かった」「虫が多い」といった声もあり、好みが分かれるところでもあります。しかし「それも含めて非日常を味わえた」「便利さとは無縁の時間がかえって新鮮だった」というポジティブな意見が大半です。なお食事は宿泊者専用のダイニングで提供され、「メニューはお任せだったがどれも美味」「地元野菜を使った料理に温かみを感じた」など満足の声が聞かれます。総じて「建築と自然を愛する人にとっては天国のような場所」であり、スリランカ旅行のハイライトに据えるリピーターもいる隠れた名宿です。


バワホテルを巡るモデルコース例(世界遺産・サファリ・アーユルヴェーダ体験付き)

ジェフリー・バワのホテルはスリランカ各地に点在していますが、専用車チャーターを利用すれば効率良く巡りながら主要観光地も併せて訪れることが可能です。

ここではバワホテル滞在と観光を織り交ぜた7日間のモデルコースをご紹介します。初めてのスリランカ旅行でも無理のない工程となるよう、観光名所やアーユルヴェーダ体験も組み込んでみました。

日程行程・宿泊先 (バワホテル)主な観光・過ごし方の例
1日目【ニゴンボ泊】
ジェットウィング・ラグーン
午後:空路コロンボ到着。専用車で約30分のニゴンボへ移動。ホテルで長旅の疲れを癒し、本格アーユルヴェーダスパでリラックス。翌日に備え早め就寝。
2日目【ダンブッラ泊】
ヘリタンス・カンダラマ
午前:専用車でシギリヤ方面へ(約3.5時間)。途中、世界遺産ダンブッラ石窟寺院を見学。午後:ヘリタンス・カンダラマ到着。ジャングルと湖に囲まれた絶景インフィニティプールで泳ぐ。
3日目【ダンブッラ泊】
ヘリタンス・カンダラマ
午前:世界遺産シーギリヤ・ロック観光(頂上から絶景を堪能)。午後:ミンネリヤ国立公園でサファリドライブ(野生の象の群れに遭遇のチャンス)。夜:ホテルのレストランでスリランカ料理に舌鼓。
4日目【ベントータ泊】
パラダイスロード・ヴィラ・ベントータ
または
クラブ・ヴィラ
午前:専用車で南西海岸ベントータへ大移動(約5~6時間)。途中、希望があればキャンディで仏歯寺見学やランチ休憩も可(所要+3時間)。午後:ベントータ着。バワの別荘ルヌガンガ庭園をガイド付きツアーで散策。緑の中でティータイム。
5日目【ゴール泊】
ジェットウィング・ライトハウス
午前:車で1時間、ゴールへ移動。途中、コロンボ〜ゴール間の高速道路サービスエリアで休憩。午後:ゴール旧市街散策(オランダ要塞の城壁や雑貨店巡り)。ジェットウィング・ライトハウスにチェックインし、インド洋を望むプールでひと泳ぎ。夜:ホテル内の高級レストランで創作ディナーを満喫。
6日目【ゴール泊】
ジェットウィング・ライトハウス
終日:ホテルでのんびり過ごすか、オプショナルでヤーラ国立公園の日帰りサファリ(早朝出発)も可能。夕方:ライトハウスの展望テラスでサンセットカクテル。夜:スパイスガーデンを眺めるバーで南国フルーツカクテルを片手に語らう。
7日目(深夜便の場合、7日目未明に空港へ移動)午前:ゴールを出発しコロンボへ(高速で約2時間)。道中、アーユルヴェーダコスメ店や紅茶工場に立ち寄りショッピング。午後:コロンボ市内観光(バワ設計の旧国会ビルやシーマ・マラカヤ寺院など)。夜:空港へ移動し深夜発の帰国便搭乗。

モデルコースのポイント: 初日は空港近くのバワホテルで無理なく休み、2~3日目で文化三角地帯の世界遺産を観光。その後、一気に海岸部まで南下してバワゆかりの地ベントータ・ゴールでビーチリゾートを満喫する流れです。

専用車なら長距離移動の合間に自由に休憩や寄り道もでき、荷物を積んだまま観光ができるので安心です。

上記行程以外にも、時間に余裕があればゴールからさらに東へ足を延ばしバワ最後の設計とされる「ザ・ラスト・ハウス」(タンガル近郊)に宿泊したり、キャンディでバワが手掛けた「ヘリタンス・カンダラマ」を経由するルートなど応用も利きます。

メモ: バワ建築巡りは専用車を使えば2週間程度で主要作品をほぼ網羅することも可能です。短期間で多くを巡る場合は、日本語ガイド兼ドライバー付きのチャーター手配がおすすめです(次項参照)。

移動はタクシーチャーターが断然おすすめ

スリランカでバワ建築ホテルを巡ったり、郊外観光地を効率良く回ったりするには専用車のタクシーチャーターが最適です。

さつき

公共のバスや鉄道は格安ですが路線が複雑で時間もかかり、現地で流しのタクシーを拾って移動交渉するのも英語やシンハラ語の壁があってハードルが高いのが実情です。

その点、日本語で予約・相談ができる政府公認の「スリランカタクシーサービス」なら、初めての旅行者でも安心して利用できます。このサービスは信頼性が高く、何と7年連続で日本人利用実績No.1を誇る実績があります。

経験豊富なドライバーが空港出迎えから各地観光、ホテル間の移動まで希望の行程に合わせて案内してくれます。

車内はフリーWi-Fi完備で荷物管理も不要、各観光地でのチケット手配や写真撮影のお手伝いまで細やかにサポートしてもらえます。「移動も含めて旅を快適に楽しんでほしい」というホスピタリティ精神に溢れており、まさに頼れる存在です。

例えば前述のモデルコースをスリランカタクシーサービスでチャーターすれば、空港~ホテル間の送迎、シーギリヤやゴール旧市街など各所での待機、観光ガイド、そして旅程管理まで一括して任せられます。

日本語ホットラインによる24時間サポートもあり、万一のトラブル時にも心強いでしょう。料金も車1台あたりの日貸切料金制で明朗です(利用人数で割ればお得感もあります)。

実際に利用した旅行者からは「時間のロスが減り効率良く回れた」「ドライバーが観光名所の豆知識を教えてくれて楽しめた」など高評価の口コミが多数寄せられています。

📝 ワンポイントアドバイス: バワ建築ホテルは郊外にあることが多いため、アクセスにはどうしても時間がかかります。専用車チャーターならドライバーが効率の良いルートを熟知しており、複数のホテルを組み合わせた周遊もスムーズです。また、ホテルチェックアウト後に観光してから次のホテルに向かうといった柔軟なプランにも対応してくれます。貴重な旅行時間を最大限に活用するためにも、ぜひ上手に活用してみてください。

まとめ:バワ建築ホテルで特別なスリランカ旅を

今回のポイントをまとめると以下となります。

  • ジェフリー・バワ設計のホテルはスリランカ旅行に芸術的な彩りを添えてくれる唯一無二の存在。自然と建築が調和した空間美は訪れる者に深い感動を与えます。
  • バワ建築の代表作であるヘリタンス・カンダラマ(内陸の森の中)、ジェットウィング・ライトハウス(南部の海辺)、ブルーウォーター(西海岸の最後の作品)など、それぞれ趣の異なるホテルを巡ればスリランカの多彩な表情を体感できます。
  • 各ホテルとも設備・サービス水準が高く、初めての旅行者でも安心して滞在できます。建築的魅力はもちろん、プールやスパ、グルメなどリゾートとしての完成度も折り紙付きです。
  • 口コミでは総じて高評価が目立ち、「一生の思い出になった」「バワ建築巡りのためにまた再訪したい」といった声も多数。多少アクセスが悪くても行く価値があるとの意見がほとんどです。
  • 効率良く巡るなら専用車チャーターの利用が断然おすすめ。移動ストレスが大幅に軽減され、アーユルヴェーダ体験やサファリ観光なども柔軟に組み込めます。特に日本語対応のSri Lanka Taxi Serviceは初旅でも安心です。
  • スリランカでしか味わえない極上のホテルステイをぜひ満喫してください。バワ建築に身を委ねる時間は、きっとあなたにとって特別な旅の思い出となることでしょう。

最後にひとつ。南国の豊かな自然とバワのデザインが織り成す空間は、写真や文章では伝えきれない魅力に溢れています。ぜひ現地を訪れて五感でその素晴らしさを感じてみてください。

きっと「スリランカに来て良かった!」と心から思える旅になるはずです。では、素敵なスリランカ旅行を!

おわりに:スリランカ旅行を最高のものとするために!

紅茶の丘を抜け、レトロな列車で霧の高原へ――
世界遺産8カ所・サファリ・ビーチリゾート・本場アーユルヴェーダ。北海道より小さな島にすべてが詰まった宝石箱、それがスリランカです。

 

 

ところが鉄道や長距離バスは本数も座席も限られ、遅延は日常茶飯事。「移動で1日終わった…」 そんな声も少なくありません。

 

そこで私たち日本人旅行者が選んでいるのが 専用タクシーチャーター。ホテル前から世界遺産のゲートまでドアツードア、荷物は車に置いたまま観光できるから、限られた休暇でも朝から夜までフルに遊べます。しかも1台あたりの料金なので、2人以上なら公共交通より割安になるケースも。

 

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