紅茶の聖地スリランカ!セイロンティーの味わいとは?人気ブランドやおすすめの紅茶工場を徹底解説!

紅茶の聖地スリランカ!セイロンティーの味わいとは?人気ブランドやおすすめの紅茶工場を徹底解説!
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スリランカ(旧セイロン)は知る人ぞ知る紅茶の本場。実は日本の紅茶好きにも身近な存在で、例えばキリンの「午後の紅茶」にもスリランカ紅茶が使われているほどです。

スリランカ産の紅茶は「セイロンティー」として世界中で愛飲され、その香りとコクのある味わいは唯一無二の魅力があります。また、高地から低地まで島内各地に茶園が広がり、地域ごとに驚くほど多彩なフレーバーが楽しめるのもセイロンティーの特徴です。

さつき

南アジアの小さな島国スリランカが、なぜこれほど紅茶で有名なのでしょうか?

ラクシャン

本記事では、スリランカ紅茶の歴史や魅力、産地ごとの味の違い、押さえておきたい紅茶ブランド、さらに現地で訪れたい紅茶工場まで、たっぷりとご紹介します。

紅茶好きの方も、これからスリランカ旅行を計画している方も、セイロンティーの奥深い世界を一緒に覗いてみましょう!

目次

スリランカ紅茶の魅力とは?その歴史と世界で愛される理由

さつき

スリランカの紅茶の魅力についてみていきましょう!

セイロンティーの歴史

スリランカで紅茶栽培が始まったのは19世紀後半のことです。

1867年、イギリス人プランターのジェームズ・テイラーがセイロン島で初めて本格的な紅茶栽培を成功させ、「スリランカ紅茶の父」と称されます。

ジェームズ・テイラー
ジェームズ・テイラー
ラクシャン

当時スリランカはイギリス領セイロンと呼ばれていたため、今でもセイロンティーの名で親しまれているんですね。

その後、紅茶商トーマス・リプトン(Liptonの創業者)が品質改良や流通に尽力し、19世紀末にはスリランカは世界最大の紅茶輸出国に成長しました。

世界有数の紅茶生産国

現在もスリランカは世界トップクラスの紅茶生産国です。例えば2023年の茶葉生産量は約25万トンで世界第4位となっており、狭い国土ながら日本の約4倍もの茶葉を生み出しています。

世界の紅茶生産量

紅茶の輸出量も常に世界1位を競う規模で、日本が輸入する紅茶の中でもスリランカ産は最多を占めるほどです。

さつき

つまり、日本人は知らず知らずのうちにスリランカ紅茶を口にしている機会が多いわけですね。

高品質で多彩なフレーバー

スリランカ紅茶が世界中で愛される最大の理由は、その品質と多様性にあります。

代表産地のひとつウバ産紅茶は世界三大銘茶(他はインドのダージリン、中国の祁門紅茶)に数えられるほど品質が高く、ミントのように爽やかな香気と力強いコクが特長です。

ウバ

またスリランカの茶園は中央高地や南部低地の限られた地域に集中しており、豊かな森と霧に包まれた環境下で農薬や化学肥料に頼らず栽培されています。そのため「世界一クリーンな紅茶」と称され、「世界への贈り物」とまで呼ばれることもあります。

紅茶作りに恵まれた風土

赤道に近い島国スリランカですが、高原地帯が多く標高差に富む地形です。年間を通じて温暖で適度な降雨があり、高地の冷涼な気候と相まって紅茶栽培に理想的な条件が揃っています。

そのおかげで四季を通じて安定して茶葉を収穫できるうえ、高地・中地・低地それぞれで風味の異なる個性的な紅茶が生み出されます。同じスリランカ紅茶でも「産地が違えばまるで別物」と言われるほど多彩な味わいが楽しめるのです。

こうした歴史的背景と地理的条件が重なり、スリランカは質・量ともに世界有数の紅茶王国となりました。では具体的に、産地によってどのように紅茶の「味」が変わるのかを見ていきましょう。

セイロンティーの味は産地でどう違う?7大産地別の特徴

スリランカでは紅茶の産地によって、その香りや味わいが驚くほど異なります。一般に高地産(ハイグロウン)の紅茶ほど水色(抽出液の色)が淡く上品で、低地産(ローグロウン)は濃い水色で力強い味わいになると言われます。

さらに各産地ごとに風味の個性があり、それぞれベストな飲み方も少しずつ異なります。スリランカ政府により紅茶の主要産地として認定されている「7大産地」の特徴を簡単にまとめました。

スリランカ紅茶主要産地と味の比較

ラクシャン

スリランカ紅茶の産地別特徴と味わいを比較して表にしたものが以下となります。

スクロールできます
産地(標高区分)主な特徴・香り味わい・水色おすすめの飲み方
ウバ
ハイグロウン高地
ミントのように清涼な香り。世界三大紅茶に数えられる名産地。渋みと甘みのバランスが良いコク深い味。水色は明るいオレンジ色。香りをダイレクトに楽しめるストレートティーがおすすめ。アイスティーにしても◎。
ディンブラ
ハイグロウン
バラのように華やかな芳香。豊かなコクと軽やかな渋みが調和した力強い味わい。ハイグロウンの中では最も力強い風味。ストレートはもちろん、ミルクティーでもコク負けしない。
ヌワラエリヤ
ハイグロウン
“紅茶のシャンパン”と称される高貴な香り。緑茶を思わせる爽やかさ。クセのない澄んだ味と淡い水色。産地が狭く生産量が少ない希少茶。繊細な香味を活かすストレートティー向き。
キャンディ
ミディアムグロウン中地
芳醇でまろやかな典型的セイロン紅茶の香り。渋みが少なく飲みやすい中庸な味わい。ブレンドティーのベースにも多用。ストレートはもちろん、レモンやミルクを入れても安定した美味しさ。
ルフナ
ローグロウン低地
ハチミツのような甘い香り。中東でチャイ用に人気。重厚でコクがあり、水色は濃い赤褐色。渋みは少なめ。力強い甘味がありミルクティーに最適。
ウダプッセラワ
ハイグロウン
華やかなフローラル系の香り。適度な渋みとコクでバランス良い味わい。ストレートでもミルクでも香り高い一杯が楽しめる。
サバラガムワ
ローグロウン
黒蜜のように濃厚かつ甘い香り。ボディのしっかりした力強いコク。水色も濃く深い。コクと甘みを活かしてミルクティーがおすすめ。
さつき

ご覧のように、高地のウバやヌワラエリヤは香り高くすっきりした味、低地のルフナやサバラガムワは濃厚で甘みのある味わいと、セイロンティーは産地でまるで別のお茶のような個性を見せます。

この多彩さもスリランカ紅茶の大きな魅力ですね。

旬(クオリティーシーズン)について

実は、高地産のセイロンティーには年に一度「旬」の時期があります。スリランカの山岳地帯では年2回モンスーン(季節風)が異なる方向から吹き付け、地域ごとに雨季と乾季が入れ替わります。

その結果、東側のウバ地区は6~8月頃、西側のディンブラ地区やヌワラエリヤ地区は12~2月頃が乾季となり、この乾季に育った茶葉は特に風味が優れるのです。

この時期に収穫されたウバ茶やディンブラ茶は「クオリティーシーズンティー」と呼ばれ、市場でも高値で取引される逸品になります。もし現地で旬のセイロンティーに出会えたら、ぜひ味わってみてください!

スリランカ紅茶ブランド紹介:お土産に買いたい人気銘柄

紅茶王国スリランカでは、現地発の紅茶ブランドも数多く存在します。ここでは日本人観光客にも人気の高い主要ブランドを紹介します。老舗から新興まで特徴は様々ですが、どれもスリランカ紅茶の魅力を存分に楽しめるものばかりです。

紅茶ブランド比較表

ラクシャン

以下はスリランカの主要紅茶ブランドの比較表です!

ブランド名 (創業年)特徴・トピックス日本での入手状況・店舗
ディルマ
(Dilmah)
1988年
スリランカ初の紅茶ブランド。創業者メリル・J・フェルナンド氏が「産地から直接お届けする紅茶」をコンセプトに立ち上げました。高品質な単一産地茶にこだわり、世界100ヶ国以上で愛飲されています。航空会社や一流ホテルでも採用されるなど知名度・信頼度抜群です。日本ではスーパーや通販で手軽に購入可能。成田空港などに直営ティーサロン「t-Lounge」が出店しており、現地同様に様々なフレーバーの紅茶やスイーツを楽しめます。
ムレスナティー
(MlesnA)
1985年
フレーバーティーで有名な人気ブランド。社名「Mlesna」は社長Anselm氏の名を逆さに綴ったものに由来します。バラエティ豊かな香りの紅茶やかわいい小箱入りティーバッグが特徴で、お土産にもピッタリと評判。パッケージデザインは本場スリランカではシックでレトロな雰囲気で、日本の「お花とポエム」なイメージとは一味違います。日本にも進出しており、ムレスナティーハウスなどの専門店やカフェで購入・試飲できます。通販でも各種フレーバーを入手可能。可愛いキューブボックス入りティーバッグセットはプチギフトにも人気です。
バシラーティー
(Basilur)
2000年代
スリランカ発の比較的新しいブランドですが、近年日本の百貨店でも見かける人気上昇中の紅茶です。最大の特徴は凝ったパッケージデザインで、本の形をした缶に紅茶が入った「ティーブック」シリーズなどユニークで高級感あふれる商品が揃います。味はフレーバーティーやルイボスティー等バリエーション豊富で、コレクションしたくなる美しい缶のデザインも相まって土産に大人気です。東京・大阪など都市部の百貨店の紅茶売場で取り扱いあり。オンラインショップや紅茶専門店でも購入できます。他ブランドよりやや高価ですが、種類豊富でギフト需要も高いです。
ティータング
(Tea Tang)
1979年
スリランカを代表する紅茶メーカーの一つ。元々海外輸出向けに高品質なセイロン紅茶を提供してきた会社で、日本を含む世界各国にファンがいます。色鮮やかなデザイン缶に入ったリーフティーが有名で、特に紅茶通へのお土産に喜ばれます。ティーバッグは少なめで、本格志向の茶葉主体。創業当初は宝石商から紅茶業に転身したというユニークな歴史も持っています。コロンボ市内の紅茶局直売店などで購入可能。日本国内では流通が限られますが、一部専門店でTea Tangブランドの缶入り紅茶を扱うことがあります。スリランカ旅行の際はぜひ現地でチェックしたいブランドです。

各ブランドの魅力ポイント

各ブランドの魅力をまとめると以下の通りとなります。

Dilmah(ディルマ):スリランカ初の産地直送ブランドだけあって、とにかく茶葉の鮮度と品質に定評があります。スーパーでも手に入る手軽さで、まず迷ったらディルマを選べばハズレなしとも言われます。現地では「とりあえずディルマを買っていく」という観光客も多いそうですよ。

ムレスナティー:フルーツや花のフレーバーティーが充実しており、「紅茶はちょっと渋くて苦手…」という方でもムレスナならデザート感覚で楽しめます。紅茶好き同士のプレゼント交換にも喜ばれるおしゃれな小箱入りの商品が豊富です。日本で見かけるポップなパッケージと本場スリランカのレトロ可愛い缶デザインの違いも面白いので、現地でぜひチェックしてみてください。

バシラーティー:なんといっても凝った缶パッケージのインパクト大!店頭でも思わず目を奪われてしまうほどで、「中身より缶が欲しくて買っちゃう」というファンもいるとか。もちろん茶葉のクオリティも高く、ノンカフェインの紅茶や季節限定ブレンドなど新商品も随時登場します。高級感があるので、大切な人へのお土産にすると特別感がありますね。

ティータング:スリランカ紅茶局の直営ショップでも取り扱われるなど、紅茶通に根強い人気を持つブランドです。ティーバッグ全盛の時代に敢えてリーフ(茶葉)にこだわっているだけあって、本格的な味わいが魅力。カラフルなデザイン缶はコレクションしたくなる可愛さで、部屋に飾っても素敵です。日本ではあまり見かけませんが、だからこそ現地で買う価値アリの通好みブランドと言えるでしょう。

このほか、スリランカ最大手の輸出業者が手掛けるアクバーティー(Akbar Tea)や、コロンボ発のモダンなおしゃれブランドTEALIA(ティーリア)なども存在します。

コロンボ市内には紅茶ブランド各社の直営店やカフェも点在しているので、紅茶好きならショップ巡りをするのも楽しいですよ。

さつき

特に「t-Lounge by Dilmah(ディルマ直営カフェ)」やムレスナティーの紅茶センター、バシラーティーのコンセプトストアなどは観光客にも人気のスポットです。ぜひお気に入りの一杯を探してみてください。

t-Lounge by Dilmah
t-Lounge by Dilmah
ムレスナティーの紅茶センター
ムレスナティーの紅茶センター

紅茶工場見学もマスト!スリランカで訪れたい紅茶工場

スリランカ旅行に行ったら是非体験してほしいのが、紅茶工場(ティーファクトリー)の見学ツアーです。山あいに広がる碧い茶畑を眺めながら、新鮮な茶葉が紅茶になるまでの工程を間近に見学できるのは紅茶の本場ならでは。

セイロン紅茶の茶畑

見学後には淹れたてのセイロンティーを試飲させてもらえる工場も多く、五感で紅茶を堪能できる貴重な機会です。

紅茶工場は主要な茶産地ごとに点在していますが、観光で訪れやすいのは中央高地のヌワラエリヤ周辺や古都キャンディ近郊です。これらの地域には見学受け入れ可能な工場が多数あり、基本的に予約不要で随時ツアーを実施しています(工場によって日曜休業の場合あり)。

参加費は無料のところが多く、短い案内ツアーと1杯の紅茶サービスが付く形式が一般的です。ただしガイドの案内が気持ち良かった場合は、チップとして数百ルピー(数百円程度)を渡すのがマナーでしょう。

見学のコツ:紅茶工場を訪れるなら午前中~正午過ぎまでに行くのがおすすめです。多くの工場では14時頃までにその日の製茶作業を終えてしまうため、午後遅い時間だと機械が止まっていて稼働シーンが見られないことがあります。午前中であれば茶葉の選別・乾燥・発酵・乾燥といった一連のプロセスを実演付きで見せてもらえ、工場内に充満する紅茶の香りも存分に楽しめます。

それでは、特に人気の紅茶工場を地域別にいくつかご紹介しましょう。

ヌワラエリヤ周辺の紅茶工場(ハイグロウン茶の中心地)

高原リゾート地ヌワラエリヤ近郊には、有名な紅茶工場が点在しています。中でも人気なのが 「ダムロ茶園(Damro Tea Factory)」「ブルーフィールド茶工場(Blue Field Tea Factory)」 の2つです。いずれも見学無料で、茶畑散策から工場内部の案内、試飲まで対応してくれます。

ダムロ茶園(ラブッケリー)

ヌワラエリヤ中心地から車で約30分とアクセスしやすく、広大で美しい茶畑風景が魅力の茶園です。

ダムロティーファクトリーの茶畑

インスタやYouTubeでもよく紹介されており、観光バスで訪れる団体客も多い人気スポット。工場ツアー自体は10分程度と簡易ですが、見学後に併設のティーラウンジで紅茶を一杯サービスしてもらえます。

ダムロ茶園(ラブッケリー)の紅茶工場

ぜひ名物の紅茶ケーキ(Tea Cake)も一緒に味わってみてください。眼下に広がる茶畑を眺めながらゆったりソファで味わう紅茶は格別ですよ。

ブルーフィールド紅茶工場

ヌワラエリヤからさらに北西へ進んだ所にある工場。やや郊外に位置するため訪問客はダムロより少なめですが、その分ゆったり見学できます。

ブルーフィールド紅茶工場

ここは何といっても試飲できる紅茶の種類が豊富!最高級の白茶を含む9種類もの紅茶テイスティングを無料で体験できるのはブルーフィールドだけです。

ガイド付きで茶畑から工場内部まで丁寧に案内してもらえ、茶摘みのおばちゃんとも触れ合えます(※気持ち程度のチップを忘れずに)。併設ショップでは自社ブランドのお茶やグッズも販売しているので、お土産探しにも良いですよ。

※他にもヌワラエリヤ周辺には「ペドロ紅茶工場(Pedro Tea Factory)」があります。こちらは見学料500ルピーほど必要ですが、その分詳しい説明が受けられるとの口コミも。時間に余裕があればハシゴしてみるのも面白いでしょう。

キャンディ近郊の紅茶工場(ミディアムグロウン茶の産地)

スリランカ第2の都市キャンディ周辺にも紅茶工場があります。

代表的なのは「ゲラガマ茶園(Geragama Tea Factory)」で、キャンディ市街から車で30~40分程の場所に位置します。こちらも予約なしで飛び込み見学OKで、茶葉が揉まれる芳香を間近で感じられます。

ゲラガマ茶園(Geragama Tea Factory)

キャンディ観光とセットで半日程度あれば立ち寄れるので、日程に余裕がない旅行者でも比較的組み込みやすいでしょう。「高地まで行けないけど紅茶工場を見てみたい」という方は訪問してみてください。

その他の地域

スリランカ南部・ウバ州方面に足を延ばすなら、ぜひ「ハルペ茶園(Uva Halpewatte Tea Factory)」「ハンドゥヌゴダ茶園(Handunugoda Tea Estate)」にも注目を。

ウバ州エラ近郊にあるハルペ茶園はウバ紅茶最大規模の工場で、より専門的なツアーを実施しており有料(約10米ドル)ですが見応えがあります。一方、ガalle(ゴール)近郊のハンドゥヌゴダ茶園は海岸に近い珍しい立地で、「ヴァージン・ホワイトティー」という特別な白茶を生産することで有名です。

ここでは摘み子の未婚女性が茶葉に一切触れず、金のはさみと器で新芽を収穫するという伝統製法が守られており、世界でも唯一の希少な白茶が作られています。見学ツアーでその製法を教えてもらい、出来立ての白茶を試飲する体験は紅茶好きならずとも感動ものですよ。

紅茶工場の特徴比較表

さつき

紅茶工場の特徴を比較したものが以下となります

工場名 (所在地)特徴・見どころ見学ツアー情報(所要時間・料金など)
ダムロ茶園
ヌワラエリヤ郊外
ラブッケリー
丘の上に広がる壮大な茶畑と絶景カフェが魅力。観光客に人気で設備も充実。紅茶に合う自家製スイーツも◎。ツアー所要約10分。無料(希望者はチップ)。見学後に紅茶1杯サービスあり。
ブルーフィールド茶工場
ヌワラエリヤ郊外
ランボダ
9種類の紅茶テイスティングができる太っ腹な工場。茶摘み体験も可。白茶など希少なお茶も試飲できる。ツアー所要約15~20分。無料(ガイドにチップ推奨)。併設ショップあり、カフェで軽食も可。
ゲラガマ茶園
キャンディ郊外
キャンディ近くで手軽に見学できる中規模工場。伝統的な製茶工程の実演が見られる。ツアー所要約15分。無料(チップ歓迎)。キャンディから車で30~40分とアクセス良好。
ハルペ茶園
エラ郊外ウバ州
ウバ紅茶最大級の工場。製茶工程を詳しく学べる本格ツアー。紅茶博物館のような展示もあり愛好家向け。ツアー所要30~40分程度。約10ドルの有料ツアー(要予約推奨)。試飲サービスあり、紅茶の購入可。
ハンドゥヌゴダ茶園
ゴール郊外南部
世界でも珍しい低地の紅茶工場。伝説のヴァージンホワイトティー製法を見学可能。スパイスガーデンも併設し観光要素満点。ツアー所要30分程。基本無料(送迎付きツアーもあり)。白茶の試飲あり、茶葉やコスメの購入も可能。

各工場それぞれに特色があり、紅茶ファンなら時間を作ってでも何ヶ所か回ってみたくなりますね。例えば高地と低地の工場を両方訪れてみると、気候の違いによる製茶方法の工夫なども知ることができて興味深いです。

また工場ごとに置いてある茶葉商品も微妙に異なるので、お土産選びも楽しめます。

工場見学後のお楽しみ:多くの紅茶工場には併設のティールームや売店があります。見学が終わったらぜひお茶をもう一杯いただきながら、茶畑ビューを満喫しましょう。工場限定パッケージの紅茶や関連グッズが売られていることもあるので、気に入ったお茶はそこで購入できます。まさにできたて新鮮な紅茶を直接買えるのは産地ならではの醍醐味ですね。

最後に、安全かつ効率的に紅茶工場巡りや茶園散策を楽しむコツを一つ。それは信頼できるドライバー付きの車で移動することです。

山間部の道は公共交通が少なく時間も読みにくいので、ガイド兼ドライバーを手配しておくと安心です。少人数ならトゥクトゥク(三輪タクシー)を半日チャーターするのも良いですが、快適さではエアコン付きのタクシーチャーターが断然便利ですよ。


まとめ&旅のワンポイントアドバイス

今回の内容をまとめると以下となります。

  • スリランカは19世紀から紅茶生産が盛んな世界的な紅茶王国。現在も世界有数の生産・輸出量を誇り、日本を含む世界中でスリランカ紅茶(セイロンティー)が楽しまれている。
  • セイロンティーの魅力は高品質かつ多彩な風味にあり。標高や気候の違う7つの主要産地ごとに香りやコクが大きく異なり、ウバのようにミント香がするものからルフナのように甘く濃厚なものまでバリエーション豊か。
  • 日本人に人気のスリランカ紅茶ブランドには、産地直送の草分け「ディルマ」、フレーバーティー充実の「ムレスナ」、パッケージが魅力の「バシラーティー」などがある。お土産には色とりどりの缶入り紅茶が喜ばれること間違いなし。
  • スリランカ旅行では紅茶工場見学がイチオシ。高地ヌワラエリヤの茶園やキャンディ近郊の工場で、紅茶が作られる過程を見学し淹れたてを試飲できる。基本無料で自由に立ち寄れるが午前中の訪問がおすすめ。ダムロやブルーフィールドなど人気工場では絶景カフェでのティータイムも楽しめる。

おわりに:スリランカ旅行を最高のものとするために!

紅茶の丘を抜け、レトロな列車で霧の高原へ――
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