南国の魅力あふれる「スリランカ」に行ってみたい！ でも、日本からどうやって行けばいいの？初めてだとちょっと不安ですよね。
実はスリランカへは基本的に飛行機で行くことになりますが、直行便はあるのか、乗継便だとどのくらい時間がかかるのか、航空券の旅費はいくらくらいなのか…気になるポイントがたくさんあります。
そこで今回は、日本の主要都市（東京・大阪・名古屋・福岡）からスリランカ（コロンボ）への行き方について、初心者向けにわかりやすくカジュアルにまとめました。
直行便と乗継便の違いや所要時間、航空会社ごとの特徴や料金相場、そして出発地別の比較情報まで網羅しています。
この記事を読めば安心して旅の計画が立てられるはずです。それではさっそく、スリランカへの行き方をチェックしていきましょう！
日本からスリランカへ飛行機で行く方法：直行便はある？
まず最初に、日本からスリランカへの主な移動手段は飛行機のみであることを押さえておきましょう。
地理的に日本～スリランカ間は海を隔てていますし、現実的に船便や陸路で行くことはできません。そのため航空機を利用するのが唯一の行き方となります。では、日本発のスリランカ行き直行便はあるのでしょうか？
ラクシャン結論から言うと、「あります」。現在、日本からスリランカへの直行便は東京・成田空港発のみ運航されています。
さつきスリランカの主要国際空港であるコロンボ近郊のバンダラナイケ国際空港（CMB）まで、成田国際空港（NRT）からの直行便が就航しています。
運航しているのはスリランカのナショナルフラッグであるスリランカ航空（SriLankan Airlines）で、週に4～5便程度の頻度です（2024～2025年現在）。
日本航空（JAL）とのコードシェア便でもあり、JAL経由でも予約可能ですが、実際の運航はスリランカ航空機となります。所要時間は直行便で約9～10時間ほどで、朝に成田を出発して同日夕方にはスリランカに到着できるスケジュールです。乗り継ぎなしで一気に行けるのは大きなメリットですね。
ラクシャンでは、成田以外（羽田や関西など）から直接行ける直行便は？というと、残念ながら現在はありません。
さつき成田発以外の日本の空港からはスリランカ行き直行便は運航されていないのです。そのため、東京（成田）以外の都市から行く場合は基本的にどこかで乗継ぎ（トランジット）する必要があります。
乗継ぎ便になる場合、どこでトランジットするのでしょうか？
これは出発地によってさまざまですが、一般的にアジアの主要ハブ都市で乗り継ぐケースが多いです。例えば、タイのバンコク、シンガポール、マレーシアのクアラルンプール、香港、インドなどがよく利用されます。
これらの都市までは日本各地から直行便が出ており、そこからスリランカ（コロンボ）行きの便に乗り換える流れです。また、少し遠回りにはなりますが、中東経由（アラブ首長国連邦のドバイやカタールのドーハなど）という選択肢もあります。
中東系の航空会社（エミレーツ航空やカタール航空など）はサービスが良く料金も比較的手頃なことが多いため、「時間はかかっても安く行きたい」という方はあえて中東乗継ぎを選ぶこともあります。
乗継便を利用する場合の所要時間は経由地や乗継時間によって大きく変わります。
ラクシャンたとえば、アジアの近場で乗り継ぐ場合（バンコクやシンガポール経由など）は、日本～経由地が約6～7時間＋経由地～スリランカが約3～4時間で、乗継ぎ待ち時間を含め合計12～15時間前後が一つの目安です。
さつきこれに対し、中東経由だと日本からドバイ等まで約10～11時間＋ドバイ～スリランカが約4時間と長距離になるため、待ち時間含め合計で18～20時間以上かかるケースもあります。
直行便（約9～10時間）と比べると、乗継便ではどうしても移動時間は長くなりがちです。ただし、「深夜出発→早朝経由地着→午前中にコロンボ着」といったスケジュールで行けば、昼頃にはスリランカに到着できるルートもあります。
例えばバンコク乗継のケースでは、羽田や関空を夜中に発ち早朝にバンコク到着、数時間のトランジット後、午前発のコロンボ行きに乗れば現地にはお昼前後に着けます。
このように日中の時間を有効活用できる乗継ルートも存在します。一方、シンガポール乗継の場合はスリランカ到着が夜23時過ぎになるスケジュールが多く、深夜着が心配な方にはあまり向かないかもしれません。乗継地や航空会社によって到着時間が異なるので、自分の旅程に合わせて選ぶとよいでしょう。
まとめると、日本からスリランカへは成田発の直行便を利用するか、それ以外はどこかで乗継ぐ必要があります。直行便は時間の短縮と安心感が魅力ですが、週数便と限られるため日時の制約があります。
一方、乗継便は所要時間は延びるものの毎日運航の便も多く選択肢が豊富ですし、スケジュール次第では思ったよりスムーズに行けることもあります。それでは次に、気になる航空券代（旅費）の相場を見てみましょう。
日本からスリランカへの旅費：航空券の料金相場はどれくらい？
スリランカ旅行の予算を立てる上で、航空券代（旅費）がどの程度になるかは大切なポイントです。日本～スリランカ間の航空券料金は、時期や航空会社、経路によって変動しますが、ここでは大まかな相場感をお伝えします。
結論から言えば、往復航空券の平均相場は約7～10万円前後と考えておくと良いでしょう。直行便利用か乗継便利用か、繁忙期か閑散期かで幅がありますが、多くの旅行者が支払う価格帯はこのあたりです。
通常期の相場: 平均すると8～9万円台が一つの目安です。例えば春や秋の平常時期で早めに予約すれば、このくらいで往復チケットが見つかることが多いです。
安い時期・安いルート: オフシーズンや割引運賃を狙えば、5～7万円程度で往復航空券を購入できる場合もあります。特に雨季にあたる6月頃や初冬の11月などは需要が低めで、価格が安く出る傾向があります。また、中国系の航空会社やLCC（格安航空会社）を利用した乗継ぎルートでは、更に格安の往復4～5万円台のチケットが見つかることもあります。ただし、その場合は乗継回数が増えたり待ち時間が長くなったりするため、時間に余裕があり予算重視の上級者向けと言えるでしょう。
高い時期: 日本の大型連休や休暇シーズンは航空券が高騰します。特に4月末～5月のゴールデンウィーク、8月のお盆休み、年末年始は需要増で価格も平均より2～3割増し（10～12万円超も）が一般的です。この時期に旅行を計画する場合は、早めの予約と予算多めの設定を心がけましょう。
なお、直行便（スリランカ航空）と乗継便での料金差も気になるところですよね。直行便は便利な反面、割引が少なく比較的高め（10万円前後～それ以上）になる傾向があります。
一方、乗継便は競合する航空会社が多いため価格競争があり、安めの運賃が出やすいです。例えば、中東系や東南アジア系エアラインの乗継ルートではしばしば直行便より数万円安いオファーが見つかります。
ただし乗継便でも、日本の大手（JAL/ANAが絡むコードシェアや提携便）や評判の高いシンガポール航空等はそれなりの価格帯になるので、あくまで安さ重視なら中国系・東南アジア系のキャリアといった選び方になります。
いずれにせよ、航空券代は為替レートや燃油サーチャージ等でも変動します。
ラクシャン「スリランカへの旅費はいくらくらいかな？」と心配な初心者の方は、まず7～10万円を基準に予算を組み、そこから旅行時期や希望の航空会社に応じて加減してみると良いでしょう。
さつき早期予約やセールの活用で意外とお得に行けることもありますし、逆に直前になって高騰するケースもありますので、計画が決まったら早めの情報収集をおすすめします。
以下に、日本各主要都市からスリランカ（コロンボ）への行き方と所要時間・料金の目安を比較できる表を用意しました。
※東京発は成田空港からのみ直行便があり（羽田発は乗継ぎ必須）。所要時間は乗継時間によって変動しますが、おおよその目安を示しています。料金目安も時期によって前後します。
では、次に出発地ごとの具体的な行き方について、もう少し詳しく見ていきましょう。「自分の住んでいる都市からスリランカへ行くにはどうするの？」という疑問に答える形で解説します。
出発地別：日本各地からスリランカへの行き方
東京（成田・羽田）からスリランカへ行くには
東京発の場合、選択肢が最も豊富で便利です。
まずなんと言っても成田空港からの直行便が利用できます。前述の通りスリランカ航空が週数便運航しており、所要約9～10時間でダイレクトにコロンボへ飛べます。
ラクシャン直行便は成田を午前発→コロンボ夕方着というスケジュールなので、現地到着日は夜にゆっくり休んで翌日から観光…というプランが立てやすいです。
さつき東京近郊にお住まいなら、まずこの直行便利用を検討すると良いでしょう。なお、直行便は人気が高いため早めの予約がおすすめです。
一方、羽田空港からは直行便がないため、羽田利用の場合はどこかで乗継ぎとなります。羽田から出発できる乗継ルートとして一般的なのが、先ほど触れたバンコク経由やシンガポール経由です。
例えば羽田発の深夜便でバンコクへ向かい、早朝に着いたらスリランカ航空やタイ国際航空のコロンボ行きに乗り換えるルートがあります。
これだと羽田を夜中に出てコロンボにはお昼頃に到着でき、直行便に匹敵するくらい効率的です。また羽田からは他にも、ソウル（大韓航空/アシアナ航空）や香港（キャセイパシフィック航空）などアジア各都市経由でコロンボへ行くことも可能です。
エミレーツ航空やカタール航空を利用して、羽田/成田からドバイ・ドーハ経由で行くルートもあります（所要時間は長くなりますがサービス重視の方には選択肢に入ります）。東京発の場合、本数が多い羽田発の国際便を活用して経由地を選べるのが利点ですね。
東京からのルートをまとめると、成田直行便が最もシンプルで人気。直行便が満席だったり日程が合わない場合や、マイル修行・価格重視などで他社利用したい場合は、羽田/成田から各ハブ都市経由の便を利用しましょう。
ちなみに、地方在住で東京経由する方も少なくありません。例えば大阪や福岡からまず国内線や新幹線で東京に出てきて、成田発の直行便に乗るというパターンです。「海外での乗継ぎが不安」「どうせなら東京観光も兼ねたい」という方には、この国内移動＋成田直行便も一つの手です。
大阪（関西）からスリランカへ行くには
大阪（関西国際空港）発の場合、残念ながら直行便はありません。したがって必ずどこかで乗継ぎが必要になります。ただし関空は国際線路線が充実しており、スリランカ行きに便利な乗継ルートが多数あります。
ラクシャン代表的なのはタイ国際航空を利用したバンコク経由です。関空～バンコク間は毎日直行便があり、そこからコロンボ行きも毎日運航されています（タイ国際航空はコロンボ路線も運航）。
さつき乗継時間にもよりますが、深夜発早朝着の便を使えば先述の羽田発と同様、昼頃までにスリランカ到着が可能です。
加えて、シンガポール航空利用のシンガポール経由も人気です。シンガポール航空は関空～シンガポール便を運航しており、シンガポールで乗り換えてコロンボへ向かうことができます。サービス品質が高いので快適ですが、コロンボ到着が夜遅めになる点に注意です。
他にも香港経由（キャセイパシフィック航空）やクアラルンプール経由（マレーシア航空）など関空発で行けるルートは色々あります。近年では関空発着のLCCや中国系航空会社の路線も増えており、たとえば中国東方航空（上海経由）や中国国際航空（北京経由）などを使って安く行くことも可能です。
ただ、中国系は乗継時間が長くなりがちだったり、場合によっては中国で一度入国手続きが必要なケースもあるので（24時間以内のトランジットならビザ不要のことが多いですが要確認）、初心者には少しハードルが高いかもしれません。
それから中東系キャリアも関空発は要チェックです。エミレーツ航空は関空～ドバイ便を運航しており（2024年には関空線に世界最大機A380も投入予定で話題です）、ドバイで乗り換えてコロンボへ行けます。
カタール航空は現在関空路線がないため利用できませんが、エミレーツ利用ならラグジュアリーな機内を楽しみつつスリランカに行けるでしょう（ドバイ経由は所要は長めですが…）。
まとめると、大阪からは「どの都市で乗り継ぐか」を自分の優先順位で選ぶ旅になります。
所要時間重視ならバンコク経由、快適さ重視ならシンガポール経由、費用重視なら中国系やLCC経由、旅の一部としてドバイ観光したいならエミレーツ…という具合に、自分に合ったルートを探してみましょう。幸い関空発の選択肢は豊富なので、スケジュールと予算に合わせて最適な経由地・航空会社を組み合わせることができます。
名古屋（中部）からスリランカへ行くには
名古屋（中部国際空港セントレア）発も、残念ながら直行便はありません。
したがって大阪と同様に乗継便で行くことになります。中部発の国際線ネットワークは大阪ほど多くないですが、それでもスリランカ行きに使えるルートはいくつかあります。
ラクシャンまずメジャーなのはタイ国際航空でバンコク経由です。タイ国際航空は名古屋～バンコク直行便を運航していますので、これを利用してバンコク乗継ぎでコロンボに向かう方法があります。
さつき名古屋発着便は週数便ですが、運航日に当たれば比較的スムーズに乗り継げるでしょう。同様にシンガポール航空でシンガポール経由という選択肢もあります。
シンガポール航空はセントレアにも乗り入れており、名古屋～シンガポール線がありますので、これを使ってシンガポールで乗り換えられます。サービスの評判が良いSIA利用は安心感がありますね。
他には香港経由も可能です。キャセイパシフィック航空が名古屋～香港線を飛ばしており、前述の通り2024年からキャセイは香港～コロンボ線を再開しています。
日程が合えば香港で乗継いで行くのも良いでしょう。また、中国系では中国東方航空（上海経由）や中国南方航空（広州経由）なども名古屋発でルートがあります。費用重視なら検討しても良いですが、乗継時間や手続き面で少し上級者向けです。
ラクシャンもし「名古屋発の便だと本数が少なく心配…」という場合は、思い切って東京や大阪発に出てしまうのも手です。
さつき例えば新幹線で東京に出て成田直行便に乗ったり、あるいは名古屋～大阪間は近いので関空発の便を利用するのも現実的です。セントレアからのフライトスケジュールと比較して、総合的に都合が良い方を選ぶと良いでしょう。
まとめると、名古屋からスリランカへはバンコク経由（タイ航空）かシンガポール経由（SIA）が定番で、他にも香港や中国系経由の選択肢がある状況です。直行がない分やや手間ですが、自分の旅程に合わせて無理のない乗継プランを立てましょう。
福岡からスリランカへ行くには
福岡空港発も他の地方都市同様、直行便はありません。したがって乗継便利用となります。福岡は東アジアに近い地理を活かして、アジア経由でスリランカへ向かうルートが考えられます。
まず有力なのはバンコク経由です。福岡～バンコク間はタイ国際航空の直行便が運航再開しており、またLCCのタイ・エアアジアX（ドンムアン空港着）やタイ・ベトジェットエアといった選択肢もあります。
バンコクまで約5～6時間、そこからコロンボまでも約3時間半程度ですので、乗継ぎさえスムーズなら比較的短時間で行けるルートです。例えばタイ国際航空を使えば福岡発深夜便→バンコク早朝着→午前中のコロンボ行きで昼過ぎにはコロンボ着、といった行程も可能です。
他には、韓国・ソウル経由も考えられます。福岡からソウル（仁川）へは大韓航空やLCCが頻繁に飛んでいます。もし大韓航空がソウル～コロンボ線を運航していれば乗継げますが（※現在直行運航があるか要確認）、なければソウルで別の航空会社に乗り換える必要があります。この辺りは少し応用編になりますね。
さらに、上海など中国経由で行く方法もあります。福岡から上海や北京へは中国系キャリアが路線を持っており、そこからスリランカ行き（中国東方航空やエアチャイナ経由でコロンボへ）というルートです。こちらも安く行ける可能性がありますが、中国での乗継ぎ手続きや待ち時間などリスクもあるため、慣れている人向けでしょう。
ラクシャンもちろん、福岡発の場合も「国内移動して成田直行便に乗る」という選択肢はあります。実際、福岡から羽田/成田行きの国内線で東京へ出て、成田のスリランカ航空直行便に乗り継ぐケースも見られます。
さつき特に福岡～東京は飛行機・新幹線とも本数が多くアクセスしやすいので、「海外で乗継するより国内経由が安心」という方は検討してみても良いでしょう。
総じて福岡からのルートは、バンコク乗継が最も現実的かつ便利で、他にソウル経由や中国経由の方法もある、といった形です。直行便がない分時間はかかりますが、工夫次第ではそこまで長時間にならずに済むケースもあります。地元発着で行くか、思い切って国内で大都市に出てしまうか、自分の旅行スタイルに合わせてベストな方法を選んでください。
まとめ：スリランカへの行き方ポイント
今回のポイントをまとめると以下となります。
- 日本からスリランカへは基本的に飛行機利用のみ。現在、日本発の直行便は成田空港から週4～5便運航しているスリランカ航空便のみとなっています。
- 成田発直行便なら約9～10時間でコロンボに到着でき、乗継ぎ不要の安心感があります。地方在住でも国内移動で成田便を利用するケースが多いです。
- 成田以外の都市（羽田・関空・名古屋・福岡等）からは乗継便利用が必須。一般的な経由地はバンコク、シンガポール、クアラルンプールなどアジアの主要都市で、所要時間は乗継ぎ含め約13～15時間が目安です（経路によって変動）。
- 航空券の旅費相場は往復で約7～10万円程度。オフシーズンや割安ルートでは5～6万円台も可能ですが、繁忙期は10万円超になることも。ゴールデンウィークやお盆などは価格高騰に注意しましょう。
- 航空会社選びでは、直行便のスリランカ航空（JALコードシェア）のほか、タイ国際航空、シンガポール航空、キャセイパシフィック航空などが人気。中東系のエミレーツ航空なども快適です。安さ重視なら中国系やLCC経由も選択肢。
- 初めてのスリランカ旅行でも、事前にルートや乗継方法を把握しておけば心配いりません。あなたの出発地や希望に合わせた行き方で、ぜひ魅力いっぱいのスリランカ旅行を楽しんでくださいね！
