【ジェフリー・バワ設計】コロンボの水上寺院「シーマ・マラカヤ寺院」徹底ガイド:アクセス・歴史・見どころと周辺観光

【ジェフリー・バワ設計】コロンボの水上寺院「シーマ・マラカヤ寺院」徹底ガイド:アクセス・歴史・見どころと周辺観光
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初めてスリランカを訪れる日本人観光客や、仏教建築に関心のある旅行者にぜひ訪れてほしいのが 「シーマ・マラカヤ寺院」 です。

シーマ・マラカヤ寺院
さつき

コロンボ中心部のベイラ湖にぽっかり浮かぶように建つこの寺院は、伝統とモダンが融合した美しい水上寺院として知られています。

スリランカを代表する建築家ジェフリー・バワの設計によるユニークな仏教建築で、静かな湖面に映る寺院の姿は写真映えも抜群です。

ラクシャン

本記事では、シーマ・マラカヤ寺院のアクセス方法、歴史的背景、見どころ、周辺スポットとのセット観光プラン、おすすめの訪問時間帯まで徹底ガイドをお届けします。

筆者の実体験を交えながら、シーマ・マラカヤ寺院の魅力をカジュアルな目線で余すところなく紹介しますので、ぜひ旅の計画の参考にしてください。

目次

シーマ・マラカヤ寺院とはどんなお寺?

シーマ・マラカヤ寺院(Seema Malakaya Temple)は、スリランカ西部州の首都コロンボにある仏教寺院です。

市内中心部に位置するベイラ湖の上に建てられた小さな寺院で、近くの名刹ガンガラーマ寺院の一部(別院)として運営されています。

ラクシャン

もともとは仏教僧の得度式(戒壇式)を水上で行うための場所として19世紀後半に建立されました。現在の建物は1970年代に老朽化した旧寺院を改修・再建したもので、伝統的な様式にとらわれないモダンなデザインが特徴です。

湖に浮かぶ静謐な空間は瞑想や休息の場として利用されており、慌ただしいコロンボの街中にあって心穏やかになれるスポットとして地元の人々にも親しまれています。

アクセス方法 – コロンボ市内からの行き方

所在地: シーマ・マラカヤ寺院はコロンボ中心部、ベイラ湖の南西側に位置します。

住所は「Sir James Pieris Mawatha, Colombo」で、すぐ隣にガンガラーマ寺院(Gangaramaya Temple)があります。コロンボ市街地から非常にアクセスしやすい立地です。

主な行き方: コロンボ市内中心部やコロンボフォート地区からはタクシーやトゥクトゥク(三輪タクシー)で10分程度、徒歩でも30分前後(約3km)で到着します。

公共交通を利用する場合、路線バス101番(フォート駅発~コロンボ市内循環)に乗り「ガンガラーマ寺院」停留所で下車すると目の前がシーマ・マラカヤ寺院です。

さつき

バス運賃はわずか約12ルピーと格安ですが、初めての方には乗りこなしが難しい場合もあるので、手軽さを重視するならトゥクトゥクの利用がおすすめです。

市内で拾ったトゥクトゥクなら200~300ルピー程度で連れて行ってもらえます。エアコン付きで快適な配車アプリのタクシーでも400~600ルピー程度とリーズナブルです(※料金は時間帯や渋滞状況によります)。

入場料とチケット: シーマ・マラカヤ寺院への入場には、ガンガラーマ寺院と共通の拝観券(外国人料金)が必要です。

以前はシーマ・マラカヤ単体なら入場無料とも言われていましたが、2024年現在は拝観料400ルピーのチケット1枚で両寺院に入れるシステムになっています。

ガンガラーマ寺院側の受付でチケットを購入し、シーマ・マラカヤ寺院を含めて見学する形になります(※シーマ・マラカヤ寺院に直接スタッフがいる場合もありますが、基本的にはガンガラーマ寺院で先に拝観券を購入するのがスムーズです)。

営業時間: 朝6時から夜10時頃まで開放されています。

比較的遅い時間まで入場可能なので、日中の観光後に夕景を見に立ち寄ることもできます。ただし夜遅くは周囲が暗くなるため、安全のため20~21時くらいまでの訪問が無難でしょう。

服装と持ち物: 他の仏教寺院と同様、肌の露出を控えた服装で訪れましょう。

ノースリーブや短パンは避け、羽織るものを持参してください。入口で靴を脱いで裸足で上がる必要があります。

管理人が常駐して靴を見てくれるわけではないので、高価な靴は履いて行かないか、自己責任で管理するようにしましょう。

ラクシャン

床は木材や石造りですが、湖上にあるためか日中でも足元がひんやり涼しく、真夏でも地面が焼けつくようなことはありません。スリランカの寺院では寺院内の写真撮影は基本的に許可されていますが、フラッシュは使わずマナーを守って撮影しましょう。

歴史 – 創建の背景と再建の物語

19世紀末の創建: シーマ・マラカヤ寺院は、19世紀後半(1800年代末)に建立されました。

当時コロンボでは英国植民地時代のキリスト教布教により仏教が衰退していましたが、仏教復興運動の流れの中で都市部でも仏教徒を受け入れる場が求められました。

ガンガラーマ寺院を創建した高名な僧侶ヒッカドゥウェ・スリ・スマンガラ師らによって、小さな祠があったベイラ湖畔に水上寺院が建設され、ガンガラーマ寺院の付属施設として僧侶の修行や得度式(戒壇)に使われるようになったのが始まりです。

さつき

シンハラ語で「シーマー・マーラカヤ(සීමා මාලකය)」とは「境界」や「戒壇」を意味し、その名の通り僧侶の得度式を執り行う水上セレモニーホールとして伝統的に機能してきました。

老朽化と湖への沈下: 築後しばらくは問題なく利用されていましたが、1970年代になると老朽化した寺院構造が徐々に湖へ沈み始めました。湖上の木造建築ゆえ土台が傷んでしまったためです。

そこでガンガラーマ寺院の当時の住職(ガルボダ・グナニッサラ長老)が水上寺院の再建計画を立て、現在の新寺院の建設が動き出しました。

1970年代の再建: 1976年, スリランカが誇る建築家ジェフリー・バワによりシーマ・マラカヤ寺院の再設計・再建が行われました。

1976~1978年にかけて新寺院の建設が進められ、1979年に現在のシーマ・マラカヤ寺院が完成しています。

バワはスリランカ各地の古代寺院建築にヒントを得つつも、従来の仏教建築の枠にとらわれない革新的なデザインを取り入れました。

例えばアヌラーダプラの森の中の僧院や、スリランカ伝統の巡礼者休憩所「アンバラマ」などから着想を得て設計したとされています。

スリランカ伝統の巡礼者休憩所「アンバラマ」
スリランカ伝統の巡礼者休憩所「アンバラマ」

バワ自身、この水上寺院の設計アイデアを基に後に有名なスリランカ国会議事堂(1982年完成)の設計にも発展させたとも言われています。

伝統とモダンが融合したシーマ・マラカヤ寺院は、バワ建築の代表作の一つとして建築ファンにも知られる存在となりました。

異色の資金提供者: 再建にあたって特筆すべきは、その資金提供者がイスラム教徒のビジネスマン一家だったという点です。

コロンボ在住のムスリム実業家S.H.ムーサジー氏と妻が、早世した息子アミールの慰霊のために再建費用を寄付しました。

ラクシャン

異なる宗教の篤志家によって仏教寺院が建て直された背景には、スリランカ社会における異宗教間の調和と協力の精神がうかがえます。

このエピソードは、シーマ・マラカヤ寺院が単なる寺院以上に多文化・多宗教の共存を象徴する場所であることを物語っています。

シーマ・マラカヤ寺院の見どころ

湖に浮かぶ小さなシーマ・マラカヤ寺院ですが、その中には歴史と文化が凝縮され、見応えのあるポイントがたくさんあります。ここでは訪問時に注目したい主な見どころをピックアップしてみましょう。

湖に浮かぶ幻想的な寺院建築

何と言っても最大の魅力は、ベイラ湖に浮かぶように建つ寺院の風景です。

ベイラ湖に浮かぶように建つシーマ・マラカヤ寺院の風景

陸地とは細い橋で繋がっており、足を踏み入れるとまるで湖上を渡って本堂に向かうような不思議な感覚があります。

寺院は3つの壇(プラットフォーム)で構成され、それぞれが湖上に独立して浮かび橋で結ばれています。

ラクシャン

メインの中央壇上には美しい木造の四阿(あずまや)風の本堂があり、青い瓦屋根が特徴です。この屋根瓦はスリランカ最後の王朝時代キャンディ様式を象徴する色彩とも言われ、伝統美と現代的センスが見事に融合しています。

水面に映る寺院と空のコントラストは思わず写真に収めたくなる幻想的な光景です。

ジェフリー・バワ設計のモダン仏教建築

建築好きにとっては、ジェフリー・バワが手掛けたモダンな仏教建築デザインという点も大きな見どころです。

Jeffrey Bawa, Sri Lanka's leading architect
スリランカを代表する建築家ジェフリー・バワ

周囲の喧騒を忘れさせる開放的な造りはバワならでは。本堂の壁は格子状の透かしになっており、湖上を渡る涼しい風が吹き抜ける設計です。

蒸し暑いスリランカでも祈りの場で少しでも心地よく過ごせるようにというバワの配慮で、風通しの良い軽やかな構造となっています。

さつき

日中でも木漏れ日のような優しい光が差し込み、湖水からの反射光と相まって癒しの空間を演出しています。足元の床材も水辺に適した素材が使われており、裸足でも熱さを感じないほどひんやりとしています。

寺院全体が伝統×モダンデザインの融合による芸術作品のようで、建築ファンなら随所で感嘆することでしょう。

三体の仏像と黄金の仏陀像群

木橋を渡って本堂(中央の主壇)に入ると、まず目に入るのが正面に並ぶ三体の大きな仏像です。

シーマ・マラカヤ寺院 三体の仏像

白い衣をまとった釈迦牟尼像がお出迎えしてくれ、静かに合掌したくなる厳かな雰囲気に包まれます。さらに本堂をぐるりと取り囲むようにして、数十体におよぶ金色の仏陀坐像がずらりと並んでいる光景にも圧倒されます。

さつき

これらの小仏像は1970年代の再建時にタイから寄贈されたもので、異国からの寄進により寺院が荘厳さを増しています。

四方を取り囲む黄金仏像と青い湖水、背後にちらりとのぞく高層ビル群という取り合わせはここでしか見られないユニークな光景です。

菩提樹と大仏がもたらす安らぎ

本堂から左手(南側)の壇に目を向けると、一本の菩提樹(ボーの木)が青空に向かって枝葉を広げています。

シーマ・マラカヤ寺院 一本の菩提樹(ボーの木)

菩提樹の根元には大きな坐仏(仏陀像)が安置され、湖を背景に穏やかな表情をたたえています。

ラクシャン

この菩提樹は聖地アヌラーダプラの仏陀が悟りを開いた菩提樹(スリーマハー菩提樹)から分けられた苗木が植えられたものと伝えられ、非常に神聖なシンボルです。

木陰には常に静かな空気が漂い、訪れた人々はそこで祈りを捧げたり、しばしベンチに座って休んだりしています。

さつき

筆者が訪れたときも、お年寄りのご夫婦が菩提樹を仰ぎ見ながらゆったりと語らっている光景に出会い、とても心温まる気持ちになりました。都市中心とは思えないほどの穏やかさで、時間が許せばここでしばし瞑想したくなるスポットです。

四隅に祀られたヒンドゥーの神々

シーマ・マラカヤ寺院のユニークな点として、仏教以外の神々の祠があることも挙げられます。

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本堂がある中央壇の左右に位置する二つの小さな壇の四隅には、それぞれヒンドゥー教の守護神の小祠堂が設けられています。北東にヴィシュヌ神、北西にカタラガマ神(戦勝・多産の神、スカンダ神とも同一視される)、南西に象の神ガネーシャ、南東にシヴァ神が祀られており、小さな石像や神龕(チャペル)が配されています。

これは元々ガンガラーマ寺院が、仏教だけでなくヒンドゥーの神々も取り込んで庶民信仰の場となっている特色を反映したものです。

仏教の寺院にヒンドゥーの神様?と最初は不思議に思うかもしれませんが、スリランカの大乗仏教では四方を護る守護神(四護神)としてヒンドゥーの神々を祀る伝統があり、この寺院でも多宗教の調和が感じられる造りになっています。

観音像や中国の関羽像も?

仏像とヒンドゥー神だけでなく、境内には他にも様々な国から寄贈・寄進された像が点在しています。

例えば入口ゲート付近には観音菩薩(観世音、グァンイン)像が安置されており、東アジア的な仏教文化の影響も垣間見えます。また筆者が聞いた話では、中国からの観光客の中にはこの寺院で関羽像(関公)を目にしたという人もいるそうです。

中国三国志の英雄・関羽は道教などで武財神として信仰されており、確かにガンガラーマ寺院本院には中国から贈られた関羽像が飾られていました(筆者も本院で確認しました)。

シーマ・マラカヤ寺院内にも小さな関公像があるとの情報もあり、中国人旅行者はそれを見つけて思わず手を合わせていたとか。

こうした異国の神仏が混在する点も、ガンガラーマ寺院グループならではの面白さです。境内をくまなく見渡しながら、ぜひ宝探し気分で様々な像を探してみてください。

静寂とロマンチックな雰囲気

シーマ・マラカヤ寺院は観光客でごった返すような場所ではなく、むしろ人混みの少ない静かな寺院です。

タイミングによっては、自分以外にほとんど人がいないということも珍しくありません。このため、地元の若いカップルが静かにデートに訪れるスポットとしても知られています。

湖上の東屋で二人並んで腰掛け、夕暮れの景色を眺めながら語り合う――そんなロマンチックな光景にも出会えるかもしれません。

ラクシャン

実際、筆者が夕方訪れた際も制服姿の学生カップルらしき二人がベンチに腰掛け、一緒にスマホで写真を見ながら微笑み合っている姿がありました。

騒がしい街の中で、ここだけ時間がゆっくり流れているような不思議な空間です。観光客にとっても穴場的な癒しスポットなので、喧騒に疲れたらベイラ湖畔の風に吹かれながらひと休みしてみてください。

周辺スポットも一緒に!セットで観光プラン

シーマ・マラカヤ寺院を訪れる際は、ぜひ周辺の観光スポットもセットで巡りましょう。

特にお隣のガンガラーマ寺院は見逃せませんし、ベイラ湖周辺には他にも立ち寄りたい場所があります。ここではおすすめの周辺スポットとモデルコース提案を紹介します。

ガンガラーマ寺院(Gangaramaya Temple):

シーマ・マラカヤ寺院から徒歩2~3分の場所にあるコロンボ随一の名刹です。こちらの本院拝観がシーマ・マラカヤ寺院とセットの拝観料に含まれているので、必ず両方合わせて見学しましょう

さつき

ガンガラーマ寺院は19世紀末創建の歴史ある寺院で、スリランカ、タイ、中国、インドなど各国の様式が融合した独特の建築美を持っています。境内はまるで博物館のように 仏像や美術工芸品、骨董品 が所狭しと並び、その雑多さに驚かされます。

黄金の大仏や極彩色の壁画、各国から寄贈された無数の仏像、さらには古い車や時計、象の剥製(置物)まで展示されていて、スリランカ仏教文化の宝箱のような場所です。

説明板が少なく情報過多なので下調べして行かないと圧倒されるかもしれませんが、SpiceUpなどの解説記事を読んでポイントを押さえて訪れるとより楽しめます。

ラクシャン

境内では運が良ければ僧侶からお守りのカラフルな糸(ピリットヌーラ)を手首に巻いてもらえることもあります。毎年2月の満月Poyaの日(ナワン・ポーヤ)には盛大な仏教パレード「ナワン・ペラヘラ」が開催され、象が練り歩く幻想的な光景が見られます。

タイミングが合えば夜のペラヘラ祭を見に行くのも忘れられない体験になるでしょう。ガンガラーマ寺院とシーマ・マラカヤ寺院を合わせた観光所要時間はおよそ1~1.5時間程度です。両方とも近接しているので、続けてゆっくり見学してください。

ベイラ湖周辺の散策:

シーマ・マラカヤ寺院が浮かぶベイラ湖(Beira Lake)は、コロンボ市民の憩いの場でもあります。

シーマ・マラカヤ寺院が浮かぶベイラ湖(Beira Lake)

湖畔沿いには緑豊かな並木道や小さな公園があり、晴れた日には水鳥(カワウやペリカンなど)が湖面を舞う姿も見られます。寺院見学の後は湖沿いをのんびり散策してみましょう。

シーマ・マラカヤ寺院の対岸にはスリランカ初代大統領ジェヤワルダナの記念館(J.R. Jayawardene Centre)もありますが、一般観光では優先度はそれほど高くありません。

スリランカ初代大統領ジェヤワルダナの記念館(J.R. Jayawardene Centre)

歩いて15分ほど南東に進めば、緑あふれるヴィハーラマハーデヴィ公園(旧ビクトリア公園)があります。時間があれば公園を抜けてコロンボ国立博物館にも足を伸ばしてみてください。

ヴィハーラマハーデヴィ公園(旧ビクトリア公園)

博物館ではスリランカの歴史や美術品をたっぷり鑑賞でき、涼しい館内で小休止するのにも最適です。シーマ・マラカヤ寺院から博物館までは車で約10分、徒歩だと30分ほどかかります。

その他コロンボ市内の見どころ:

コロンボには他にも魅力的なスポットが点在しています。

例えば、旧市街ペター地区にある赤いモスク(ジャミ・ウル・アルファー・モスク)は真紅と白のストライプ模様が印象的なイスラム寺院で、一見の価値ありです。

旧市街ペター地区にある赤いモスク(ジャミ・ウル・アルファー・モスク)

夕方にはインド洋に面したゴールフェイス・グリーンという海沿いの広場で、地元の人々に混じって屋台フードを楽しんだり、水平線に沈む夕日を眺めたりするのもおすすめです。

インド洋に面したゴールフェイス・グリーンという海沿いの広場
ラクシャン

シーマ・マラカヤ寺院を観光した後、そのままコロンボ市内観光を続けるなら、半日で市内主要スポットを回るタクシーツアーなどを利用すると効率よく回れます。時間に余裕があれば是非コロンボの多彩な顔も楽しんでみてください。

訪問におすすめの時間帯・過ごし方

混雑状況と雰囲気: 前述のとおり、シーマ・マラカヤ寺院は常時混雑するような観光地ではなく、日中でも比較的静かです。

団体ツアー客が押し寄せることも少ないため、自分のペースでゆったり見学できます。他に観光客がいなければ、まるで自分だけの貸切寺院のような贅沢な時間を過ごせるでしょう。

特に午前中~午後早めは観光客も少なく、ベンチに座って瞑想しているような地元の方をちらほら見かける程度でした(筆者訪問時)。

おすすめの時間帯: 個人的には早朝か夕方~日没時の訪問がおすすめです。

早朝(開門直後の6~7時台)は空気も清々しく、湖面が朝陽にきらめいてとても爽やかな雰囲気です。祈りを捧げに来る近所の人もいますが騒がしくはなく、朝の静寂な空気の中でゆったりと仏像と対峙できるでしょう。

逆に夕方は、沈みゆく夕陽がビル群の向こうに赤く染まり、湖面もオレンジ色に輝きます。寺院のシルエットが夕焼けに浮かぶ様子はロマンチックで、写真撮影にも最適なマジックアワーです。

ラクシャン

日没後しばらくすると周囲は暗くなりますが、寺院にはほんのり照明も灯り、湖に映るライトアップが幻想的です(ライトアップは派手ではありませんが、仏像や本堂がうっすら浮かび上がります)。

夜は治安上あまり遅くならないうちに引き上げる必要がありますが、19~20時頃までであれば夜景鑑賞も可能です。

日中の過ごし方: 日中は太陽が真上に来るとさすがに暑さを感じますが、それでも湖上は不思議と風が抜けるためか蒸し風呂のようにはなりません。

むしろ他の屋外観光地より過ごしやすい印象でした。木陰もありますので、水分補給しながら休み休み見学すれば問題ないでしょう。

人が少なければ本堂の縁側に座って休憩することもできますし、ベイラ湖にぷかぷか浮かぶ鳥たちを眺めたり、写真撮影を楽しんだりと自分なりのリラックスタイムを過ごしてみてください。

筆者は昼下がりの誰もいない時間帯に訪れましたが、湖からの風に吹かれながら30分ほどベンチでボーッと過ごし、「ここが喧騒のコロンボのど真ん中だなんて」と信じられない気持ちになったものです。

さつき

暑い日差しの中でも足元は水に近いせいかひんやりしており、裸足になって解放感を味わうのも気持ちが良いですよ(ただし足元にトゲやゴミがないか注意)。

写真撮影のポイント: 写真好きなら、湖上寺院の全景を撮るなら対岸からズームがおすすめです。

シーマ・マラカヤ寺院は道路沿いからも見渡せますが、全体を画角に入れるなら少し離れた場所からの方がきれいに収まります。寺院手前の木橋を人が渡っているシーンや、湖面に映る逆さ寺院の写真も絵になります。

また、黄金の仏像越しにビル群を背景に入れて撮ると「コロンボらしさ」が演出できます。夕焼け時は空の色のグラデーションとシルエットを活かしてドラマチックに、夜は三日月や街の灯りと絡めて幻想的に撮ることもできます。

もちろん寺院内ではフラッシュ禁止・ドローン禁止などマナーを守った上で撮影を楽しんでください。

まとめ:シーマ・マラカヤ寺院で感じる癒やしと発見

コロンボの都会の真ん中で、静かに湖に浮かぶシーマ・マラカヤ寺院。

日本ではなかなか味わえないユニークなロケーションの寺院であり、歴史的背景や建築的見どころも満載です。アクセスもしやすく観光の合間に短時間で立ち寄れるスポットですが、実際に訪れてみると想像以上に心落ち着くひとときを過ごせるでしょう。

筆者も最初は「ガンガラーマ寺院のついでに覗いてみるか」程度の気持ちでしたが、青い湖水に囲まれた寺院の美しさと穏やかな空気にすっかり魅了され、気づけば長居してしまいました。

さつき

仏教建築ファンの方にとってはジェフリー・バワの作品に直接触れられる貴重な機会ですし、そうでない方も水上散歩気分で楽しめると思います。

ラクシャン

ぜひコロンボ観光のプランに「シーマ・マラカヤ寺院」を加えてみてください。ガンガラーマ寺院とのセットでスリランカの信仰文化の一端に触れ、ベイラ湖のほとりでひと息つけば、旅の良い思い出になるはずです。地味ながらも心に残る、コロンボの隠れた癒やしスポット・シーママラカヤ寺院に足を運んでみませんか?

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