スリランカ・エッラ完全ガイド ~家族で楽しむ紅茶・高原リゾート~

スリランカ・エッラ完全ガイド ~家族で楽しむ紅茶・高原リゾート~
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「世界で一番美しい鉄道の旅」が走る街、それがスリランカの高原リゾート「エッラ」です。

スリランカの高原リゾート「エッラ」

ゆったり流れる時間、美しい山々と緑の茶畑、新鮮な空気に包まれ、南国なのに涼しく快適な避暑地。

さつき

エッラは家族旅行者にも優しい穴場で、子どもから大人まで思い出に残る体験がめじろ押しです。

紅茶の香り漂うティーファクトリー見学から、天空に飛び出す絶景ジップラインまで、エッラの魅力をたっぷりとご紹介します。さあ、家族みんなでエッラの冒険へ出かけましょう!

目次

エッラはどんな町?家族に嬉しい魅力とは

エッラ(Ella)はスリランカ中央南部、標高1,000m前後の高原に位置する小さな町です。

周囲を山に囲まれ、町の南側には「エッラ・ギャップ(Ella Gap)」と呼ばれる大きな谷がぽっかり口を開けています。

エッラ・ギャップ(Ella Gap)

この谷のおかげで風通しが良く、年間を通じて平均気温20℃前後と過ごしやすい気候です。

避暑地ヌワラエリヤほど寒すぎず、コロンボなど低地の蒸し暑さもない快適な環境なので、小さなお子さん連れでも過ごしやすいでしょう。

もともとは静かな田舎町でしたが、近年の観光ブームで世界中の旅行者が訪れるようになり、バックパッカーの聖地から家族連れにも人気のリゾートへと変貌しつつあります。

山や滝の絶景ハイキングから紅茶工場見学、レストランやカフェ巡りまで、小さい町に観光の楽しみがギュッと凝縮されているのがエッラの魅力です。

エッラで茶葉摘み

「エッラ」という地名はシンハラ語で「滝」という意味を持ち、まさにその名の通り美しい滝にも恵まれています。

さらにスリランカの人々はとてもフレンドリーで子ども好きなことで知られています。

ラクシャン

実際にエッラを含めスリランカを旅した家族旅行者からは「旅の間、一度も嫌な思いをしなかった。みんなニコニコして子供にも優しく接してくれた」といった声が多く聞かれます。

治安も比較的良好で、笑顔あふれる地元の人々との触れ合いも子連れ旅の楽しみになるでしょう。

エッラへのアクセス概要

エッラは首都コロンボから約200km内陸に位置し、アクセスには鉄道・バス・車などを利用できます。

後のセクションで詳しく解説しますが、特に鉄道の旅は「世界で最も美しい」と称されるほど人気です。一方で小さな子供連れなら貸切タクシーでの移動も快適でしょう。

たとえばコロンボ~エッラ間(約200km)は車なら所要約5~6時間、公共の長距離バスなら途中乗換含め7~8時間、列車ならゆったり9~10時間かかります。

エッラと各主要都市間の移動方法については後述しますので、旅程づくりの参考にしてください。

エッラの定番観光スポット

エッラに来たらぜひ訪れたい定番スポットを押さえておきましょう。家族みんなで楽しめる自然の絶景や名所が揃っています。

リトル・アダムスピーク(Little Adam’s Peak)

エッラ市街から気軽に登れる小高い山です。標高約1,141mの頂上までは徒歩40~60分程度で、子供でも登りやすいハイキングコースが整備されています。

リトル・アダムスピーク(Little Adam’s Peak)

頂上からは360度の大パノラマが広がり、朝日と共に霧が晴れる景色は感動的。遠くエッラ・ギャップ越しに南方の平原まで見渡せ、運が良ければインド洋まで見通せることもあります。

頂上付近は階段状で多少急なので、小さなお子さんは手をつないであげると安心です。ふもとまではトゥクトゥクで行き、最後の急坂だけ歩くこともできます(子供の足を考慮した賢い手段です!)。

ナインアーチブリッジ(Nine Arch Bridge)

エッラ観光のハイライトとも言える、1919年完成の石造アーチ橋です。

ナインアーチブリッジ(Nine Arch Bridge)

9連の優美なアーチが特徴で、長さ約91m・高さ約24mもの大きな橋脚がジャングルの谷間に架かる様子は圧巻。スリランカ山岳鉄道の象徴的スポットで、橋を渡る青い列車の写真はSNS映え間違いなし。

市街から徒歩でも片道30~40分ほど(途中少し勾配あり)で行けます。踏切の先から線路沿いに歩くと橋の下まで行けますが、列車通過時刻(朝と昼過ぎが多い)に合わせて訪れるのがおすすめです。

子供と一緒に列車を見上げて手を振れば、一生の思い出になるでしょう。

エッラロック(Ella Rock)

上級者向けですが、エッラ一帯を一望したいならエッラロック登山に挑戦を。ふもとから往復半日(3~4時間)かかる本格ハイキングで、道に迷いやすいため現地ガイド同行が安心です。

エッラロック(Ella Rock)

山頂断崖からの眺望はスリル満点で爽快! ただし未就学児には難しいため、小学生高学年~中高生以上の子向きアクティビティです。

家族でチャレンジする際は早朝スタートで涼しいうちに登り、十分な水分とおやつを持参してください。

ラワナ滝(Ravana Falls)

エッラの南約6km、道路沿いにある落差25mの迫力ある滝です。

ラワナ滝(Ravana Falls)

神話の魔王ラーワナにちなんだ名前を持ち、雨季には水量が増して豪快な流れになります。乾季(1~4月頃)は水量が減り滝壺で水遊びする地元客も見られますが、安全のため浅瀬で足を浸す程度にとどめましょう。

道路脇に駐車スペースがあり、小さな屋台でトウモロコシなどのローカルおやつも売っています。移動はエッラ中心からローカルバスやタクシーで約15~20分です。

ラワナ洞窟(Ravana Cave)

ラワナ滝からほど近い山腹にある洞窟遺跡です。伝説によればラーワナ王がシータ姫を閉じ込めたとされる場所とも言われます。洞窟入口までは石段を15~20分登ります。

ラワナ洞窟(Ravana Cave)

内部は暗く懐中電灯が必須ですが、巨大な空間と無数のコウモリに子供たちはドキドキするでしょう。ただし足元が不安定なので、小学生以上の健脚な子向きスポットです。

エッラで紅茶を楽しむ: 茶畑と紅茶工場ツアー

セイロン紅茶の里として知られるスリランカ。その中でもエッラは豊かな茶畑に囲まれ、美味しい紅茶と深い関わりのある土地です。

せっかく家族で訪れるなら、紅茶工場(ティーファクトリー)の見学ツアーに参加してみませんか? 大人はもちろん、機械好きな子どもにも工場見学は人気ですよ。

エッラで紅茶を楽しむ: 茶畑と紅茶工場ツアー (エッラ 紅茶)

エッラ周辺でもっとも有名な紅茶工場が、「ウバ・ハルピータ紅茶工場(Uva Halpewatte Tea Factory)」です。

町から約6km離れた丘の上(標高1,230m!)に位置し、1940年創業という歴史ある茶工場。ここはウバ州最大規模の生産量を誇り、まさにセイロンティーの一翼を担う存在です。

見学ツアーでは、まず緑の茶畑と茶摘み風景を間近に観察できます。茶摘み体験をさせてもらえることもあり、子ども達も楽しみながら茶葉を摘んでみる貴重な体験ができます。

エッラで茶葉摘み
さつき

工場内では紅茶の製造過程をガイドさんが丁寧に解説してくれます。しおり一枚ほどの大きさに広げられた茶葉が、萎凋→揉捻→発酵→乾燥→選別…と7つの工程を経て香り高い紅茶になっていく様子は大人も子供も興味津々! 古い機械が今も現役で動く姿に、乗り物好きの男の子などは釘付けになるでしょう。

製造工程を学んだ後は、お待ちかねのテイスティングタイム。ウバ特有の爽やかな香りを持つ紅茶や、工場限定のフレーバーティーなど、数種類の紅茶を飲み比べできます。

「渋みがあるね」「こっちは甘い香り!」と家族で感想を言い合えば、旅の良い思い出に。お気に入りの茶葉は工場直売ショップで購入可能です。

摘みたて・作りたての新鮮な紅茶をお土産に持ち帰れば、自宅でもエッラの思い出に浸れます。

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見学ツアーの実用情報も押さえておきましょう。所要時間は約1時間、料金は大人1人あたり約10ドル(子供料金は割引ありの場合も)。

英語ガイドが多いですが、要点を日本語で書いた説明パネルが用意されている工場もあります。ツアーは基本的に毎日8:00~16:30の間で随時開催されています。

予約なしで飛び込み参加できることが多いですが、繁忙期は予約優先になる場合もあるので心配な場合は電話やWhatsAppで事前予約すると確実です。

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なお、エッラ近郊には他にも「エラ栽培センター(Ella Tea Center)」など紅茶関連スポットが点在しています。時間に余裕があれば色々巡ってみるのも良いでしょう。

緑の丘陵地帯に広がる茶畑と澄んだ空気…家族でのんびり紅茶畑散策は、エッラならではの癒やし体験になるはずです。

エッラで体験したい絶景ジップライン

エッラに来たらぜひ挑戦したいアクティビティが、「フライング・ラーワナ」ジップラインです。南アジア最長級とも言われるこのダブルジップラインは、雄大な高原の景色に向かって文字通り空を飛ぶスリル満点の体験! 家族旅行の思い出作りにぴったりです。

エッラで体験したい絶景ジップライン (エッラ ジップライン)

ジップラインのスタート地点は、先ほど紹介したリトル・アダムスピークの近くにある「98エーカー・アドベンチャー公園」内です。

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専用ハーネスとヘルメットを装着し、スタッフの説明を受けたらいざ出発! 2本のワイヤーが並行して張られたデュアルタイプなので、例えば親子で並んで同時に滑走することもできます。

全長はなんと約550mもあり、谷間に向かって一気に滑り降りる爽快感は格別。最高時速は約80kmに達し、まさに鳥になった気分で茶畑とジャングルを眼下に眺める絶景フライトが楽しめます。

滑走自体の時間は1分もかかりませんが、受付や準備を含めた体験全体では30分~1時間ほど見ておきましょう。営業時間は毎日朝9時~夕方5時頃まで(最終受付16時)で、天候により一時中断する場合もあります。

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料金は1人あたり約30~40ドル前後です。身長・体重制限があり体重30kg以上110kg以下、身長90cm以上でないと利用できません。

だいたい小学校低学年(6~7歳)以上のお子さんであれば体重条件を満たすことが多いですが、心配な場合は事前に確認すると安心です。

安全面の配慮もしっかりしており、ハーネス装着後に係員が何重にもチェックしてくれます。怖がって尻込みするお子さんには、スタッフが陽気に声かけして勇気づけてくれることも。

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「3, 2, 1、ゴー!」の合図でステップを踏み出したら、あとはもう風を切って滑空あるのみ! 最初は緊張していた子供も、着地する頃には満面の笑顔で「もう一回やりたい!」と言うほど病みつきになります。

高度な場所から滑り降りるので、妊娠中の方や極度の高所恐怖症の方にはおすすめしませんが、スリル好きのファミリーにはぜひ挑戦してほしいエッラ随一のアトラクションです。

勇気を出して挑戦した後は、近くのカフェで絶景を眺めながら一服。家族で共有したドキドキは、きっと旅の最高の思い出になるでしょう。

エッラのおすすめレストラン・カフェ

エッラの町は小さいながらも観光客向けのおしゃれなカフェや多国籍レストランが充実しています。

スリランカ料理はもちろん、洋食や軽食が楽しめる店も多く、子ども連れでも食事に困ることはありません。ここでは口コミで評判の高い家族旅行者におすすめのレストランをいくつかご紹介します。

  • カフェ・チル(Cafe Chill) – エッラで最も有名と言われる大人気カフェ。2008年にわずかテーブル2つのジューススタンドから始まり、今や2階建て吹き抜けの広々とした店舗に成長したエッラのランドマーク的存在です。各国料理やピザ、ハンバーガーからスリランカのライス&カリーまで幅広いメニューが揃い、家族みんなが食べたいものを見つけられます。口コミでも「スタッフがフレンドリー」「子供連れでも居心地が良い」と評判です。夜は音楽が流れる活気ある雰囲気で、旅行者同士の交流の場にもなっています。キッズチェアも完備されています。
  • マテー・ハット(Matey Hut) – 地元の味を手軽に味わいたいならここ! 小さな木の小屋風レストランで、伝統的なスリランカ家庭料理が評判です。カレーの盛り合わせ「ライス&カリー」は素朴でやさしい味わい。辛さもマイルドなので子どもでも食べやすく、「一番おいしいカレーだった」と絶賛する旅行者も多いです。席数はわずか10席程度とこぢんまりしているため、ピーク時は行列覚悟ですが、アットホームな雰囲気で子連れでもリラックスできます。
  • AKリストロ(AK Ristoro) – 洋食にちょっと飽きたら寄りたい、和食メニューもある異色のレストラン。イタリア人と日本人のご夫婦が経営しており、パスタや窯焼きピザは本格派。さらに寿司や照り焼きなどの和食も提供しているので、海外で恋しくなる日本の味を楽しめます。キッズメニューや小さい遊び場スペースもあり、親切なスタッフが子どもにも目を配ってくれると好評です。静かな庭のテーブル席もあり、ベビーカー入店もOKなので赤ちゃん連れでも安心して利用できます。
  • ザ・バーン(The Barn by Starbeans) – 高台にあり眺めの良いダイニングレストラン。ウッディな内装がおしゃれで、夜はライトアップされた庭が幻想的です。ステーキやグリル料理などボリューム満点のメイン料理が自慢で、食べ盛りの子どもたちも満足すること請け合い。キッズフレンドリーなスタッフが多く、子ども用カトラリーの用意やリクエストにも快く応じてくれます。少し高級感がありますが、カジュアルな服装でも入店OKです。

このほかにもエッラ中心街には多国籍料理店やベーカリー、スムージーやジェラートのカフェなど選択肢が豊富です。

スリランカ料理ならホテルのディナーより街中のローカル食堂の方が安くておいしいことも多いので、ぜひ外食も楽しんでください。

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辛いものが苦手なお子さんには、注文時に「Not spicy, please」と伝えれば辛さ控えめに調整してもらえます。またフルーツシェイクやロティ(薄焼きパンケーキ)など、子どもウケ抜群のおやつもぜひ現地で味わってみてくださいね。

エッラのおすすめホテル

家族旅行では宿選びも重要です。エッラにはバックパッカー向けのゲストハウスから高級リゾートまで様々な宿泊施設がありますが、ここでは家族連れに嬉しい設備やサービスがある評判の宿をピックアップしてみました。

さつき

予算や重視ポイントに合わせて選んでみてください。

スクロールできます
ホテル名特徴・家族向けポイント価格帯(1泊)
98エーカーズ リゾート&スパ
(98 Acres Resort & Spa)
絶景のティープランテーションに佇む高級エコリゾート。
インフィニティプールからリトル・アダムスピークを望む贅沢ロケーション。
スパやアクティビティも充実で、大人も子供も快適。
高級 (約2~3万円以上)
※2012年開業の5つ星リゾート
エッホー・エラ
(EKHO Ella)
エラ駅近くで移動に便利なブティックホテル。
清潔で近代的な客室からエッラ・ギャップの眺望。
ファミリールームやコネクティングルームもあり、子連れでも安心。
中級~高級 (約1.5~2.5万円)
チル・ヴィル ビューポイント
(Chill Ville View Point Hotel)
人気カフェ「Chill」のオーナーが経営する小規模ホテル。
山並みを見渡す絶景プールと開放的なテラスが魅力。
フレンドリーなサービスで、貸切感覚のんびりステイ。
中級 (約1万円前後)
ザイオン・ビュー グリーンリトリート
(Zion View Ella Green Retreat)
エッラ・ギャップを見下ろす眺望抜群のB&B。
キッズメニューや遊び場、託児サービスありで家族向け設備充実
アットホームな雰囲気で長期滞在者にも人気。
中級 (約5千~1.5万円)

※上記価格帯は目安(2名1室の大人料金ベース、時期により変動)。シーズンや予約サイトによって料金は変わるため最新の価格をご確認ください。

高級路線なら「98エーカーズ」は別格の人気ですが、敷地が広く自然に囲まれているので子どもが多少走り回ってものびのび過ごせます。

中級ホテルもエッラには数多く、プール付きで景色が良い「Chill Ville」や「ザイオン・ビュー」は特にファミリー評価が高いです。

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ザイオン・ビューでは敷地内に子供用プレイルームや小さな遊具があり、レストランでお子様向けの食事にも対応してくれるなど、痒い所に手が届くサービスが嬉しいですね。

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一方、ゲストハウスやホームステイ型の宿はオーナー家族との触れ合いが魅力です。素朴な設備でも「子供にフルーツをくれた」「朝ごはんを一緒に作った」なんて交流エピソードもよく聞きます。

料金も安く朝食付き1泊3,000~5,000円程度の所が多いので、旅費を抑えたい場合は検討してみてください。

エッラへのアクセス詳細

続いて、キャンディやヌワラエリヤなど他都市からエッラへの移動手段を詳しく見てみましょう。それぞれ鉄道とバス(または車)のメリット・デメリットがありますので、家族の状況に合わせて選んでください。

キャンディからエッラへ: 鉄道とバス

スリランカ旅行で絶対外せないと言われるのが、キャンディ〜エッラ間の山岳鉄道の旅です。

青い車体が茶畑や橋を抜けていく様子は有名SNS映えスポットで、片道約6~7時間に及ぶ長旅ながら国内外の観光客に大人気です。

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ただし列車は非常に混雑しやすく指定席確保も競争率高め。小さな子連れで長時間立ちっぱなし…は避けたいので、事前予約や余裕を持った計画をおすすめします。

一方、キャンディからエッラまでは長距離バスでの移動も可能です。直通のエアコン高速バスは運行本数が少ないものの、あれば所要約4~5時間で到着します。

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例えばカタラガマ行きのバス路線がエッラ町を経由しており、これを利用すると乗換なしで行けます。発車時刻は早朝や正午前後など便によりますが、ホテルや現地バスターミナルで尋ねれば教えてくれるでしょう。

また直通がない時間帯でも、キャンディからバドゥッラ(Badulla)行きバスに乗り終点手前のエッラ近郊で降りる方法があります。

バドゥッラの10km手前にある「クンバルウェラ(Kumbalwela)ジャンクション」で降り、そこからエッラ方面の支線バスかトゥクトゥクに乗ればOKです。現地の人はみな親切なので「エッラ?」と聞けば降りる場所も教えてくれるはずです。

キャンディ~エッラの道のりは距離にして約135kmですが、後半は山道の連続です。カーブが多く揺れるので、バス利用の場合は酔い止め薬の準備があると安心。特に子どもは車酔いしやすいので、前の席に陣取る・こまめな水分補給など気をつけてください。

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なお大人数なら貸切タクシー(バン)という選択肢もあります。所要約3.5~4時間と最速で、途中好きな場所で休憩もできます。費用は1台あたり15,000~20,000ルピー程度が目安です。

家族4~6人で割れば1人当たりそれほど高額でもないので、プライバシー重視なら検討しても良いでしょう。

ヌワラエリヤからエッラへ: 絶景列車とバス

紅茶の名産地ヌワラエリヤ(Nuwara Eliya)からエッラへ移動する場合、多くの旅行者が利用するのが山岳鉄道です。もっと正確に言うと、ヌワラエリヤ市街から車で15分ほど下ったナヌオヤ(Nanu Oya)駅が鉄道の拠点となります。

ヌワラエリヤからエッラへ: 絶景列車とバス

そこからエッラ行き列車に乗り、約3時間のんびり高原の景色を楽しめます。茶畑を縫うように走る列車の車窓風景は「まるで映画『オズの魔法使い』の世界!」とも称され、特にナヌオヤ~エッラ区間は人気が高いです。

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時間帯によっては座席指定が取りにくいですが、子連れであれば3等車でも席を譲ってもらえたという話もよくあります。外国人予約枠の指定券は30日前発売開始なので、確実に座りたいなら早めに予約しておきましょう。

バス移動の場合、ヌワラエリヤ発エッラ行きの直通バスも存在します。たとえばハンバントタ方面行きのエクスプレスバスがヌワラエリヤから出ており、経由地としてエッラに停車します。

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所要は約2~3時間ですが、本数は多くないため時間が合えばラッキーくらいに考えてください。ほかにはヌワラエリヤからまず南東方向へ山を下りてハリエラ(Hali-Ela)という町まで行き、そこからバドゥッラ行きバスに乗り継いで途中のエッラで降りるルートもあります。

乗換が必要なので少々上級者向けですが、地元の人々との触れ合いもあり旅慣れた家族には面白い経験になるでしょう。

エッラからコロンボへ: バス移動のすすめ

エッラでの滞在を満喫したら、最後はコロンボ方面へ戻る旅程になります。帰路に便利なのが長距離バスで、エッラ発コロンボ行きの直通バス(エアコン付き高速バス)が毎日2便ほど運行されています。

地元では「スーパーライン(Superline)社」のバスとして知られており、朝と昼にエッラ町から出発し、約5時間でコロンボ市内のバスターミナルに到着します。

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料金は一人2,000~2,500ルピー程度と手頃で、リクライニングシートでゆったり移動できるため子連れにも好評です。「トイレ休憩はあるの?」「荷物はどこに置くの?」と不安な場合でも、乗務員に伝えれば柔軟に対応してくれるので安心してください。

より安価に行きたい場合はローカルバス+乗換も可能です。エッラから南のウェラワヤ(Wellawaya)という町までは頻繁にローカルバスが出ています。そこからコロンボ行きの中長距離バスに乗り換えればOK。

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ただし各駅停車で時間がかかり、エアコン無しで混雑もしやすいため、あまり家族旅行向きではありません。時間に余裕があり、旅の最後にスリランカの庶民の生活を感じたい場合にはチャレンジしてみても良いでしょう。

ちなみに、エッラからコロンボ空港(BIA)へ直行するバスはありませんが、コロンボ市内から空港行きのシャトルバスに簡単に乗り継げます。

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大型荷物がある場合は、コロンボ市内ペター(Pettah)のバスターミナルでポーターが手伝ってくれることもあります(チップは適宜)。ある家族連れ旅行者は「エッラから空港までタクシーを奮発したら、高速代込みで約33,000ルピー(約82ドル)だった」とブログに記していました。

4~5人グループならタクシー代を割れば一人20ドル程度になり、深夜便利用など時間優先の場合は検討の価値があります。

おわりに ~家族みんなでエッラの思い出を

スリランカのエッラは、雄大な自然と素朴な文化、そして人々の優しさに溢れた家族旅行の理想的な目的地です。高原の涼しい風の中で飲む一杯の紅茶、ジャングルに響く鳥の声を聞きながら渡る石橋、満天の星の下で語り合った夜…。そんな何気ない瞬間も、エッラでは特別な思い出になるでしょう。

初めて訪れる異国の土地に、最初はドキドキしていたお子さんも、旅の終わりには「また来たい!」と言うかもしれません。

さつき

自然体で楽しめるエッラの魅力が、きっと家族全員の心に残るはずです。ぜひ次の休暇はスリランカの高原リゾート・エッラへ。家族の笑顔が弾ける素敵な旅になりますように!

おわりに:スリランカ旅行を最高のものとするために!

紅茶の丘を抜け、レトロな列車で霧の高原へ――
世界遺産8カ所・サファリ・ビーチリゾート・本場アーユルヴェーダ。北海道より小さな島にすべてが詰まった宝石箱、それがスリランカです。

 

 

ところが鉄道や長距離バスは本数も座席も限られ、遅延は日常茶飯事。「移動で1日終わった…」 そんな声も少なくありません。

 

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