スリランカとインドの関係は?旅行するならどっち?日本からの飛行機直行便情報、両国の歴史や文化の違いを徹底比較

スリランカとインドの関係は?旅行するならどっち?日本からの飛行機直行便情報、両国の歴史や文化の違いを徹底比較
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スリランカは時に「マイルドインド」とあだ名されることがあります。

さつき

インドの近くにあるため似たイメージを持たれがちですが、実際に旅してみると両国は驚くほど違った魅力を持っています!

どちらも世界遺産や美しい自然、美味しいカレーが楽しめる人気の旅行先ですが、文化や雰囲気、旅行のしやすさなど様々な点で異なります。

この記事では、スリランカとインドのどちらに旅行すべきか迷っているあなたに向けて、両国の魅力・違い・関係性を徹底比較します。

スリランカとインド

歴史的なつながりから、気候・物価・治安・ビザ情報、さらにインフラ(橋や航空便)まで網羅し、どちらが自分に合った旅先か判断するお手伝いをします。それぞれの国の良さを知れば、「どっちに行こう?」という悩みもきっと解決できるでしょう。

目次

スリランカとインドの基本情報

まずは両国の基本的なデータを比較してみましょう。国の規模や人口、言語や宗教などの概要です。

スクロールできます
項目スリランカインド
面積約65,610 km2(日本の約0.17倍)約3,287,000 km2(日本の約8.7倍)
人口(概数)約2,200万人約14億1,000万人
首都スリジャヤワルダナプラコッテ(行政首都)
※商業中心はコロンボ
ニューデリー
公用語シンハラ語、タミル語(英語も通用)ヒンディー語、英語(他に憲法公認言語21種)
通貨スリランカ・ルピー(LKR)インド・ルピー(INR)
宗教(主要)仏教(約70%)、ヒンドゥー教(約13%)、イスラム教(約10%)ヒンドゥー教(約80%)、イスラム教(約14%)、キリスト教(約2%)
時差日本より-3時間30分(UTC+5:30)日本より-3時間30分(UTC+5:30)

※インドは人口・面積ともにスリランカの約70倍に達し、世界最大の人口と7番目の国土面積を持つ超大国です。一方、スリランカは九州と四国を足した程度の島国で、日本の都道府県では北海道と近い面積規模となっています。

歴史と文化の関係

スリランカとインドは地理的に近接していることもあり、古代から深い歴史的・文化的つながりがあります。

スリラランカとインドの地図
ラクシャン

インドの古代叙事詩『ラーマーヤナ』によれば、インドの王子ラーマが悪王ラーヴァナの治めるランカー島(現在のスリランカ)へ渡る際、猿たちの軍勢が海上に橋を架けたと伝えられています。

この「ラーマの橋」伝説は、実際にインド南端とスリランカの間に存在する全長約48kmの砂州列(アダムスブリッジ)にも結びつけられています。

アダムスブリッジ
アダムスブリッジ

また、仏教の伝来も両国の重要な歴史的接点です。紀元前3世紀ごろ、インドのアショーカ王の息子がスリランカに仏教を伝えたことで、スリランカは仏教国となりました。

スリランカの仏教

現在でもスリランカ人口の約7割が仏教徒であり、インドから運ばれた仏歯(ブッダの歯)を祀るキャンディの仏歯寺など、仏教遺跡が国内各地に残ります。

中世以降、両国はポルトガル・オランダ・イギリスといった欧州列強の植民地支配を受けました。

ポルトガル・オランダ・イギリスに支配されていたインドとスリランカ

最終的にともにイギリス領となり、第二次世界大戦後の1947年にインド、1948年にスリランカ(当時セイロン)が相次いで独立しています。

そのため、現在の法律や教育制度、鉄道などのインフラにはイギリス統治時代の影響が色濃く残っています。

スリランカの鉄道

民族的な繋がりにも注目すると、スリランカの多数派であるシンハラ人は、その名(サンスクリットで「獅子」を意味するシンハ)から伝説的に北インドから移住した人々を起源とする話があります。

さつき

一方、少数派のタミル人は南インドのタミル人と同じ民族系統で、古くからインド南端とスリランカ北部の間で人の移動がありました。現在でもスリランカ北部や中央部の茶園地帯にはタミル系住民が多く、言語やヒンドゥー教文化がインドと共通しています。

スリランカは言語やヒンドゥー教文化がインドと共通

政治的にも両国は近隣国として関係を築いてきました。インドはスリランカにとって最大の貿易相手国であり、有事の際の支援も行っています。

例えばスリランカ内戦末期や近年の経済危機の際、インドは食料・経済支援を提供しました。ただし、インドとスリランカの関係には微妙な側面もあります。

ラクシャン

1980年代にはスリランカ内戦にインド軍が平和維持部隊として介入しましたが紛争解決には至らず、また近年はスリランカがインドと中国の双方から援助を受ける中で地政学的な綱引きも存在します。

とはいえ総じて両国関係は良好であり、文化交流や人的往来も盛んです。インドのボリウッド映画がスリランカで人気だったり、逆に毎年多くのインド人仏教徒が聖地巡礼でスリランカを訪れたりしています。

旅行の魅力と見どころの違い

次に、観光面での両国の違いと魅力を見ていきましょう。それぞれ世界遺産を含む豊富な見どころがありますが、そのスケール雰囲気には大きな違いがあります。

観光スポット・世界遺産の数と分布

世界遺産の数で見ると、インドにはなんと43件ものUNESCO世界遺産があります。これはアジアでは中国に次いで2番目に多い数です。一方、スリランカの世界遺産は8件で、主に文化遺産が中心です。

インドの世界遺産にはタージ・マハルやデリーのクトゥブ・ミナール、アグラ城といった北インドのイスラム文化遺産から、エローラ石窟群やサーンチーのストゥーパのような仏教・ヒンドゥー教遺跡、さらにはカジランガ国立公園(インドサイで有名)など自然遺産まで多岐にわたります。

インドの仏教・ヒンドゥー教遺跡

一方スリランカの世界遺産は、アヌラーダプラやポロンナルワの古代都市遺跡、シーギリヤ・ロック(空中宮殿の遺跡)、キャンディの仏歯寺、ゴール旧市街(オランダ要塞の町)など、島内に点在する歴史遺産と自然遺産(中央高地の森林保護区など)です。

旅行者にとって注目すべきは、その分布と移動のしやすさでしょう。インドは国土が広大なため、主要な観光地が広域に散らばっています。

例えば、デリー・アグラ・ジャイプルを巡る「ゴールデントライアングル」だけでも北インドの一部に過ぎず、ベンガル地方のコルカタ、南インドのケララ州の水郷地帯、さらにはヒマラヤ山麓のダージリンやラダック地方まで含めると、国内だけで飛行機移動が必要になるほどです。

デリー・アグラ・ジャイプルを巡る「ゴールデントライアングル」

これに対し、スリランカは北海道程度の大きさの島国の中に見どころが凝縮されています。

スリランカの主な文化遺産は中央部の「文化三角地帯」にまとまっており、コロンボから車で数時間圏内にシーギリヤ、ポロンナルワ、ダンブッラ(石窟寺院)などを効率よく巡ることができます。

ラクシャン

もちろんインドにも地域ごとに見どころが集中するルートはありますが、移動距離と時間の面ではスリランカの方が圧倒的にコンパクトで周遊しやすいと言えるでしょう。

自然・景観の多様さ

自然環境の多様さでは、インドはスリランカ以上に桁違いです。

インド亜大陸には世界最高峰級のヒマラヤ山脈(カシミール地方には8,000m級の峰も)から、広大なタール砂漠(西部ラジャスタン州)、熱帯のマングローブ林(ベンガル湾のスンダルバン)まで、気候帯も地形も極めて多彩です。

野生動物も豊かで、インドライオンが生息するグジャラート州のギール森林やベンガルトラで有名なバンダガル国立公園など、サファリツアーで大型動物を観察できるスポットも数多くあります。

インドライオンが生息するグジャラート州のギール森林

また北インドのラダック地方では高山砂漠の絶景、南インドのケーララ州ではヤシの木陰に広がる**バックウォーター(潟湖の水路)**クルーズなど、エリアによって全く異なる景観が楽しめます。

スリランカも小さいながらバラエティ豊かな自然に恵まれています。島の中央部には2,000m級の高原地帯が広がり、有名な紅茶畑が段々畑になったヌワラエリヤ周辺は「リトルイングランド」とも呼ばれる避暑地です。

高原から流れ落ちるウォーターフォール(滝)が点在し、熱帯の密林も残る世界遺産のシンハラジャ森林保護区では多様な固有種の生態系が見られます。

海岸線に目を向ければ、南岸や東岸に絵葉書のようなビーチが数多くあり、モルディブにも負けない透明度の海でサンゴ礁ダイビングやサーフィンを楽しむ旅行者もいます。

野生動物も負けていません。スリランカには野生のゾウが多数生息し、ヤーラ国立公園などでは世界的にも高密度なヒョウの生息地としてサファリで人気です。

規模こそインドほどではありませんが、山と海の距離が近いため短期間で多様な自然を味わえるのがスリランカの強みと言えるでしょう。

人々・文化と旅行のしやすさ

現地の人々や文化、そして旅行環境にも両国ならではの違いがあります。

まず人口規模に起因する雰囲気の違いです。インドは人口約14億人と世界一であり、どこに行っても人の多さと活気に圧倒されます。

インドは人口約14億人と世界一

大都市では市場や駅での行列、人混みの密度が日本の比ではなく、「パーソナルスペースがない」と感じるほど距離が近い場面もあるでしょう。

ラクシャン

一方、スリランカの人口は約2,200万とインドの70分の1程度で、首都コロンボでさえ人出はそこまで多くありません。人混みが苦手な方にはスリランカの方がゆったり落ち着いた雰囲気に感じられるはずです。

旅行者に対する声かけ(客引き)の積極性も両国で大きく異なります。インドは旅行者の間で「世界三大ウザい国」の一つに数えられることがあるほど客引きがしつこいことで有名です。

インドは旅行者の間で「世界三大ウザい国」の一つに数えられる

観光地では何度「ノー」と断っても周りをついて回り、「OK? OK?(乗っていかないか?)」と粘られるタクシーや物売りも日常茶飯事です。

さつき

これを煩わしく感じるか、あるいは「これも経験」と笑い飛ばせるかは人それぞれですが、少なくともインドでは心にゆとりとユーモアを持つことが旅を楽しむコツになるでしょう。

一方のスリランカでも観光地でのトゥクトゥク(三輪タクシー)運転手の客引きはありますが、インド人ほどしつこくありません。一度「大丈夫」と断ればそれ以上追ってこないことがほとんどです。

この違いは旅行者にとって大きなストレス差となり得ます。実際、インドを旅して「気疲れした」と感じた人が、スリランカでは穏やかさにホッとするといった声も多いです。

現地の人々との交流という点でも、インドとスリランカでは旅行中のエピソードが変わってきます。

ラクシャン

インドでは東アジアからの旅行者自体が珍しい地方も多く、行く先々で多くの視線を感じたり、一緒に写真を撮ってくれと頼まれることもしばしばです。

最初はちょっとした有名人気分で楽しいかもしれませんが、何度も頼まれると観光どころではなくなる、と感じる人もいるでしょう。

一方スリランカでも珍しがられることはありますが、話しかけてくるのはニコニコと「ハロー!」と手を振ってくる子供たちが中心で、時にはお菓子や手作りのブレスレットをプレゼントしてくれるような心温まる出会いもあります。

全体的にスリランカ人は穏やかで親切であり、日本人にも親日的と言われます。一方インド人も根は親切でフレンドリーですが、社会が競争的なぶん自己主張が強かったりビジネスライクな接し方をされる場面もあるため、慣れないうちは戸惑うかもしれません。

ラクシャン

街の衛生環境も旅行者が体感する大きな違いです。インドの特に大都市では、道路にゴミが散乱していたり、人や牛のフンがあちこちに落ちている光景も珍しくありません。

うっかり周囲に気を取られて歩くと何かを踏んでしまう確率が高いため、足元に注意しながら歩かざるを得ないほどです。

さつき

また、公衆トイレの少なさから屋外排泄も一部では見られ、こうした要因で都市部の悪臭や不衛生さにショックを受ける日本人旅行者もいます。

一方、スリランカでは主要な観光地や市街地は比較的清掃が行き届いており、インドほど酷い悪臭や汚さに悩まされることは少ないです。

もちろん場所によってはゴミが散乱している所もありますが、少なくとも友人とおしゃべりしながら街歩きを楽しめる程度には道路がきれいに保たれています。

大気汚染についても、インドは経済成長に伴うPM2.5などの深刻な影響が指摘されています。

大気汚染についても、インドは経済成長に伴うPM2.5などの深刻な影響が指摘されている

特に首都デリーを含む北インドの大気汚染は世界最悪レベルとの報道もあり、濃霧のようなスモッグで飛行機が欠航したり外出禁止令が出ることもあります。

ラクシャン

旅行中も喉が痛くなったり目がチカチカするほどで、空気の悪さに驚くでしょう。反対にスリランカの空気は「発展途上国の中ではトップレベルで綺麗」と言われるほど澄んでいます。

工業化が進んでいないこともありますが、同じ南アジアでもスリランカでは青空がちゃんと見え、深呼吸が気持ちよく感じられるはずです。

最後に治安(安全性)の違いです。一般にスリランカはインドより安全と言われますが、その評価にも根拠があります。

世界平和度指数(GPI)の2024年版によれば、スリランカは163か国中100位前後なのに対し、インドは116位とやや低い順位です(※数値が小さいほど平和な国)。

さつき

インドは地域によって治安情勢が大きく異なり、一部の州(例えば紛争のあるカシミール地方や中部の一部)では渡航注意情報が出ています。また大都市でもスリや詐欺は頻発し、観光客が睡眠薬強盗に遭った例や女性旅行者への性的暴行事件なども報告されています。

実際に旅行する際は、呼び止めてくる見知らぬ人にはついて行かない、夜間の一人歩きを避けるなど慎重な行動が求められます。

一方のスリランカもスリや置き引きは皆無ではありませんが、インドほど神経質になる必要はない雰囲気です。筆者自身も夜に徒歩で外出する機会がありましたが、怖い思いをしたことは一度もありません。

それほどスリランカは治安面での不安が少なく安心して旅行できる国と言えるでしょう。

実用データ比較:気候・物価・ビザなど

最後に、旅行計画に役立つ実用的なデータ比較です。気候(渡航時期)、旅行にかかる費用、ビザ要件、安全性といった項目をまとめました。

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項目スリランカインド
気候・ベストシーズン赤道に近い熱帯モンスーン気候。年間平均気温は約26.5℃と高温多湿で、雨季は年2回(5~7月と10~1月)あります。ただし島の南北で雨季が異なるため、一年のどの時期でも国内のどこかしらでベストシーズンです。地域によって多様な熱帯~温帯気候。平地の夏は酷暑で日中40℃を超える所もある一方、高地や冬季は冷え込みます。旅行のベストシーズンは一般的に乾季の冬(11~2月)ですが、訪問地域によって適期は異なります。
物価(旅行費用)近年はインフレの影響で物価上昇。全体的な消費者物価はインドより約60%割高です。特に食料品はインドの2倍近い価格帯で、外食やホテル代も高めです。ただし日本と比べればまだ安く、屋台飯は数百円、3~4つ星ホテルも1泊5千~1万円程度が目安です。南アジアの中でも比較的物価は安いです。外食は安食堂なら1食200~300円程度、中級レストランでも600円ほどとリーズナブル。交通費も鉄道や長距離バスは数百円で長距離移動できます。総合的な生活費指数ではスリランカより4割ほど低く、低予算でも旅行しやすい国と言えます。
ビザ要件日本人を含む外国人は渡航前に電子渡航認証(ETA)の取得が必要。ただし観光目的で30日以内の滞在なら日本人はETA申請料が無料です(2025年現在)。オンラインで事前申請し許可を取得します。延長して最長6か月まで滞在可能。観光目的でもビザが必要(渡航前にオンライン電子ビザ(eVisa)申請可)。日本人は60日以内の滞在ならアライバルビザ(到着ビザ)を取得できる措置もありますが、事前にeVisaを取得するのが一般的です。費用は滞在期間により20~40米ドル程度(国籍により異なる)で、有効期間内で二重入国も可能なタイプもあります。
治安・安全度比較的安定。内戦終結後は政治も安定しており、犯罪発生率も高くありません。テロの懸念も現在は小さいです。2022年に経済混乱によるデモがありましたが、その後沈静化しました。世界平和度指数では中位(100位前後)に位置しています。地域差が大きい。観光地の多いエリアは概ね安全ですが、テロや宗教対立の火種を抱える地域もあります。都市部ではスリ・置き引きに加え悪質な詐欺にも注意が必要です。総合的な平和度はやや低めで(GPI116位)、特に女性旅行者は夜間行動を控えるなど慎重さが求められます。

※物価はNumbeo物価指数等を参考に相対比較。治安の指標はGlobal Peace Index等による。

インフラ・アクセス(飛行機・船・橋)

日本からの直行便は、スリランカへは週数便の直行航空便があります(成田・関空~コロンボ、所要約9~10時間)。インドへも東京からデリー行きなどの直行便(約9時間)が就航しています。

日本からスリランカ・インドへの直行便

価格は季節にもよりますが往復6~10万円程度が相場です。その他、乗継便を利用すれば両国とも多数の航空経路があり、東南アジアや中東経由で各主要都市へアクセスできます。

ラクシャン

両国間の移動も比較的容易です。コロンボからインド南部(チェンナイやバンガロール、ティルチラーパッリ等)へは直行便が毎日運航しており、所要わずか1~2時間で結んでいます。

デリーなど北インドへもコロンボ発の直行便があり、3~4時間で到着します。航空券代も片道1~2万円程度からと手頃で、スリランカとインドをセットで周遊する旅行者も多いです。

かつて1960年代まではインド南端とスリランカを結ぶ国際連絡船(フェリー)が運航されていました。

さつき

近年になり約40年ぶりのフェリー航路復活が進められ、2023年10月に南インド(タミル・ナドゥ州ナガパッティナム)~スリランカ北部(カンクesanトゥライ港)間で定期船が再開されました。

運航は一時中断しましたが、2024年8月より再び民間フェリーによる定期便が開始されています。所要約3時間半~4時間で、料金は片道50ドル前後(約6千円)と航空機より割安です。

ラクシャン

今後、タミル・ナドゥ州とスリランカを結ぶ別ルートのフェリー計画もあり、インド~スリランカ間の海上アクセスは改善しつつあります。

一方、地続きの橋やトンネルによる両国の連結についてもしばしば話題に上ります。

インドとスリランカの間のポーク海峡には前述のラーマの橋伝説にちなむ浅瀬群(アダムズブリッジ)が存在しますが、自動車が通行できる橋は架かっていません。

さつき

2015年にはインド政府がスリランカまでの海上橋(または海底トンネル)建設計画を発表し、2020年代に入り再びインド側から提案がなされました。

しかしスリランカ政府は「現時点で陸路連結の計画は受け入れない」と明言しており、公式な合意には至っていません(※2025年4月の時点)。政治的・環境的課題も多く、実現は中長期的な検討課題と言えます。

現実にはまず先に上述のフェリー航路拡充が期待されており、将来的に信頼関係が深まれば橋やトンネルによる陸路接続が実現する可能性もゼロではないでしょう。

まとめ&どっちに行くべき?

以上、スリランカとインドを様々な角度から比較してきました。どちらの国にも唯一無二の魅力があり、優劣をつけるのは難しいですが、以下にポイントを簡単に整理します。

  • 旅行の手軽さ:初めて南アジアを訪れるなら、コンパクトで比較的安心なスリランカがおすすめ。一方、インドは移動も含め冒険的で、体力と時間に余裕がある旅向き。
  • 文化や遺産:仏教遺跡や南国の島国情緒を味わいたいならスリランカ。多様な宗教・文明の遺産巡りや大国の歴史絵巻を体感したいならインド。
  • 自然と景観:短期間でビーチも高原も楽しみたいならスリランカ。スケール壮大な山岳や砂漠、サファリ体験まで網羅したいならインド。
  • 予算:物価の安さ重視ならインド。スリランカはやや費用が嵩むものの、日本よりは割安で快適な旅が可能。
  • 安全・衛生:潔癖症や女性の一人旅ならスリランカの方が安心感あり。インドは刺激的だが、そのぶんトラブル対策にも気を遣う必要あり。

どちらを選ぶにせよ、事前に情報収集をしっかり行い準備すれば、南アジアでの旅はきっと素晴らしい体験になります。スリランカであれインドであれ、現地の人々との触れ合いや多彩な文化との出会いはあなたの旅を特別なものにしてくれるでしょう。ぜひ安全に気をつけつつ、自分に合った旅先で思い出に残る時間をお過ごしください。幸運を祈ります!

おわりに:スリランカ旅行を最高のものとするために!

紅茶の丘を抜け、レトロな列車で霧の高原へ――
世界遺産8カ所・サファリ・ビーチリゾート・本場アーユルヴェーダ。北海道より小さな島にすべてが詰まった宝石箱、それがスリランカです。

 

 

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