スリランカの国立公園では、このようなオープンジープで大自然の中を駆け巡ります。


運が良ければ、間近で野生動物に出会えるスリリングな体験に子どもも大人も大興奮!



スリランカ旅行といえば世界遺産や紅茶のイメージがありますが、実は国土の約10%が国立公園や自然保護区。スリランカのサファリでは野生のゾウやヒョウなどに出会える貴重なチャンスがあり、家族みんなで「リアルな動物の世界」を体感できます。
本記事では、子連れ家族にぴったりのスリランカサファリ情報をまとめました。特に人気のヤーラ国立公園とウィルパットゥ国立公園を中心に、おすすめの国立公園、ツアーの種類や選び方、料金相場、安全に楽しむポイント、持ち物や注意点などを詳しくご紹介します。
最後には、スリランカ旅行を効率よく周るコツについても触れていますので、ぜひ旅の計画の参考にしてください。それではさっそく、スリランカサファリの魅力を見ていきましょう!
スリランカのサファリってどんなもの?
スリランカのサファリとは、ジープに乗って野生動物を探しに行くツアーのことです。
アフリカのサファリをイメージする方も多いかもしれませんが、スリランカにも20を超える国立公園と100以上の自然保護区があり、そこでサファリ体験ができます。
代表的な動物はスリランカゾウ(アジアゾウ)やスリランカヒョウ(レオパード)、ナマケグマ(スリランカグマ)などで、他にもワニ、バッファロー、シカ、サル、クジャクをはじめとする鳥類など多種多様です。日本では見られないスリランカ固有種もおり、まさに野生動物の宝庫と言えるでしょう。


サファリは主に国立公園内を専門の四輪駆動ジープで走り回り、動物を探す形で行われます。車には運転手兼ガイドが同乗し、無線や他のジープと情報交換しながら効率よく動物を探してくれます。
道路は未舗装ででこぼこ道を進むため、まるで冒険映画のようなワイルドな乗り心地ですが、その分「次は何が現れるかな?」というワクワク感がいっぱいです。



子ども連れでもサファリ体験は可能?



もちろん可能です!スリランカのジープサファリは老若男女問わず楽しめる自然アクティビティとして人気があります。
アフリカと違ってスリランカには人間を襲うような猛獣(ライオンやチーターなど)がほとんどいないため、安全面でも比較的安心です。(とはいえ野生動物相手なので、後述する注意事項は守りましょうね。)
実際に小さなお子さんを連れて参加する海外旅行客も多く、「3歳の子どもが一番の思い出に象との遭遇を挙げた」なんて微笑ましいエピソードもあります。家族みんなでドキドキしながら動物を探す体験は、きっと旅のハイライトになるでしょう。
それでは次に、スリランカでサファリができる主要な国立公園と、それぞれの魅力や特徴を見ていきましょう。どの公園が自分たち家族に合っているか、旅行ルートに組み込みやすいかなど、比較しながら検討してみてください。
スリランカのサファリおすすめ国立公園
スリランカには数多くの国立公園がありますが、その中でもサファリが楽しめる代表的な公園をピックアップして紹介します。
特にヤーラ国立公園とウィルパットゥ国立公園は動物の種類や希少性の面で群を抜いており、今回おすすめスポットとして詳しく取り上げます。そのほか、ゾウ目当てなら外せないウダワラウェ国立公園やミンネリヤ国立公園についても解説します。
ヤーラ国立公園(Yala National Park) — 種類豊富な動物たちの楽園


ヤーラ国立公園はスリランカ南東部に位置し、スリランカで2番目に大きい国立公園です(最大は後述のウィルパットゥ)。首都コロンボの空港から車で約4.5時間ほどとアクセスはやや大変ですが、行くだけの価値がある人気No.1サファリスポットです。


園内は乾燥地帯の低木林や草原、湖沼、海岸線まで多様な環境が広がり、他の地域とは異なる独特の景観も楽しめます。
見られる動物の魅力: ヤーラではなんと44種の哺乳類と215種の鳥類が生息しているとされ、多彩な動物に出会えるのが最大の魅力です。中でも注目はスリランカヒョウ(レオパード)!ヤーラには約40~50頭ものヒョウが生息しており、その密度は世界有数といわれます。
運が良ければサファリ中にヒョウが道路を横切るシーンに遭遇することも…。ただし非常に希少な動物なので、出会えるかどうかはまさに運次第です(「3~4回サファリに行けば1回は見られる」とも言われます)。ヒョウは夜行性のため、朝一番の涼しい時間帯が狙い目。朝6時の開園直後にモーニングサファリへ出発し、茂みや道路脇に現れるヒョウを探しましょう。


ヤーラ国立公園では運が良ければこのようなスリランカヒョウに出会えることもあります!レオパードはスリランカの「ビッグ5」の一つで、ヤーラは世界有数のヒョウ生息地です。
とはいえ生息数が多い分、公園も広大なので焦らず探しましょう。ヒョウ以外にもゾウは高確率で見られます。ヤーラには大きな象の群れこそ少ないものの、単独や小さな群れのアジアゾウが多数暮らしており、しばしばジープの目の前を横切る迫力満点のシーンに遭遇します。
さらにイノシシやシカ、サル、クロコダイル(水中からひょっこり顔を出しています)、水牛など枚挙に暇がありません。色鮮やかなクジャクやオオトカゲに出会うこともあり、「次は何が出るかな?」と終始ドキドキです。園内には約200種もの野鳥が確認されており、運が良ければ羽を広げた野生のクジャクにもお目にかかれるかもしれません。
ヤーラは人気が高いため、公園内には常時多くのサファリジープが走っています。



他のジープから無線で動物の目撃情報が入ると一斉に集まってくることもあり、人気スポットでは「ジープ渋滞」になることも…。



特にメインゲート(南側)から入るエリアは観光客が非常に多いため、静かに動物観察したい方はあえて別のゲートを利用する方法もあります。例えば比較的ジープの少ない東側の「カタラガマゲート」から入ると、混雑を避けられるというツアー会社の工夫もあるようです。
またヤーラは5つのブロックに分かれており、毎年9月頃には主なブロックが環境保護のため約1〜1.5ヶ月クローズします(他のブロックでサファリ実施)。訪問時期によって閉園期間に当たらないか要チェックです。
ベストシーズンは2~6月頃と言われ、雨季明けで水場に動物が集まりやすい時期が狙い目です。逆に雨季(特に11~12月)はぬかるみで車が入れない区域もあります。


子連れポイントについてお伝えします。ヤーラ周辺(ティッサマハーラマなど)にはホテルやゲストハウスが多く、家族向けの宿泊施設も充実しています。公園内には海を望む休憩所があり、午前のサファリでは10時頃に一度ここでトイレ休憩を取るのが一般的です。
休憩所では簡易な食事(フルーツやロティ、ゆで卵など朝食セット)を提供してくれるツアー会社もあり、子どもと一息つけて安心ですよ。



トイレもあるので、小さい子はここで用を足しておきましょう。ヤーラはサファリ時間が長め(半日~終日)のプランもありますので、飽きっぽいお子さんの場合は途中でガイドさんに伝えて早めに切り上げてもらうことも可能です。



ジープが揺れるので、乗り物酔いしやすい子は酔い止めを飲ませておくと安心ですね。
ウィルパットゥ国立公園(Wilpattu National Park) — 静寂に包まれた大自然&高いヒョウ遭遇率
ウィルパットゥ国立公園はスリランカ北西部に位置し、古都アヌラーダプラから車で約1時間の場所にあります。


その広さはなんと約1,315平方km(東京23区の約2倍)にも及び、スリランカ最大の国立公園です。ヤーラよりも訪問者が少なく、手つかずの自然が広がる穴場的サファリスポットとして近年注目度が上がっています。
見られる動物の魅力: ウィルパットゥにもゾウ、ナマケグマ、イノシシ、シカ、ワニ、鳥類など様々な野生動物が生息していますが、最大のターゲットはやはりスリランカヒョウ(レオパード)です。実は公園のヒョウ生息数自体はヤーラよりも多いとも言われており、「とにかくヒョウを見たい!」という方にはウィルパットゥが最もおすすめの公園です。
もっとも広大な敷地に点在するため遭遇確率は一概に比較できませんが、経験豊富なサファリ通の中には「ヤーラよりウィルパットゥ派」という方も多いようです。静かな環境の中、茂みからひょっこり現れるヒョウとの出会いは格別でしょう。
またウィルパットゥは名前の由来にもなった多数の「ヴィラ」(自然の湖沼)が点在し、水辺に集まる動物たちの観察にも適しています。水飲みに来た水鳥や水牛、時にはワニが湖面に姿を現すこともあります。雨季には豊かな水源のおかげで動物たちが園内に留まりやすく、乾季には水場周辺を重点的に探すことで効率よく出会いが期待できます。
ウィルパットゥは観光開発が進みすぎていない点も魅力です。サファリジープの数がまだ少なく、人混みならぬ“車混み”とは無縁のゆったりした観察ができます。



ジャングルが深く奥まったエリアでは「本当に自分たちだけ…?」と感じるほど静まり返っており、動物たちの気配や足音にじっと耳を澄ます瞬間も。
また、ヤーラのような定期的クローズ期間はありません(雨季のコンディション次第で一時的に閉まる場合はあります)。ベストシーズンは2~9月頃とされ、雨が少ない時期の方が走りやすく動物も活発に見られます。逆に10~12月頃は北西モンスーンによる大雨で一部道が冠水することもあるため注意しましょう。
ウィルパットゥ周辺の宿泊は、アヌラーダプラの町または公園ゲート付近のエコロッジが拠点になります。ヤーラに比べると観光客向けインフラは少なめですが、その分大自然の中でのキャンプ気分を味わえるテント宿泊やバンガローも人気です。



「子どもをもう少し大きくしてからチャレンジしたい」というご家族も多く、小学生以上のお子さんであればウィルパットゥの静かなサファリもきっと楽しめるでしょう。
長時間のサファリになる場合は、途中で休憩を挟むプライベートツアーを手配したり、おやつや飲み物を多めに持参したりすると安心です。
ウダワラウェ国立公園(Udawalawe National Park) — 野生のゾウに高確率で出会える!象好きファミリーに◎
「野生のゾウを絶対に見たい!」という希望があるなら、ウダワラウェ国立公園がうってつけです。


スリランカ南部、ヤーラ国立公園から車で約1時間半ほどの場所に位置し、その名の通り野生のゾウが多数生息する国立公園として知られています。
乾燥したサバンナ風の草原が広がる園内には常時たくさんのゾウたちが餌を食べたり水浴びしたりしており、ほぼ確実にアジアゾウの姿を観察できる公園です。


実際「3時間のサファリで何十頭ものゾウに遭遇した」という旅行者の声もあるほどで、特に子ども達は大興奮間違いなしでしょう。
見られる動物の魅力: 主役は何と言ってもゾウですが、他にも水牛、ワニ、サル、シカ、イノシシなどが見られます。鳥類も豊富で、クジャクやワシ、カラフルな南国の小鳥たちがあちこちに。中でもクジャクはそこかしこにいて、運が良ければ羽を広げるダイナミックな姿が見られるかも。さらにウダワラウェでは非常に稀ですがヒョウも生息しています。確率は低いものの、もしいきなりサファリ中にヒョウが現れたら超ラッキーですね!とはいえウダワラウェを訪れる多くの人のお目当てはゾウなので、「ヒョウは出たらラッキー」くらいのスタンスでいきましょう。
ウダワラウェは広さこそそこまで大きくありませんが、開けた地形のため動物を見つけやすいのが特徴です。



ヤーラほどサファリ車が多くなく、「他のジープが視界に入らない時間も多かった」という声もあります。



家族で貸切のプライベートジープで回れば、のびのびと自分たちのペースで楽しめるでしょう。
園内には孤児象の保護施設(エレファント・トランジットホーム)も併設されています。ここでは親とはぐれた赤ちゃん象の世話をしており、毎日決まった時間にミルクをあげる公開 feeding を実施。サファリの前後に立ち寄れば、キュートな子象たちが一生懸命ミルクを飲む姿を見ることができます。ゾウ好きの子にはたまらない体験ですね。
ベストシーズンは1~6月頃とされます。雨季になると茂みが濃くなりすぎて動物発見がやや難しくなるため、乾燥している時期の方が効率よく観察できます。
とはいえ雨季でもゾウ自体はいつでも見られるので、旅行日程に合わせて無理なく組み込みましょう。ウダワラウェはヤーラとも近いため、南部方面を周遊する場合は「ヤーラ+ウダワラウェ二大サファリ」とセットで訪れるのもおすすめです。
サファリ時間は約3時間程度と比較的コンパクトなので、未就学児がいても挑戦しやすいです。実際に2歳と3歳の幼児を連れて参加した家族は「3時間が子どもにはちょうど良い長さだった」と振り返っています。
朝の涼しいうちに出発し、後半子どもが飽きる前に終了できるのは嬉しいですね。道も比較的平坦で走りやすく、ジープの揺れも穏やかなので酔いにくいとの声もあります(※個人差はあります)。



また前述の孤児象施設はお子様ウケ抜群なので、ぜひ時間を合わせて訪れてみてください。
ウダワラウェ周辺の宿はエコロッジ風のテントやバンガローも多く、家族で自然に浸れる滞在ができます。夜は星空観察をしたりと、サファリ以外の思い出も作れそうですね。
ミンネリヤ国立公園&カウドゥッラ国立公園(Minneriya & Kaudulla) — 文化三角地帯で象の大集結に遭遇!
スリランカ中部の文化三角地帯(シギリヤやダンブッラがあるエリア)を旅行するなら、ぜひ検討したいのがミンネリヤ国立公園です。


ここは毎年夏~秋にかけて野生のゾウが大集結する「エレファント・ギャザリング」で有名な公園。7~10月の乾季には、公園内のミンネリヤ湖に水を求めて100頭以上のゾウが集まる光景が見られます。


この期間に当たれば、夕方のサファリで次々と湖畔に現れるゾウの群れに圧倒されるでしょう!親子ゾウがじゃれ合ったり、水浴びする姿はまさに壮観で、子どもたちも目を輝かせること間違いなしです。
ミンネリヤはシギリヤロックやダンブッラ石窟寺院からアクセス至近のため、日程に組み込みやすい利点があります。午前中に遺跡観光、午後~夕方にサファリという流れも可能です。



ゾウ以外には水牛やシカ、鳥類などが見られますが、何より「野生ゾウをこんなに一度に!」という体験ができる点で、子連れファミリーにもぜひおすすめです。
一方、カウドゥッラ国立公園(または「コウドゥッラ」)も同エリアにあるゾウスポットです。ミンネリヤと隣接しており、象たちは季節によってミンネリヤ⇔カウドゥッラ⇔フルルエコパーク間を移動します。
例えば雨季(冬季)にはカウドゥッラに象が多く集まる傾向があり、逆に夏の乾季はミンネリヤに集中します。現地レンジャーさんたちが日々象の位置を把握しあっているので、時期によって最適な公園に案内してくれます。「行ってみたら象がいなかった…」なんて事態は避けられるので安心です。
文化三角地帯は見どころが多く、旅程に組み込みやすい反面、連日の遺跡観光で子どもが少し退屈してしまう場合も。



そんな時サファリを入れるとメリハリがつき、子どもも大喜びします。「シギリヤで岩登りをがんばったご褒美に、夕方はジャングルで象さん探しに行こう!」なんてプランも素敵ですね。
サファリ時間は2~3時間程度と短めで、エリアも移動しやすいので小さなお子さん連れでも参加しやすいでしょう。こちらも途中トイレはないので、事前に済ませてから臨んでください。乾季は埃っぽいので帽子やサングラス、マスク着用がおすすめです(ジープ前方に座ると土ぼこりが舞いやすいです)。
以上、主要な国立公園の特徴を紹介しました。



「結局どこに行こう?」と迷ってしまうかもしれませんので、簡単に各サファリスポットの特徴を比較表にまとめてみました。
主なサファリ国立公園の比較一覧
国立公園名 | ロケーション アクセス | 主な動物 & 特徴 | ベストシーズン | 備考 子連れポイント等 |
---|---|---|---|---|
ヤーラ国立公園 | 南東部 コロンボ空港から車4.5時間 | ヒョウ(生息密度世界トップクラス)、ゾウ、クマ、鳥類など多種観光客が多く賑やか | 2~6月頃※9月に主要エリア閉園期間あり | 休憩所あり(トイレ◎)。早朝出発だが施設充実 |
ウィルパットゥ国立公園 | 北西部 アヌラーダプラから車1時間 | ヒョウ(生息数が最多級)、クマ、ゾウ、鹿、湖沼に水鳥など自然度が高く静か | 2~9月頃(通年開園) | 混雑少なく静かなサファリ。長時間向き(小学生~におすすめ) |
ウダワラウェ国立公園 | 南部 ヤーラから車1.5時間 | ゾウ(ほぼ確実に多数遭遇)、水牛、ワニ、鳥類などコンパクトで見つけやすい | 1~6月頃 | サファリ約3時間と短め。孤児象施設あり(授乳見学できる) |
ミンネリヤ/カウドゥッラ国立公園 | 中部 シギリヤから車1時間以内 | ゾウ(季節により100頭規模の群れ)、水牛、鹿、鳥類季節で移動する象を追いかける | *ミンネリヤ:7~10月乾季*カウドゥッラ:12~2月頃 | 2~3時間のサファリ。文化遺産観光の合間に◎。土埃対策を |
※上記以外にも、バードウォッチングに最適なブンダラ国立公園(南東部)や、ボートサファリが楽しめるマドル・オヤ国立公園などもありますが、子連れ旅行ではアクセスや見どころの点で上記が定番となるでしょう。
それでは次に、サファリツアーの申し込み方法や種類、かかる費用の相場について解説します。どのように予約・参加すれば良いのか、事前に知っておくと安心です。
承知しました。それでは、スリランカのサファリツアー情報における「サファリツアーの種類と選び方」と「サファリツアーの料金相場・費用の目安」の各H2セクションを、スリランカタクシーサービス(https://srilanka-charter.com/srilanka/srilanka-taxi-service/)の利便性・優位性を紹介する形で書き直します。
他の選択肢も挙げつつ、「観光ガイドライセンス保持ドライバーの紹介付き」「移動の効率と快適性が高い」などのメリットを最もおすすめの手段として明示します。修正完了後に該当パートを再提示しますので、少々お待ちください。
サファリツアーの種類と選び方
スリランカで家族向けにサファリツアーへ参加する際には、ツアーの種類や予約方法にいくつかの選択肢があります。代表的な手配方法は次のとおりです。
宿泊ホテル経由で予約: ヤーラやウダワラウェなど国立公園近くのホテルに宿泊する場合、ホテルが提携先のサファリツアーを手配してくれることがあります。フロントで相談すれば信頼できる現地業者を紹介してもらえるため、言葉の心配も少なく手軽です。実際に「半日サファリ(運転手+ガイド付き)を12,000ルピーで予約できるよ(入園料別)」とホテル側から提案してもらえた旅行者もいます。
現地のサファリ会社に直接申し込み: 街中のツアーデスクや国立公園周辺のサファリ会社に自分で出向いて予約する方法です。仲介料がかからない分、料金が割安になることも期待できます。例えば一度ホテルで提示された料金を基準に、直接ジープ会社に行って値引き交渉し、最終的に合計18,000ルピー程度で契約したケースもあります。現地ではスタッフと英語でやり取りする必要がありますが、熱心なドライバーが多く、ティッサマハラマの町中を歩いていると「明日サファリ行かない?」と声をかけられるほど気軽に予約できる雰囲気です。
国立公園ゲートで当日交渉: サファリ当日の早朝に直接公園の入口へ行き、その場で待機しているジープドライバーと交渉して参加する方法もあります。運が良ければ飛び入りでもジープをチャーターできますが、人気シーズンや時間帯によっては満車で乗れないリスクもあります。早朝から英語で価格交渉をする手間があるものの、事前予約なしでも参加できる柔軟さが魅力です。前日夕方に公園近くでドライバーを捕まえて予約しておくと当日スムーズに行けるでしょう。
オンラインの予約サイトを利用: 日本語対応の旅行予約サイトや現地サファリ会社の公式サイトから事前予約する方法です。現地に行く前にスケジュールを確保でき安心ですが、手数料込みの料金設定になりがちです。実際、ある旅行者は海外サイト経由の予約で「相場料金+約40ドル」も余計に支払ってしまったそうです。便利さと引き換えに割高になる場合もあるため、料金重視なら注意が必要です。



以上のようにスリランカのサファリツアーにはさまざまな予約・手配方法がありますが、家族連れ旅行者に特におすすめなのが専用車チャーターの「Sri Lanka Taxi Service」を利用する方法です。


スリランカタクシーサービスはスリランカ政府公認の現地タクシーチャーターで、日本人利用者が多く信頼性抜群です。専属ドライバーが観光案内役も兼ねて同行し、中には公式ガイドのライセンスを持つドライバーも在籍しています。



コロンボからヤーラ国立公園のような長距離移動でも冷房完備の清潔な車両で快適に移動でき、長時間のドライブでも疲れにくい広いシートが用意されています。



さらに移動だけでなくサファリツアーの予約相談も気軽にでき、どの公園のどんなツアーが家族に合っているかプロの目線でアドバイスしてくれます。実際に経験豊富なドライバーが旅程の無料相談に乗ってくれ、希望に応じて効率の良い観光ルートやおすすめの立ち寄り先(もちろんサファリも含めて)を提案してくれるため安心です。
プライベートチャーターなのでスケジュールの融通が利き、お子様連れでも途中で休憩を入れたり臨機応変に予定変更したりといった対応が可能です。
実際、大型のバンタイプ車両をお願いすればベビーカーやチャイルドシートもゆとりをもって積めるので、小さなお子さん連れでも荷物や移動の心配なく過ごせます。このように家族旅行でスリランカのサファリツアーを楽しみたい方にはスリランカタクシーサービスの利用が最も安心で快適な手段と言えます。
サファリツアーの料金相場・費用の目安
家族で参加するスリランカのサファリツアーの料金相場も気になるところですよね。
サファリツアー費用の内訳は大きく分けて「ジープチャーター代」+「国立公園の入園料」の2つです。



ジープ代は1台あたりの貸切料金で、通常は6人乗りのジープを想定しています。そのため人数が集まるほど1人あたりの負担は割安になり、逆に貸切に近い少人数だと1人あたりの金額は高めになります。



一方、入園料は外国人の場合おおよそ1人30米ドル前後(税別)に設定されており、為替や税金により多少変動します。この入園料は参加人数に応じて必要なので、例えば4人家族で参加すれば4名分かかる点に注意しましょう。
具体的な費用の目安ですが、半日サファリ(約3~4時間)の場合、人気のヤーラ国立公園やウダワラウェ国立公園ではジープ1台あたり15,000~20,000ルピー程度+入園料人数分が一つの相場です。
仮に大人2名・子ども2名の家族で参加すると、ジープ代約15,000ルピー+大人2名分入園料(約12,000ルピー前後)で合計27,000ルピー程度(約13,000~14,000円)になります。
大人だけ2名で相乗り参加するケースでは、他の旅行者とジープをシェアして1人当たり5,000~8,000ルピー(2,500~4,000円)程度に収まる例もあります。



実際には「ホテル経由で半日サファリが12,000ルピー(入園料別)だった」「直接交渉してトータル18,000ルピーになった」といった旅行者の声があり、内容や交渉次第で多少前後しますが大きく外れない価格帯はそのくらいと言えるでしょう。
なお、早朝から夕方まで行う1日サファリの場合、ジープ代も入園料も倍近くになるため合計で30,000~40,000ルピー(約15,000~20,000円)前後を見込んでおくと安心です。
料金を抑えたい場合、現地で直接ジープとドライバーを探して交渉するのが最安になる傾向です。ただし英語での値段交渉や相場リサーチが必要になるため、時間と手間はかかります。
また、事前にホテルや旅行会社を通じて予約する場合は少し割高になるものの確実で安心感があります。海外の旅行予約サイト経由では手数料分だけ割高になるケースも報告されており、必ずしも安くはならない点に注意が必要です。
一方で、専用車チャーターのスリランカタクシーサービスを利用する場合は、サファリ単体の料金とは別に車とドライバーのチャーター代が発生します。



「それって高そう…」と感じるかもしれませんが、このサービスは業界最安クラスの明朗料金を掲げており安心です。
チャーター代は1台ごとの料金なので、家族やグループで利用すれば一人あたりの負担は意外と割安になるケースもあります。例えばコロンボからヤーラまでの長距離移動を公共交通機関で何度も乗り継ぎ、さらに現地でジープ手配…と個別に手配すると、金銭的にも時間的にもロスが大きくなりがちです。



専用車チャーターなら旅程全体をまとめて任せられるため移動の不安が減り、限られた旅行日数でも効率よく回れます。ドライバー兼ガイドが最適なプランを考えてくれるので、結果的に「価格以上の価値」が得られるでしょう。
費用面の目安としては、スリランカタクシーサービスの公式ページで希望日程やルートを相談すれば見積もりを提示してもらえます。家族旅行で安心と快適さを買うと考えれば、検討する価値は大いにあるサービスです。
総じて、スリランカ サファリ ツアーの費用は手配方法によって幅があります。現地交渉で安く抑えることも可能ですが、小さなお子さん連れなら信頼できる代理店やチャーターサービスにお願いして確実・安全に楽しむ方が結果的に満足度も高いでしょう。ご予算と優先事項に合わせて、ベストな方法でスリランカのサファリを満喫してくださいね。