南国スリランカは、実はサーファーにとっての隠れた楽園です。年間を通じて温暖な気候と美しい海岸線に恵まれ、世界中から毎年多くのサーファーが波を求めて訪れています。
近年は日本人サーファーや旅行者も増えており、バックパッカーの初心者から家族連れ、女性一人旅まで多様な人々がスリランカのサーフィンに魅了されています。
なぜスリランカがこれほど人気を集めているのか？その秘密は一年中サーフィンできる豊富な波と初心者でも安心な安全性、そして現地の文化や人々のホスピタリティにあります。
本記事では、現地での我々のコミニュティなど情報源から最新のトレンドや現地事情を徹底リサーチし、日本人旅行者向けにスリランカのサーフィンの魅力と攻略法を網羅的にご紹介します。
スリランカでのサーフィンの基礎知識からベストシーズン、人気スポット（アルガンベイ等）、ツアーやガイドの活用法、安全面の特徴、さらに体験者の口コミまで、読み終えれば初心者でも安心して旅の計画が立てられる内容です。
ラクシャンそれでは、常夏の島スリランカでサーフィンを満喫するためのポイントを一緒に見ていきましょう！
スリランカ サーフィンの魅力：日本人にとってここがすごい！
スリランカでサーフィンする魅力は数えきれないほどありますが、特に日本人旅行者にとって嬉しいポイントをまとめます。
一年中サーフィン天国
スリランカには「東海岸」と「南西海岸」という二大サーフエリアがあり、季節によって交互にベストシーズンが訪れます。
そのため一年のどの時期でもどこかしらで良い波に出会えるのが最大の魅力です。
例えば南西部エリアが雨季の夏場でも、東海岸のアルガンベイ方面では乾季でサーフシーズン真っ只中、といった具合です。この「年中サーフ可能」な環境は世界でも貴重で、欧米のサーファーには以前から知られていましたが、近年ようやく日本人にも注目され始めています。
実際、現地には長期滞在して各地を転々と波を追いかけるサーファーも多く、一箇所に留まらずサーフィンしながら島内を旅するスタイルも可能です。
ラクシャン熱帯の島国ゆえ水温も年間を通じて約28℃前後と高く、薄手のラッシュガード1枚で快適に入水できます。真冬に日本を離れ、南国の海で暖かい波に乗れるのも贅沢ですね。
初心者や家族でも安心
スリランカの多くのサーフポイントは穏やかでロングライド可能な波質が特徴です。
特に南西部のビーチブレイクは海底が砂地で遠浅なため、初めてでも安心して練習できます。実際、代表的なビーチであるウェリガマは「子供にも非常に安全なサーフ環境」と家族旅行者からも太鼓判を押されています。
波が優しく割れやすいので、小学生のお子さんでもインストラクターと一緒にボードに立てるでしょう。
さらに各ビーチにはサーフスクールやレンタルショップが充実しており、手ぶらで行っても気軽にレッスンを受けられます。初心者向けレッスン料金はおおむね1回あたり2,000～3,000スリランカルピー（約800〜1,200円前後）と非常にリーズナブルで、サーフボードも1時間数百円程度で貸し出しOK。
ラクシャン「コスパが非常に高い」と評判なのも頷けます。このように金銭面や環境面でハードルが低く、まさに「サーフィン初心者の楽園」とも言えるのがスリランカなのです。
安全で親日的な雰囲気
初めて海外にサーフトリップする際に気になる治安や文化面でも、スリランカは安心できる要素が揃っています。
2009年に内戦が終結して以降、国全体が平和になり観光産業が一気に発展しました。島民は穏やかで親切な仏教徒が多く、日本人にもとてもフレンドリーに接してくれます。
さつき実際「スリランカはアジアでも有数の安全で快適な旅行先」として知られ、犯罪被害も他の国より少ない傾向があります。
海の中でもサメによる事故はここ数十年報告がなく、過剰に心配する必要はありません。また現地には欧米やオーストラリアからの旅人も多くインターナショナルな空気で、一人旅でも自然と仲間ができる居心地の良さがあります。
例えばラインナップ（波待ちする列）で隣り合った人と世間話をしたり、宿で情報交換をしたりと、サーフィンを通じた国際交流も楽しめるでしょう。
日本人にとって文化や食事の相性も悪くありません。スパイスの効いたカレーは有名ですが、辛さは調節できますし日本のお米に似た主食や新鮮な魚介も豊富です。
ラクシャン日本の緑茶文化に通じる紅茶（セイロンティー）の本場でもあり、ティータイム好きにはたまりません。さらに仏教寺院や伝統行事など共通点もあるため、異文化ながらどこか親近感を抱けるはずです。
総じてスリランカは「初めてでも安心して溶け込める南アジアの島国」と言えるでしょう。
現地ガイドや受け入れ体制
日本人旅行者にとって言葉の壁が心配かもしれませんが、スリランカでは観光業に携わる人々は英語を話せる場合が多く、サーフガイドやインストラクターも基本的なコミュニケーションは英語で問題ありません。
さつき最近では日本人経営のサーフゲストハウスも登場し、シーズン中のアルガンベイで日本人スタッフやガイドがサポートしてくれるケースもあります。
たとえ英語が苦手でも、身振り手振りと笑顔で接すればフレンドリーなスリランカの人々はしっかり助けてくれますし、必要に応じて日本人スタッフがいるツアー会社を利用する選択肢もあります。このように受け入れ態勢が年々整ってきている点も、日本人にとって心強いポイントです。
以上のように、スリランカは「年中楽しめる」「初心者に優しい」「安全で親しみやすい」という三拍子が揃ったサーフィン天国です。それでは具体的に、いつどこでどんな波に乗れるのか、地域ごとのサーフシーズンとスポット情報を見ていきましょう。
スリランカ サーフィン シーズン：エリアごとのベスト時期を知ろう
スリランカのサーフシーズンは地域によって大きく異なります。
ラクシャン島の南西部と南東部で雨季・乾季が逆転するため、それぞれベストな季節がずれています。この特徴を押さえておけば、「せっかく行ったのに波が無かった…」という失敗を防ぎ、いつ訪れても最高の波に当てることができます。
以下に南西海岸と南東海岸それぞれのシーズン概要と代表的なポイントを紹介します。
南西海岸（11月〜3月）：初心者天国のビーチブレイクが揃うエリア
有名なヒッカドゥワ（Hikkaduwa）やウェリガマ（Weligama）、ミリッサ（Mirissa）などがこのエリアに含まれ、初心者から中級者向けのスポットが密集しています。
これらの多くはビーチブレイク（砂浜）で、波質はソフトで優しくロングボードにも最適です。例えばウェリガマは遠浅で小波が割れ続けるため「南西部で初サーフィンする人に特におすすめ」と現地で長年活動するサーファーも太鼓判を押すほどです。
実際ウェリガマの海岸線には何十ものサーフスクールが軒を連ねており、朝から晩まで初心者が練習する姿が見られます。
ヒッカドゥワも老舗の観光サーフタウンとして有名で、宿やレストランが充実し日本のサーフショップと提携したガイドサービスも存在します。
ミリッサは現在では世界中の旅行者で賑わう人気ビーチですが、ひと昔前までは穴場だった経緯もあり、美しい弧を描く湾内で比較的穏やかな波が楽しめます（サイズが上がると岩棚のポイントブレイクになるため中上級者向けの日もあります）。
またヒリケティヤ（Hiriketiya）というディックウェラ近郊の小さな湾も近年評判で、こちらも初心者に優しい波質と絵葉書のような風景で知られています。
南西部エリアでは基本的に午前中〜日中にオフショアの風が吹き、コンディションが良好です。夕方になると風向きが変わり面が乱れやすいので、朝一番のセッションが特におすすめ。
また12～1月前半は波がやや高めでパワフルな日もありますが、2～3月はサイズダウンして穏やかな日が多くなる傾向です。
家族旅行でお子さんと遊ぶなら2月頃が一番安全かもしれません。なおこのエリアは観光地としても有名なゴール（世界遺産の要塞都市）やマタラなどが近く、サーフィン以外の観光も組み合わせやすい利点があります。
ただし雨季（5～9月頃）になるとこの南西岸は強風と荒波でコンディションが悪化するため、その時期に訪れる場合は後述の東海岸に移動しましょう。
南東海岸（5月〜10月）：世界が憧れるアルガンベイと周辺ポイント
中でもアルガンベイ（Arugam Bay）は世界的に有名なサーフポイントで、インド洋を代表するロングライド可能なライトハンダー（ライト方向の波）が割れることで知られています。
毎年この時期になると世界各国からサーファーが集結し、国際大会も開催されるほどの盛り上がりです。
実際、アルガンベイでは21か国から約105名ものトップサーファーが集まる国際大会が行われた記録もあります。ピークシーズンの7～9月は文字通り“サーフィンのメッカ”と化し、主要ブレイクは大勢のサーファーで賑わいます。
ラクシャンスリランカ人ローカルサーファーも多く参戦するため活気がありますが、そのぶん波待ちの列は長く、一つの波に何人も同時に乗ってしまうカオスな状況もしばしば見られます。混雑時は焦らず譲り合いの精神とローカルへの敬意を持って楽しみましょう。
アルガンベイのメインポイントは湾の入口に位置する右のポイントブレイクで、ロングボードならゆうに300m近く乗れる日もあります。
波質はファンで癖が少なく中級者に天国ですが、海底はリーフ（岩礁）なので初心者は足元に注意が必要です。
とはいえシーズン中は波のサイズも日によって変化します。小さい日はインサイド（岸寄り）であれば初心者でもトライ可能ですし、実際に現地のサーフスクールがメインポイント内側で初心者レッスンを行っています。
さつき一方で一歩沖に出ればダブルオーバーヘッド級のセットが入ることもあり、プロサーファーがチューブ（波の筒）をメイクする姿も見られます。自分のレベルに合わせてポジションを選べる柔軟さが、このポイントの懐の深さと言えるでしょう。
さらにアルガンベイ周辺には複数のサーフスポットがあります。有名どころでは南に車で10分のエレファント・ロック（Elephant Rock）、北に15分ほどのピーナッツファーム（Peanut Farm）やウィスキーポイント（Whisky Point）などが点在し、それぞれ波質や雰囲気が異なります。
エレファントロックはビーチブレイクで砂底かつ腰～胸程度のソフトな波なので、初心者や初級者でも安心して楽しめるスポットです。朝6～10時頃は比較的空いていて貸切状態の日もあるので、混雑を避けたい人は早起きして行く価値ありです。
一方、ピーナッツファームはサイズが頭前後になることも多く中級以上向け、逆にウィスキーポイントは初心者が集まりやすい傾向ですが昼前後はサーフレッスンで非常に混み合います。
このように周辺にレベル別の波が揃っているため、アルガンベイに長期滞在して色々なポイントを経験して腕を上げるのも良いでしょう。
南東部エリアの波の傾向としては、朝夕は風が弱く面ツルのグッドコンディション、昼近くになると軽いオンショアが入る日が多いです。
従ってこちらでも午前中の早い時間帯が勝負になります。特にアルガンベイは日の出からサーファーが入っているので、夜明けとともに動き出すくらいで丁度よいでしょう。
シーズン中は基本的にどの日も波に恵まれますが、9月中旬以降になると雨が増え始め観光客も減ってきます。混雑を避けたいなら9月後半～10月初めに訪れると多少ゆったり楽しめるかもしれません（ただしシーズン終盤はスコールに遭遇する可能性もあります）。
南東部はコロンボから車で7～8時間と遠いですが、大自然に囲まれたその土地で過ごす体験は格別です。国立公園が近く野生のゾウやワニが生息しているエリアでもあるので、サーフポイントによっては移動中にゾウに遭遇なんてことも。
なお川やラグーン付近では稀にクロコダイル（ワニ）が出没するとの報告もあり、安全のため薄暗い時間に川の河口付近で入水しないなど地元の忠告に従うことも大切です。
★豆知識：移動手段について
南東部のサーフポイント巡りには主に三輪タクシーの「トゥクトゥク」を利用します。地元のトゥクトゥクドライバーをチャーターすれば、ボードを屋根に括り付けて希望のポイントまで連れて行ってくれます。
料金交渉は必要ですが短距離なら数百ルピー程度と手頃です。また運転免許（国際免許）があれば自分でトゥクトゥクやバイクをレンタルすることも可能で、自由度を求める上級者は長期間レンタルして自走する人もいます。
道中は牛やヤギが闊歩していたりと一筋縄ではいきませんが、それもまたスリランカサーフトリップの醍醐味でしょう。長距離の移動にはエアコン付きの車を専用チャーターすることもできます。
運転マナーは日本と大きく異なり荒っぽいので、自信がない場合はドライバー付きレンタカーを強くおすすめします。
初心者・家族・女性でも楽しめる理由とポイント
ここまで紹介したように、スリランカはサーフィン初心者や家族連れに非常に優しい環境が整っています。この章では、特にこれからサーフィンに挑戦したい方や、安全面が気になる方に向けて知っておいてほしいポイントをまとめました。
充実したサーフスクール
スリランカの主要ビーチには必ずと言っていいほどサーフィンスクールがあり、初心者はまずインストラクターから基本を学ぶことができます。
Weligama SurfやHikkaduwa Surfなど各地に初心者歓迎の看板が出ており、レッスンはたいてい1～2時間程度でボードやリーシュコードの使い方から海でのルールまで丁寧に教えてくれます。
言葉は英語ベースですが、デモンストレーションを交えた実践形式なので理解しやすいです。生徒1〜3人に対し教官1人という少人数で、安全に波に乗れるようしっかり補助してくれるため、泳ぎに自信がない人や子供でも安心です。
さつき実際に「初めてでもその日のうちに立てた！」という日本人旅行者のブログ報告も多く、南国の穏やかな波はサーフィンデビューに最適と言えます。初心者向けレッスンではロングボードを使うことが一般的です。浮力があり安定感が高いため上達が早く、短期間でも「波に乗る楽しさ」を味わいやすいでしょう。
安心のビーチ環境と安全対策
スリランカのサーフビーチは総じて開放的で人目があり、物騒な雰囲気はありません。
海水浴客も多くライフセーバー（監視員）が常駐するビーチもあるので、万一の際も心強いです。
また前述の通りサメ被害のリスクも極めて低く、外洋に面した場所でも「シャークアタックを心配したことはない」と現地経験者は口を揃えます。一方で気をつけたいのが日差しと岩礁です。
ラクシャン赤道直下の太陽は想像以上に強烈で、日焼け止めクリームやラッシュガード着用は必須です。特にお子様連れの場合、海に夢中になって長時間焼かれてしまわないよう適度に休憩を挟みましょう。
足元については、一部ポイント（ヒッカドゥワの一部やアルガンベイなど）で岩場やサンゴがあるので、気になる人はリーフブーツ（マリンシューズ）を履くのも手です。
もっとも多くの初級スポットは砂地なので裸足で問題ありません。それから、混雑するラインナップでは他のサーファーと接触しないよう注意が必要です。
ピークでは前後左右にサーファーがいる状況もありますので、乗れそうにない波は無理に追わない、ボードは絶対に放さずコントロールする、といった基本ルールを守りましょう。ローカルがいるポイントでは順番を譲る気持ちも大切です。
さつきこれらマナーを守れば周囲とも良好な関係が築け、結果的に安全にもつながります。スリランカのサーフコミュニティはフレンドリーなので、困ったときは助け合いながらみんなで楽しもうという雰囲気です。笑顔を忘れずにいれば、きっと誰かがサポートしてくれるでしょう。
女性一人旅でも大丈夫
スリランカは女性の単独旅行先としても比較的安全な国とされています。
仏教文化圏で人々の気質は穏やかですし、観光地では女性バックパッカーも珍しくありません。特にサーフィン目的の女性旅行者は年々増えており、周囲の目も慣れています。
さつきとはいえイスラム教徒も多い地域柄、過度な露出は控えるのがマナーです。ビーチから離れるときは上に何か羽織る、街中で水着のまま歩かない、といった配慮をしましょう。
2025年にはアルガンベイ地域で「主要道路でのビキニ着用禁止」が警察から通達され話題にもなりました。これは地元住民の苦情を受けた措置とのことで、要は観光地と言えど地元の生活圏では節度を守りましょうということです。
日本人は礼儀正しいと評判ですから、きっとマナーを守って快く受け入れられるはずです。またスリランカでは女性サーファーのローカルコミュニティも誕生しつつあります。
さつき例えばアルガンベイには女子だけのサーフクラブができ、地元女性が勇敢に波乗りに挑戦しているというニュースもありました。
こうした動きもあって女性サーファーへの理解は広がりつつあります。夜間の一人歩きなど基本的な注意は必要ですが、それさえ押さえれば女性の一人旅でもスリランカでサーフィンを存分に楽しめるでしょう。
スリランカ サーフィンの計画：ツアー利用か自力手配か？
初めて海外でサーフィンするとなると、「現地でうまく立ち回れるかな？」と不安になるかもしれません。そんな時に頼りになるのがサーフィンツアーや現地サーフガイドの存在です。
スリランカでは観光業が盛んなため、日本からのパッケージツアーや現地オプショナルツアーも多々用意されています。この章では、ツアーやガイドを上手に活用する方法と、日本人旅行者ならではの視点で考えるべきポイントを解説します。
スリランカ サーフィン ツアーを利用するメリット
「手軽さ重視ならパッケージツアー」は旅行の鉄則です。スリランカでも例外ではなく、航空券＋ホテル＋送迎＋サーフガイドがセットになったサーフトリップ専門ツアーが存在します。
例えば日本の旅行会社やサーフショップが企画するプランでは、コロンボ到着後すぐ専用車でサーフエリアに移動し、宿にチェックインしたら翌日からガイド同行で最適なポイントに案内…という至れり尽くせりの内容です。
日本語サポートが付くツアーもあり、英語に自信がない人や現地での交渉が面倒な人には強い味方となるでしょう。また時間が限られる旅行者にもツアー利用はおすすめです。
ラクシャンプロのコーディネーターが波のコンディションに合わせてスケジュールを組んでくれるため、短い滞在期間でも効率よく良波を当てられる可能性が高まります。南西部と南東部の両方を欲張りたい場合も、移動手段込みのツアーならストレスなく周遊できます。
さらに最近では、海外のサーフキャンプ予約サイトや現地発着のアクティビティ予約サービス（KlookやGetYourGuideなど）でもスリランカのサーフレッスンやキャンプが簡単に予約できます。
中国人旅行者などはこれらを積極的に活用しているようで、言語の壁をテクノロジーでカバーしています。日本からでもサイトは利用可能なので、「初日だけインストラクター付きレッスンを事前予約しておく」といった部分的なツアー利用も良いでしょう。
現地まで行く航空券とホテルだけ自分で手配し、細かいサーフィン部分はオプショナルツアーで補うというハイブリッド型なら、自由度と安心感のバランスが取れます。
スリランカ サーフィン ガイドの活用と注意点
ツアーを使わず自力で行く場合でも、現地でサーフガイド（インストラクターや案内人）を雇う選択肢があります。特にポイントが分かりにくい場所や、レンタカーでは行きにくい隠れポイントに行きたい場合、地元を知り尽くしたガイドは頼もしい存在です。
ヒッカドゥワやアルガンベイでは「Surf Guideします」などと書かれた看板を出しているサーフショップやゲストハウスがあり、そこで申し込めば経験豊富なローカルサーファーが帯同してくれます。
さつき料金は交渉次第ですが半日で数千ルピー程度から可能です。人数を募ってグループでチャーターすれば一人あたりの負担も軽くなります。
ガイドを付けるメリットは何と言っても安全性と安心感です。初めてのブレイクではエントリー・エグジット（どこから出入りするか）すら分からないことがありますが、ガイドが先導してくれるので迷いません。
また海や天候の急変時にもローカルの判断で無理をしないよう助言してくれるでしょう。英語が聞き取りにくい場合でも、波待ちの合間に指示を仰いだり、ジェスチャーで教えてくれるので問題ありません。
ラクシャン日本人客に慣れたガイドだと、最低限の日本語（「大丈夫」「休む？」など）を知っている人もいます。アルガンベイでは日本人オーナーの宿が自前のサーフガイドを派遣してくれるケースもあり、「日本語でサポートしてほしい」という希望があれば事前に問い合わせてみると良いでしょう。
一方で、ガイド利用時の注意点もあります。まず信頼できるガイドかどうか見極めること。中には商売優先で混雑したスクールに連れて行くだけ、という当たり外れもゼロではありません。評判の良いガイドは口コミやブログで紹介されていることが多いので、事前に下調べしておくと安心です。
可能であれば料金やサービス内容を事前に明確にしておくことも大事です（例：「午前中2スポット案内して○ルピー」など）。また、ガイドに頼り切りにならず自分でも地形や流れを観察する姿勢が上達には不可欠です。ガイドはあくまでサポート役ですので、最終的には自分の判断で安全に楽しむ意識を持ちましょう。
スリランカ サーフィン ブログから学ぶ現地のリアル
最後に、実際にスリランカでサーフィンを体験した人々の声を見てみましょう。現地の最新情報やリアルな雰囲気を知るには、個人の旅行ブログやSNSが貴重な参考資料になります。日本人サーファーのブログを覗くと、ガイドブックには載っていない生のアドバイスや失敗談、発見が綴られています。
例えばあるサーファーのブログでは、アルガンベイのピークシーズンについて「町の目の前にあるメインポイントはビギナー向けだが欧米人のサーフレッスンで激混み、衝突の危険も高い」と注意喚起されています。実際にシーズン中のメインポイントは初級者スクールで溢れかえり、著者もおすすめしないと言うほどでした。その一方で「朝夕は風が弱くクリーンな良波が立つので、早朝6～10時が狙い目」とのことで、混雑を避けたい人は夜明けとともに動き出すのがコツだと教えてくれています。同じ筆者はアルガンベイ近郊のスポットも紹介しており、エレファントロックやピーナッツファームなどそれぞれの難易度や人の少なさを具体的に書いてくれているので、自分のレベルに合った場所選びの参考になります。
また別の在住経験者のコラムでは、「内戦終結後にサーフィンが一気に盛り上がり、今やどのポイントもサーファーで賑わうようになった」と当時と今の変化が語られています。かつて穴場だったミリッサが有名になりホテルが林立している様子や、ローカルキッズたちがサーフィンに熱中している姿など、現地のサーフィン文化の発展ぶりが臨場感たっぷりに伝わってきます。こうしたブログを読むと、スリランカが単なる観光地ではなく生きたサーフコミュニティが根付いている土地だと感じられるでしょう。
ラクシャンもちろん情報は日々アップデートされますので、ブログの内容も投稿日に注意して活用してください。特に2022～2023年頃は経済状況の変動や燃料事情で一時的に観光に影響が出た時期もありました。
しかし2024年現在では旅行者も戻りつつあり、本記事執筆時点（2025年）でも最新のブログやSNS投稿から活発な様子が伺えます。「百聞は一見に如かず」というように、ぜひ実際に現地を訪れて自分の目で確かめてほしいところですが、事前に他の人の体験談を読むことはきっとプラスになります。
特に日本人目線での気付き（食事のことや宿の快適さ、持って行くと良い持ち物など）は共感しやすく、有益なアドバイスが散りばめられています。
さつき以上、スリランカでのサーフィンについて、初心者から上級者、日本人旅行者視点での情報を網羅してご紹介しました。最後に要点を箇条書きで整理し、この魅力あふれるサーフトリップ先へ踏み出す勇気を後押ししたいと思います。
まとめ：スリランカ サーフィンの要点
- 年中サーフィン可能: 南西部（11～3月）と南東部（5～10月）で季節が補完し合うため、いつ行ってもどこかで良い波に乗れる。暖かい海で冬でもトランクスOK。
- 初心者に最適: 遠浅の砂浜ビーチが多く、小波で練習しやすい。サーフスクールやレンタルも充実し、料金も手頃。子供連れでも安全に楽しめる環境。
- 世界級のスポット: アルガンベイを筆頭に世界中のサーファー憧れの波がある。ロングライドできるポイントブレイクや様々なレベルの波が揃い、飽きることがない。
- 安全で人懐こい国民性: 治安が比較的良く人々は親切。観光客慣れしていて日本人にもフレンドリー。海の中も大きな危険は少なく、ルールとマナーを守れば快適。
- ツアーとガイドの活用: 不安な方は日本発のサーフィンツアーや現地ガイドを利用できる。移動やポイント選びもお任せでき、英語が苦手でも安心。部分的なオプショナルツアー利用も◎。
- 女性一人旅もOK: 一人参加の女性サーファーも多い。服装マナーなど基本的なことに気を付ければ問題なく、各地で仲間もできやすい。近年は地元女性サーファーも登場し環境が向上。
- ブログで予習: 日本人サーファーの体験談がネット上に豊富。リアルな現地情報や最新トレンドを知るのに役立つ。本記事の参考資料一覧も参照しよう。
南国の太陽とエメラルドブルーの海が待つスリランカ。初心者でも家族でも、きっと生涯忘れられないサーフトリップになるはずです。安全対策とマナーを心に留めつつ、思い切り波乗りと旅を楽しんでください。さあ、次はあなたの番です！スリランカの大海原で最高の一本を見つけに行きましょう！ 🏄🌴
