スリランカは豊かな自然と古代文明の遺産にあふれ、個人旅行でも魅力を存分に味わえる人気急上昇の観光地です。

日本からの旅行者にとって、「スリランカ現地ツアー」は現地で効率よく観光を楽しむ鍵になります。

本記事ではスリランカ現地ツアーに関する最新情報を網羅的にご紹介!



世界遺産観光やアーユルヴェーダ体験、サファリ、ビーチリゾートなどテーマ別に人気ツアーを解説します。




世界遺産巡りの現地ツアー:歴史と絶景を堪能


▲スリランカを代表する世界遺産「シギリヤ・ロック」。5世紀のカッサパ王によって築かれた空中宮殿跡で、その巨岩の頂上からはジャングルを一望できます。



スリランカには8つの世界遺産がありますが、中でも個人旅行者に人気なのが文化三角地帯と呼ばれるエリアです。


ここにはシギリヤ、ダンブッラ、キャンディなど代表的な史跡が集中しています。現地発着の世界遺産ツアーに参加すれば、日本語ガイドの解説付きで効率よく名所を回れます。
シギリヤ・ロック(Sigiriya Rock)


巨大な一枚岩の上に築かれた要塞宮殿の遺跡で、「空中宮殿」「ライオンロック」とも呼ばれます。岩の高さは約180mにもなり、岩肌に設けられた階段を登って頂上まで行く冒険はスリル満点!頂上には古代宮殿の基壇跡や水浴槽が残り、周囲360度の絶景は圧巻です。シギリヤ古城(Ancient City of Sigiriya)は1982年にユネスコ世界遺産に登録されました
ダンブッラの石窟寺院(Dambulla Cave Temple)




シギリヤから車で約30分、ダンブッラの町にある巨大な岩山の麓には、スリランカ最大の石窟寺院があります。ここも外せない世界遺産スポット。【ダンブッラ石窟寺院(Golden Temple of Dambulla)は1991年に世界遺産登録。5つの主要な洞窟寺院に大小あわせて153体もの仏像が安置され、壁一面に描かれた仏教画は総面積2,100㎡に及びます。
キャンディ(Kandy)




スリランカ中部の古都キャンディも世界遺産「聖地キャンディ」として有名です。街の中心にある仏歯寺(Temple of the Tooth Relic)は、仏陀の牙が祀られているスリランカ仏教の最高聖地。キャンディは1815年まで続いたシンハラ王朝最後の都で、仏歯寺は仏陀の遺歯を安置する巡礼の名所です。昼間は参拝客で混み合いますが、ツアーでは朝一番や夕方の礼拝に合わせ訪問し、花やお線香を手向ける体験もできます。またキャンディ湖畔の散策や民芸品店巡り、夕方のキャンディアン・ダンス鑑賞を組み込んだツアーもあり、文化体験が充実しています。
現地ツアーで世界遺産巡りをするメリット:日本語ガイドが各遺跡の歴史背景を丁寧に説明してくれるため理解が深まり、専用車移動で複数箇所を効率よく回れます。例えばHISでは以下のツアーが敢行されています。
(価格:6.2万円〜9.5万円)
文化三角地帯を巡る旅 1泊2日<ホテル・食事+日本語ガイド+入場料込>
(価格:5.4万円〜8.8万円)
シギリヤロックの見えるホテルに宿泊 世界遺産敢行 1泊2日<ホテル・食事+日本語ガイド+入場料込>
ガイド資格ドライバーによるタクシーチャーターというおすすめの選択肢
スリランカの魅力的な現地ツアーを先ほど紹介しましたが、「色々な場所に行きたいけど、団体ツアーではなく自分のペースで旅したい」という個人旅行派の方も多いでしょう。



そんな時に強い味方になるのが、貸切タクシー(チャーターカー)サービスです。特に政府公認のガイド資格を持ったドライバーによるチャーターなら、移動と観光ガイドが一挙に叶います!
日本人旅行者の間でも近年利用者が増えているのがスリランカタクシーサービスです。


スリランカ政府公認のこちらのサービスでは、日本語で予約・相談ができ、専属ドライバーが旅のプラン作成から案内までしてくれます。具体的にタクシーチャーターを使うメリットを見てみましょう。
移動が快適・柔軟になる: スリランカは鉄道やバスもありますが、路線が限られ時間がかかるのが難点。観光地も点在しており、公共交通だけで回るのは効率が悪いです。タクシーチャーターなら自分たちだけの専用車でドアツードア移動でき、荷物も車に置いたまま観光OK。好きな時間に出発・休憩できる柔軟さは個人旅行には何ものにも代え難い利点です。また泊まりたいホテルなども自在に選ぶことができます。
安心・安全、日本語対応: 初めての海外ドライブは交通ルールの違いや言葉の壁で不安ですが、プロの現地ドライバーに任せれば安心です。また、当然ですが新興国なので治安も日本と比べると劣ります。さらに日本人向けチャーター会社なら日本語でやり取り可能なスタッフが常駐し、緊急時の通訳サポートなどサービス体制も万全。スリランカタクシーサービスは2018年から現地営業所を構え、政府許認可を取得した信頼のサービス。日本語ヘルプデスク対応や全行程コミコミ価格など、初めて利用する方にも安心です
観光ガイドもしてくれる: ガイドライセンスを持つドライバーなら、移動中も各地の豆知識や現地の生活について教えてくれます。旅の途中で「この景色きれいだからちょっと写真撮りたい」「道端のフルーツ屋さんに寄りたい」といったリクエストにも柔軟に対応してくれますよ。「「専属ドライバーがいれば荷物を車に預けて道中の観光も楽々。好きな場所で写真ストップでき、ローカルな知識や通訳もしてもらえる」と実際にチャーター旅をした人もその利便性を語っています。要するに、専属ドライバー=移動手段+現地ガイド+ボディガードのような存在。長距離移動の多いスリランカ旅行では、頼れる相棒になってくれるでしょう。旅程づくりの段階から相談に乗ってくれるので、「スリランカ個人ツアー」を計画するならぜひ活用したいサービスです。



チャーター会社を利用すれば、「世界遺産→サファリ→ビーチリゾート」のような盛りだくさんの個人ツアーも思いのまま。



自分たちのペースで移動しつつ、要所ではプロの案内が受けられる最高の形態です。「せっかくのスリランカ旅行、自分好みの旅程で満喫したい!」という方は、ぜひタクシーチャーターを検討してみてくださいね。
価格もツアーに比べて大きく抑えられます。世界遺産を見て、アーユルヴェーダを見て、サファリを見てと欲張りプランも実現することが可能になります。


本場で癒やされるアーユルヴェーダ体験ツアー
スリランカ旅行でぜひ体験したいユニークなテーマがアーユルヴェーダ(Ayurveda)です。インド発祥の伝統医療ではありますが、スリランカにも数千年の歴史が根付いており、安価かつ本格的な施術を受けられるとあって世界中の旅行者に人気です。





アーユルヴェーダの現地ツアーには主に2種類あります。一つはホテルやスパで数時間のトリートメントを受ける体験型、もう一つは郊外のアーユルヴェーダ施設に数日滞在するリトリート型です。
前者は観光の合間に気軽に楽しめるので、初めてでも挑戦しやすいですね。後者は「本格デトックス合宿」といった趣きで、心身をリセットしたい人に好まれます。
スリランカ伝統医療の魅力: スリランカのアーユルヴェーダは、インドとも少し異なる独自の発展を遂げています。ハーブオイルを使った全身マッサージ(シロダーラやアビヤンガ)、薬草サウナ、ハーブボール温熱療法など、多彩な施術が揃います。施術前には問診があり、自分の体質(ドーシャ)に合ったオイルや薬草を調合してくれる本格ぶり。五感を癒やすトリートメントで旅の疲れも吹き飛びますよ!現地ツアーでは日本語通訳がつくコースもあるので、細かな希望や体調不安も相談でき安心です。
ツアー参加なら送迎付きで楽々移動できます。また「本場アーユルヴェーダ薬局見学付きツアー」では、施術後にハーブ薬の専門店に案内してもらえます。シンハラ文字のラベルが並ぶ薬草オイルやシロップはお土産にも最適です。
(価格2.5万円〜3.5万円)
アーユルヴェーダ体験 (シダレッパスパ)<往復送迎付き>
スリランカのアーユルヴェーダは世界的にも有名で、ウェルネスツーリズムの柱として盛り上がっています。「スリランカは古来からのアーユルヴェーダの知恵が生活に根付いており、島全体がホリスティックな癒やしの場になっている」とも言われます。
現地ツアーなら信頼できる施術施設に連れて行ってもらえる上、言葉の壁も気にせずリラックスできます。旅先で非日常のリラクゼーションを味わうのに、これ以上贅沢な時間はありませんね。
ホテル滞在型については以下でお伝えしています。


野生動物に出会うサファリツアー:ヤーラ国立公園など
アフリカだけでなく、ここスリランカでも本格的なサファリ体験ができるって知っていましたか?


島内には多数の国立公園があり、ジープに乗って野生動物を探すサファリツアーは人気急上昇中のアクティビティです。



特にヤーラ国立公園とウィルパットゥ国立公園は「スリランカでサファリするならここ!」と名高いスポット。どちらもレオパード(ヒョウ)の生息密度が高く、運が良ければ野生のヒョウに出会えるかもしれません。


▲ヤーラ国立公園で撮影されたスリランカ・ヒョウ。世界でも有数の高密度でヒョウが生息し、サファリでは高確率でその姿を目撃できると言われています。
ヤーラ国立公園(Yala National Park) – スリランカ南東部に位置し、面積約979㎢に及ぶ広大な国立公園です。サバンナのような低木地帯や水辺が広がり、世界で最も高密度にヒョウが生息するエリアとして有名!実際「ヤーラは世界一のヒョウの楽園」と称され「ヤーラ国立公園は世界有数のヒョウ密集地帯であり、訪れる価値あり」と言われています。
ウィルパットゥ国立公園(Wilpattu National Park) – 島の北西部、コロンボから車で約3時間の位置にあるスリランカ最大の国立公園(約1,317㎢)。その名の通り「ヴィル(湖)がたくさんある土地」で、公園内には大小100以上の天然の湖沼が点在します。豊かな水源のおかげで動物も多く、こちらもヒョウ観察の名所です。ヤーラに次ぐ人気ですが、訪問者数はまだ少なめで静かな環境が魅力。混雑の少ない穴場サファリとして注目されています。
その他のサファリスポット: 時間や場所の都合によっては別の公園もおすすめです。例えばウダワラウェ国立公園は南部にあり、ゾウの生息数が多いことで有名。ほぼ確実に野生ゾウに遭遇できるので、「象だけは絶対見たい!」人にはうってつけです。


またシギリヤ近郊のミンネリヤ国立公園も人気。乾季(夏頃)には数百頭規模の野生ゾウが湖に集まる「ザ・ギャザリング」と呼ばれる壮観な光景が見られます。現地ツアーではこうした動物スポットも状況に応じて提案してくれるので、ぜひ相談してみましょう。
➡️サファリ現地ツアーのポイント: 国立公園内は基本的にジープ車両でないと入れず、個人で運転はできません。そのため現地ツアーを利用するのが実質マストです。ツアー料金にジープ代とドライバー兼ガイド代、公園入場料が含まれており、ホテル送迎もセットになっています。
日差し除けの帽子や双眼鏡、水などは各自持参しましょう。野生動物なので必ずしもお目当てが見られる保証はありませんが、熟練ガイド付きならではの発見や、動物トリビアを教えてもらえる楽しみもあります。



「絶対にヒョウが見たい!」という方はヤーラとウィルパットゥ両方行ってみる強者も。スリランカの大自然を肌で感じるサファリツアーは、一生の思い出になること間違いなしです。
(価格5.6万円〜)
コロンボ発:ヤーら国立公園&世界遺産ゴール 観光ツアー<貸切/日帰りまたは1泊2日/日本語ガイド>
南国ビーチリゾート巡りのツアー:海と癒やしを満喫
スリランカといえば内陸の文化遺産だけでなく、インド洋に面した美しいビーチリゾートも大きな魅力です。特に島の南部・南西部にはリゾートホテルが集まり、青い海と白い砂浜が広がるエリアが点在しています。



現地発のビーチリゾートツアーでは、シュノーケリングやマリンスポーツ、ホエールウォッチングなど海ならではのアクティビティが楽しめます。


▲ベントータビーチの穏やかな朝の風景。ヤシの木と青い海が広がるスリランカ南西海岸は、知る人ぞ知るビーチリゾートエリアです。
ここでは代表的なビーチスポット3箇所と、その現地ツアーでの楽しみ方をご紹介します。
ベントータ(Bentota)
コロンボから車で約2時間、南西海岸随一の高級ビーチリゾートです。遠浅で波が穏やかなベントータ浜辺には、大型ホテルやスパリゾートが立ち並びます。日中はジェットスキーやバナナボートなどウォータースポーツに挑戦したり、近くのマドゥ川ボートサファリでマングローブ林を探検するツアーも人気。またウミガメ保護センターがあり、赤ちゃんウミガメの孵化場見学と海への放流体験ができるツアーも。夕暮れ時には水平線に沈むサンセットがロマンチックで、ディナークルーズやビーチバーベキュー付きのプランも用意されています。首都から近く週末だけ訪れる欧米人も多いスポットなので、のんびりリゾート気分を味わう現地ツアーにぴったりです。
ミリッサ(Mirissa)
南部の小さな漁村ながら、その筋では世界的に有名なスポットがあります。それがホエールウォッチングです!ミリッサ沖の海はプランクトンが豊富で、シーズンになると世界最大の哺乳類シロナガスクジラが回遊してきます。「ミリッサは世界でもトップクラスのホエールウォッチングスポットで、特に巨大な青いシロナガスクジラが見られることで有名」です。
ウナワトゥナ(Unawatuna)
世界遺産の要塞都市ゴールのすぐ近くにある湾岸のビーチタウン。波が穏やかな湾になっており、シュノーケリングやスキューバダイビングに絶好のポイントです。サンゴ礁も広がっているため熱帯魚が多く、運が良ければウミガメにも遭遇!小さな入江ですがビーチ沿いにはオシャレなカフェや雑貨店が並び、歩いて回れるので女性同士の旅にも人気です。ウナワトゥナ発の現地ツアーでは、早朝ヨガ+ビーチ朝食といったリラックス系から、隣町ゴール旧市街観光とのセットツアーなど様々。夜はビーチでキャンプファイヤーやDJパーティーが開かれることもあり、活気あるリゾートライフを満喫できます。
➡️ビーチリゾートツアーの楽しみ方: 内陸の観光をひと通り終えた後、最後はビーチでゆっくり…という行程はスリランカ旅行の黄金パターンです。
現地ツアーなら、例えば「3泊内陸観光+2泊ビーチ延泊」など柔軟に組み合わせたプランニングが可能。豪華ホテルの日帰り利用(デイユース)やスパ体験を織り交ぜたツアーもあります。
個人でビーチに行ってものんびりできますが、オプショナルツアーに参加すると「+αの体験」が得られるのがメリット。プロのガイドと行くシュノーケリングでは安全対策も万全ですし、クジラ探索も専門ガイドの説明が加わることで感動が倍増します。海好きの方はぜひリゾート系現地ツアーも検討してみてください。
(価格2.1万円〜)
コロンボからのゴールとベントータの日帰り旅行
まとめ:スリランカ現地ツアーを活用して個人旅行をもっと楽しく!
今回のポイントをまとめると以下となります。
多彩なテーマの現地ツアーがあり、世界遺産巡りからアーユルヴェーダ体験、サファリ、ビーチリゾートまで充実している。興味に合わせて選べるので、旅の満足度がアップ。
日本語ガイド付きツアーなら言葉の不安なく安心。遺跡や動物の知識も深まり、効率よく観光スポットを回れるため時間の節約にもなる。
他言語の検索結果も参考に、現地ガイドの柔軟な旅程アレンジやローカル体験の取り入れなど、個人旅行派にも役立つ情報が得られる。
タクシーチャーター(貸切車)サービスは個人旅行の強い味方。ガイド資格ドライバーに任せれば、移動も観光案内もおまかせで自由度満点の旅が可能になる。
公共交通機関だけに頼らず、ツアーやチャーターを上手に使うことで、初めてのスリランカ旅行でも移動ストレスなく安全・快適に過ごせる。
雄大な自然と奥深い文化を持つスリランカは、一度訪れたら魅了されること間違いなしです。
タクシーチャーターや現地ツアーを上手に取り入れれば、個人旅行でも「したいこと全部盛り」の夢のプランが実現できますよ。
ぜひ本記事の情報を参考に、あなたにピッタリのスリランカ旅プランを練ってみてください。準備万端で臨めば、きっと素晴らしい体験が待っています。さあ、スリランカであなただけの特別な旅を思い切り楽しんできてくださいね! 🐘🌴🚕✨