スリランカ観光地ランキングTOP20!訪れたい有名な場所を徹底解説!

スリランカ観光地ランキングTOP20!訪れたい有名な場所を徹底解説!
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スリランカは「光り輝く島」という意味を持つインド洋の島国です。

北海道の約8割ほどの面積に約2,200万人が暮らし、仏教徒が人口の70%以上を占める仏教国でもあります。豊かな自然、美しいビーチ、古代からの歴史遺産、伝統のアーユルヴェーダ体験、そして建築家ジェフリー・バワが手掛けた独創的なホテルなど、多彩な魅力が凝縮された奇跡の楽園です。

今回は、日本人旅行者に特におすすめのスリランカ観光地ランキングTOP20を厳選してご紹介します。

自然、歴史、ビーチ、都市観光、アーユルヴェーダ、バワ建築、サファリ体験といったジャンルをバランスよく網羅しました。

ただ、スリランカは国土は広くないとはいえ、公共交通機関はあまり発達していません。限られたスリランカ旅行の期間に効率よく周遊するにはタクシーチャーター(専用車)の利用がおすすめです。専用ドライバー付きの貸切タクシーなら時間を有効活用でき、各スポット間の移動も快適に回れます。

実際、筆者もスリランカタクシーサービスを出発前に手配して現地で活用し世界遺産やアーユルヴェーダやバワ建築ホテルなどを巡りました。以下で紹介しているので皆さんも活用してみてください!非常におすすめできるサービスです。

それでは本題に移っていきたいと思います!

目次

スリランカ観光地ランキングTOP20

1. シーギリヤロック:スリランカを代表する世界遺産の古代要塞

シギリヤロック
シギリヤロック

スリランカ観光で真っ先に名前が挙がるシギリヤロックは、5世紀のシンハラ王朝カッサパ1世が巨大な岩山の頂上に築いた要塞宮殿跡です。

高さ約200mの岩山を登り切った頂上からは360度にジャングルが広がる大パノラマを望め、その絶景はまさに圧巻です。岩肌に描かれた美女のフレスコ画「シギリヤ・レディ」や、幾何学模様の水の庭園など見どころも豊富で、1982年に世界文化遺産に登録されています。

19世紀末まで約1400年もの間密林に埋もれていたことから「空中宮殿」「ライオンの要塞」とも呼ばれる神秘的な遺跡で、冒険心を掻き立てられること間違いなしです。アクセスはコロンボから車で約4時間。岩山への登頂は急な階段が続くため、水分を持参し余裕を持って挑戦しましょう。

2. 古都アヌラーダプラ :仏教伝来の聖地にしてスリランカ最古の都

ルワンウェリ・サーヤ大塔
ルワンウェリ・サーヤ大塔
スリー・マハー菩提樹
スリー・マハー菩提樹

アヌラーダプラは紀元前4世紀に建都されたスリランカ最古の都で、約1,300年間シンハラ王朝の中心地として栄えた古都です。1982年にスリランカ初の世界遺産に登録され、現在は広大な遺跡公園として整備されています。

市内には仏教にまつわる史跡が数多く点在し、スリー・マハー菩提樹(仏陀が悟りを開いたインド菩提樹の分け木)は世界最古の歴史を持つ樹木とも言われ、今も大切に守られています。

その他、ルワンウェリ・サーヤ大塔(白亜の巨大ダーヤ)、イスルムニヤ精舎(色鮮やかな本堂と涅槃仏)など見応えある遺構が多数。広範囲に遺跡が点在するため、巡回バスや自転車レンタル、タクシーチャーターを利用すると効率的です。仏教伝来の聖地であり、毎年多くの巡礼者が訪れるスピリチュアルな空気を感じられるスポットでもあります。

3. 古都ポロンナルワ :仏教美術の傑作が残る中世王国の遺跡群

ポロンナルワ王国の王宮跡(Royal Palace)
ポロンナルワ王国の王宮跡(Royal Palace)
ガル・ヴィハーラ
ガル・ヴィハーラ

ポロンナルワは11〜13世紀にシンハラ王朝の都がおかれ繁栄した古都で、アヌラーダプラに次ぐ中世スリランカ王国の遺跡都市です。1982年にアヌラーダプラと同時に世界遺産登録されました。遺跡群では高さや長さ10mを超える仏像や建造物が数多く残り、見応え十分です。

中でも有名なのがガル・ヴィハーラの巨大な3体の石彫仏で、穏やかに瞑想する坐像、堂々たる立像、そして全長14〜15mにも及ぶ横たわる涅槃像は仏教美術の傑作と称されています。

そのほか、かつて7層にも及んだパラークラマ・バーフ大王の宮殿跡、直径170mの巨大ストゥーパランコトゥ・ヴィハーラなどスケールの大きな遺構が点在します。緑豊かな公園内に遺跡が散らばり、サイクリングしながらの観光も人気です。中世の面影に思いを馳せながらゆったり散策してみましょう。

4. ダンブッラ石窟寺院 :2000年の歴史を秘める黄金の仏教壁画群

ダンブッラ石窟寺院
ダンブッラ石窟寺院
ダンブッラ石窟寺院
ダンブッラ石窟寺院の壁画

ダンブッラ石窟寺院はスリランカ中央部ダンブッラの町にそびえる岩山の中腹に大小5つの石窟(洞窟)を有する仏教寺院で、紀元前1世紀から約2000年以上にわたり祈りが捧げられてきた聖域です。

1991年に世界文化遺産に登録され、シギリヤと並ぶ文化三角地帯の見どころとなっています。最大の第2窟「偉大なる王の石窟」には大小100体以上もの仏像が所狭しと並び、天井や壁一面に極彩色の仏教壁画が描かれている様子はまさに圧巻です。

全長14mもの巨大な涅槃仏が横たわる第1窟や、黄金の仏像群が安置された第3〜第5窟も見ごたえがあります。石窟内はひんやりと静寂に包まれ、祈りの歴史に思いを馳せながら仏教芸術を堪能できるでしょう。入

口には現代に建立された大きな黄金の大仏(ゴールデンブッダ像)があり、寺院への目印となっています。シギリヤロックから車で30〜40分ほどと近いので、セットで訪問する旅行者が多いスポットです。

5. 聖地キャンディ&仏歯寺(ダラダーマーリガーワ):王朝最後の都と仏陀の聖遺物

キャンディ仏歯寺
キャンディ仏歯寺
エサラ・ペラヘラ祭り
エサラ・ペラヘラ祭り

緑豊かな山間の古都キャンディは16〜19世紀にシンハラ王朝最後の王都がおかれた街で、街全体が世界文化遺産「聖地キャンディ」に登録されています。

中心に静かにたたずむキャンディ湖や、コロニアル様式と伝統様式が混在する街並みなど、独特の穏やかな雰囲気が魅力です。キャンディ最大の見所が仏歯寺(佛歯寺)で、仏陀の犬歯の聖遺物を祀るスリランカ仏教の最高聖地です。

白亜の八角堂や金色に輝く本堂が広がる寺院内では、1日3回の「プージャ」という礼拝儀式が厳かに執り行われ、多くの巡礼者が祈りを捧げます。仏歯を納めた黄金の厨子を象が運ぶエサラ・ペラヘラ祭(毎年夏開催)は世界的に有名な仏教行事で、夜には伝統舞踊や打楽器隊、数十頭の象の行進が繰り広げられる壮麗なパレードです。

キャンディでは他にも、色とりどりの花が咲くペラデニヤ王立植物園や、キャンディアンダンスの文化公演、紅茶博物館など見所が豊富です。コロンボからキャンディまでは特急列車や車で約3〜4時間。古都ならではの歴史と文化の薫りに満ちたキャンディは、スリランカ旅行で外せない定番スポットです。

6. ゴール旧市街と要塞 – 南国に残るオランダ要塞とコロニアル街並み

ゴールの灯台
ゴールの灯台
ゴール(Galle)の街並み
ゴール(Galle)の街並み

インド洋に面した南部の港町ゴールは、16世紀以降ポルトガル・オランダ・イギリスが支配した歴史を持ち、西洋と東洋を結ぶ中継貿易港として繁栄しました。

街の中心にあるゴール旧市街は三方を海に囲まれた半島上に築かれた要塞都市で、オランダ時代の17世紀に完成した石造りの城壁にぐるりと囲まれています。

世界遺産にも登録されたゴール要塞の中には、オランダ統治時代の総督邸や古い教会、時計台、イスラム様式のモスクなどが立ち並び、ヨーロッパ風の街並みに南国らしいヤシの木が調和した独特の景観が魅力です。

城壁の上は遊歩道になっており、灯台近くの城壁から眺めるインド洋に沈む夕陽は特にロマンチックで有名です。

要塞内はこじんまりして徒歩で散策可能ですが、お洒落なカフェや雑貨店、ホテルも点在し、街歩き自体がフォトジェニックな体験になります。ゴールへはコロンボから高速列車で約2時間、車でも高速道路利用で2時間半ほど。歴史情緒溢れる港町ゴールでは、ぜひのんびりと南国コロニアル散策を楽しんでください。

7. コロンボ市内観光: スリランカの今を感じる首都エリア

シーマ・マラカヤ寺院
シーマ・マラカヤ寺院

スリランカ最大の都市コロンボは、古い寺院やコロニアル建築、高層ビルが混在するエネルギッシュな大都会です。バンダラナイケ国際空港から車で約1時間と玄関口でもあり、多くの旅行者が初日・最終日に立ち寄ります。

見どころは多彩で、19世紀建立のガンガラーマ寺院は国内外の無数の仏像コレクションやアンティーク、自動車までも展示されたユニークな仏教寺院です。対照的に、ベイラ湖に浮かぶシーマ・マラカヤ寺院は建築家ジェフリー・バワの設計で1976年に再建され、都会の喧騒を忘れる静謐な水上寺院として有名です。

また、赤と白のストライプ模様がひときわ目を引くイスラム教のジャミ・ウル・アルファー・モスク(通称レッドモスク)は、雑多な下町ペター地区にあり、異国情緒漂うフォトスポットです。

他にも、旧市街のランドマークである独立記念ホール旧国会議事堂、活気あふれるペター市場、スリランカ名物の紅茶を扱う紅茶取引所、そして市民の憩いの海浜公園ゴール・フェイス・グリーンなど見逃せません。

近年は高さ350mのロータスタワーも完成し、コロンボの新たなランドマークとなっています。

ロータスタワー(コロンボ・ロータスタワー)
ロータスタワー(コロンボ・ロータスタワー)

歴史と現代が融合するコロンボ散策では、ショッピングモールで宝石や紅茶のお土産探しをしたり、美味しいスリランカ料理レストラン巡りを楽しむのもおすすめです。

8. ヌワラエリヤ:高原の避暑地で味わう紅茶のふるさと

ヌワラエリヤの茶畑
ヌワラエリヤの茶畑
ヘリタンスティーファクトリー
ヘリタンスティーファクトリー

ヌワラエリヤは標高約1,800m、スリランカ最高峰付近の中央高地に位置する避暑地で、「リトル・イングランド」と呼ばれる英国風の街並みが残るリゾートタウンです。

気候は年間を通じて冷涼で、真夏でも20度前後という過ごしやすさから、英国統治時代に植民地官僚やプランテーションオーナーたちの保養地として発展しました。周囲には茶畑の美しい丘陵地帯が広がり、ここはセイロン紅茶の本場として有名です。

紅茶工場の見学ツアーではフレッシュな茶葉の香りに包まれながら紅茶製造の過程を学び、摘みたてのおいしい紅茶を試飲できます。町の中心には英国式庭園のように整備されたビクトリア公園や、ボート遊びもできるグレゴリー湖があり、のんびり散策するのに最適です。

ヘリタンスティーファクトリーのような英国調のクラシックホテルで優雅にアフタヌーンティーを楽しむのも人気の過ごし方。ヌワラエリヤ近郊から出発する紅茶畑を駆け抜ける高原鉄道の旅もこの地域ならではの体験です(特にヌワラエリヤ~エラ区間の車窓は絶景で有名)。キャンディから車やバスで約3~4時間の道のりですが、道中には滝や茶畑ビューの絶景スポットも点在するので、ぜひ高原ドライブを満喫しながら向かってください。

9. エラ(九霊の橋と小アダムスピーク) – 絶景列車が走る高原の秘境

エラロック
エラロック
高原列車
ナインアーチブリッジを走る高原列車

エラ(Ella)は中央高地の南東部にある小さな村で、近年バックパッカーを中心に人気急上昇中の絶景スポットです。エラ周辺は茶畑に囲まれた山岳地帯で、標高1,000m前後の涼しい気候と雄大な景色が魅力。

特に有名なのが、ジャングルの谷間に美しい曲線を描く石橋ナインアーチブリッジ(九つのアーチ橋)です。英国統治時代の1921年に建造されたこの橋を、カラフルな高原鉄道の列車が渡る光景はフォトジェニックそのもの。

橋の近くまでハイキングして列車通過シーンを眺めたり、橋の上を実際に歩いてみることも可能です。また、エラには軽いトレッキングで登れる展望ポイントが二つあります。一つは小アダムスピーク(Little Adam’s Peak)で、30~40分ほどで茶畑の丘陵を登りきると360度の山並みと谷の絶景が待っています。もう一つはエラロック(Ella Rock)で、こちらは往復2~3時間とやや健脚向きですが、頂上からエラ峡谷を望む爽快な眺めが楽しめます。

早朝には雲海が広がることもあり、思わず息を呑む景色に出会えるでしょう。エラへは高原鉄道で行くのが人気で、キャンディ~エラ間は世界的にも有名な絶景路線です。のどかな田舎町エラでは欧米人旅行者向けのおしゃれなカフェやゲストハウスも増えており、数日ゆっくり滞在してトレッキングや自然散策を楽しむのもおすすめです。

10. ミリッサ:南部きってのビーチリゾート&ホエールウォッチングの拠点

ミリッサのビーチ
ミリッサのビーチ
ホエールウォッチング
ホエールウォッチング

ミリッサはスリランカ南岸にある小さなビーチタウンで、ヤシの木が茂る絵葉書のような白砂ビーチが自慢のリゾートです。透明度の高いエメラルドグリーンの海が穏やかに広がり、シュノーケリングやサーフィン、ビーチでのんびり日光浴など思い思いに南国の海を満喫できます。

さらにミリッサを有名にしているのがホエールウォッチング(クジラウォッチング)です。港からボートに乗り沖合に出れば、世界最大の哺乳類シロナガスクジラをはじめ、マッコウクジラやイルカの群れに出会える可能性があります。

特に11月~4月がクジラ遭遇率の高いベストシーズンで、ピーク時には90%以上の高確率でクジラを見ることができるとも言われます。南部のドンドラ岬沖はクジラの回遊ルートに当たるため、ミリッサは世界有数のホエールウォッチングスポットなのです。

船は早朝6時頃に出港し、約3~5時間かけてクジラを探します。間近で見る巨大なクジラの姿は大興奮間違いなしの感動体験でしょう。ミリッサへはコロンボから高速道路経由で車で約2時間半。近隣のマタラやウナワトゥナなどビーチリゾートと合わせて訪れる人も多いです。南国ムード満点のミリッサで、海水浴とクジラ探しの両方を楽しんでみてはいかがでしょうか。

11. ベントータ:アクティビティ充実の老舗ビーチリゾート

ベントータのビーチ
ベントータのビーチ
AVANI Bentota Resort & Spa
AVANI Bentota Resort & Spa

ベントータはコロンボから南へ車で約2時間、スリランカ南西海岸を代表するリゾートビーチです。長く広がる金色の砂浜と穏やかな波が特徴で、ゆったりとしたビーチリラクゼーションに理想的な場所として知られています。

沖合にはサンゴ礁もあり、シュノーケリングやダイビングも可能です。また、ベントータはウォータースポーツのメッカでもあり、ベントータ川河口周辺ではジェットスキーやバナナボート、ウィンドサーフィンなど様々なマリンアクティビティに挑戦できます。

沿岸には海ガメ保護センターがあり、ウミガメの生態を学んだり孵化場の赤ちゃんガメを見ることもできます。さらに、ベントータといえば建築家ジェフリー・バワの故郷に近く、彼が手掛けたリゾートホテルも点在します(※詳細は後述の「ジェフリー・バワ建築ホテル」の項目で紹介)。

ホテルで伝統アーユルヴェーダのスパトリートメントを受けられる施設も多く、心身ともに癒される滞在ができるでしょう。夕暮れ時にはビーチに沈む美しいサンセットを眺めながら、南国カクテルを片手に贅沢なひと時を過ごすのもベントータならでは。

スリランカで最も歴史あるビーチリゾート地として発展してきたベントータで、アクティブな海遊びと極上のリラックスタイムを満喫してください。

12. ヤーラ国立公園:野生のヒョウに出会えるサファリ体験

ヤーラ国立公園のスリランカヒョウ
ヤーラ国立公園のスリランカヒョウ
ジープでヤーラ国立公園を走る
ジープでヤーラ国立公園を走る

ヤーラ国立公園はスリランカ南東部に位置する国内最大規模の国立公園で、野生動物のサファリが体験できる人気スポットです。

特にヤーラは密度が高い野生のヒョウ(スリランカヒョウ)が生息していることで世界的にも有名で、「ヒョウに会える確率が最も高い国立公園」と称されます。早朝または夕方のサファリツアーにジープで出発し、森林や草原、水辺の生態系を巡れば、運が良ければヒョウが草陰から姿を現す瞬間に遭遇できるかもしれません。

その他にも、体格の大きな野生のスリランカゾウや、クロコダイル、クジャク、シカ類、ナマケグマ、バッファロー、無数の鳥類など多彩な野生動物が暮らしており、まるで本物の動物図鑑の中に飛び込んだような体験ができます。

雨季明けの6~9月頃は乾季で水場に動物が集まりやすくサファリのベストシーズンです。ヤーラ公園内は基本的に自由に歩けないため、必ず四駆ジープ+ガイド同行のサファリツアーを利用します(宿泊ホテルや現地旅行会社で手配可能)。

コロンボからヤーラまでは少々遠く車で6~7時間かかりますが、途中でゴールやマタラ、ウダワラウェ国立公園などにも立ち寄りつつ南回りで向かう周遊コースが一般的です。野生動物の躍動を間近に感じられるヤーラ国立公園は、動物好きには見逃せないスリランカ屈指のエキサイティングな観光地です。

13. ミンネリア国立公園:大集結する野生のゾウに感動!

ミンネリア国立公園のエレファントギャザリング
エレファントギャザリング

スリランカ中部のミンネリア国立公園は、野生のスリランカゾウの大群が見られるスポットとして知られています。シギリヤロックから車で1時間弱とアクセスしやすく、文化三角地帯観光と組み合わせて訪れる人も多いです。

特に乾季の5~10月には、水場を求めて周辺から数百頭規模のゾウがミンネリアの湖畔に集まるザ・ギャザリング(大集合)と呼ばれる現象が見られることで有名です。広大な草原に親子連れのゾウたちが群れ遊ぶ様子は壮観で、サファリツアーのハイライトとなるでしょう。

ゾウ以外にもワニや水牛、猿、鳥類など多様な動物が生息していますが、やはり主役は絶滅危惧種でもあるスリランカゾウ。アフリカゾウより耳が小さいのが特徴の亜種で、その仕草や社会性豊かな群れの行動はとても興味深いものです。

ミンネリア公園へもジープサファリで入園し、経験豊富なドライバーが当日動物が集まっているスポットへ案内してくれます。ピーク時期には世界中から野生動物ファンが訪れるため、サファリは朝夕の涼しい時間帯に予約するのがおすすめです。

エアコン付き専用車でシギリヤから往復日帰りも可能ですが、動物観察に熱中しすぎて日没にならないよう時間配分には注意しましょう。雄大な自然の中で悠々と暮らすゾウたちとの出会いは、きっと旅の忘れられない思い出になります。

14. ピンナワラ象の孤児院:ゾウ好き必見!かわいい子象たちの楽園

ピンナワラ象の孤児院

ピンナワラ象の孤児院は、1975年に政府が開設した世界初の象の保護施設です。かつて象狩りなどで野生ゾウが激減し、スリランカ全土で1970年時点で約2,000頭まで減少したことを受け(19世紀には4万頭以上いたと推定)、親を亡くした子象や怪我をした象を保護する目的で作られました。

当初は5頭ほどから始まりましたが、現在では100頭近くにまで増え、世界最大規模の飼育群となっています。敷地内では赤ちゃん象から大人の象まで様々な象を見ることができ、特に毎日開催される川浴びタイムは名物イベントです。

時間になると象使いたちが象の群れを連れて川へ向かい、子象たちが水しぶきを上げてじゃれ合う様子はとても微笑ましく観光客にも大人気です。希望者は哺乳瓶で子象にミルクをあげる体験(有料)ができることもあります。

象の孤児院はキャンディから車で約1時間半の距離にあり、日帰りで訪れやすい場所です。なお現在は象の保護管理のあり方について賛否もありますが、多くの象たちにとって安全な生活環境を提供していることは確かです。大きな瞳をした可愛い象の赤ちゃんたちに癒されたい方は、ぜひ立ち寄ってみてください。

15. ピドゥランガラロック:知る人ぞ知る絶景!シギリヤを望む穴場展望台

 ピドゥランガラロック
ピドゥランガラロック

ピドゥランガラロックは、シギリヤロックの北約3.5kmに位置する高さ約100mほどの大岩で、シギリヤを一望できる絶景ビューポイントとして近年注目を集めています。

5世紀、カッサパ王がシギリヤに王宮を築く際に付近の修行僧たちを移住させた場所であり、岩山の麓には今も古い寺院跡や全長14mの涅槃仏像が残っています。

ピドゥランガラロックへは山麓のピドゥランガラ寺院から登山道があり、岩の割れ目を抜けたりよじ登ったりしながら20~30分ほどで頂上に到達します。山頂は広い一枚岩のテラス状になっており、眼前に聳えるシギリヤロックを真正面から望むことができます。

特に日の出時刻には、ジャングルから朝霧が立ち上る中に赤く染まったシギリヤが浮かび上がる神秘的な光景が見られ、写真愛好家に大人気です。また観光客で賑わうシギリヤに比べ訪れる人も少なく、静かな雰囲気の中で雄大な景色を独り占めできます。

入場料はシギリヤより格安で、チケットは寺院で購入(朝は無人の場合後払い)。足場が悪い箇所もあるため、歩きやすい靴で挑みましょう。シギリヤとセットで訪れれば、表と裏の両方からその魅力を味わうことができます。知る人ぞ知る隠れ絶景スポットとして、旅程に組み込んでみてはいかがでしょうか。

16. スリー・パーダ(アダムスピーク):4大宗教の聖地、神秘の御来光を拝む山岳巡礼

アダムスピーク
アダムスピーク
夜のアダムスピーク
夜のアダムスピーク

スリー・パーダ(Sri Pada)は、スリランカ南西部に位置する標高2,243mの霊峰で、英名アダムスピークとも呼ばれます。山頂付近の岩に巨大な足形が残っていることから「聖なる足跡」という意味のスリー・パーダの名が付き、仏教・ヒンドゥー教・キリスト教・イスラム教の4つの宗教全てから聖地として崇められている特別な山です。

仏教徒はその足跡を仏陀のもの、ヒンドゥー教徒はシヴァ神のもの、キリスト教徒とイスラム教徒はアダム(または聖トーマス)のものと信じ、古来より多くの巡礼者がこの山に登っています。登山道は整備されており、山麓から頂上の寺院までは約5,000段もの石段が続きます。

途中には茶屋や休憩所もありますが、頂上を目指す巡礼は通常深夜から未明にかけて開始し、暗闇の中を数時間かけ登頂します。そして山頂で迎えるご来光は格別で、晴れていれば遠く水平線から朝日が昇り、同時に山の影が雲海に三角形の完璧なピラミッド状に映し出される神秘的な光景が見られます。

これを拝むために地元の巡礼者だけでなく世界中の旅行者が訪れます。巡礼シーズンは天候が安定する12月満月~5月満月頃で、この期間は山頂の寺院にご本尊(足跡)が安置され参拝可能です。

ふもとの町デラックハンディアから登山口まではバスかタクシーで行けます。信仰と絶景が融合したアダムスピーク登拝は、スリランカでしかできない貴重な体験となるでしょう。

17. アーユルヴェーダ体験:心身を整える癒しの伝統医療を本場で

アーユルヴェーダ体験

スリランカ旅行の楽しみの一つに、インド発祥とされる伝統医学アーユルヴェーダの本格体験があります。アーユルヴェーダは5000年以上の歴史を持ち、インド・スリランカが発祥の地とされる世界三大伝統医療の一つです。

サンスクリット語で「生命(アーユス)の科学(ヴェーダ)」を意味し、人間の体質をドーシャ(エネルギー)のバランスで捉え、オイルトリートメントや薬草療法、ヨガや食事療法などで心身の調和を図ります。

スリランカでは国家資格を持つアーユルヴェーダ医師による専門病院やクリニック、リゾートホテル併設のスパなどで、その施術を受けることができます。

代表的な施術として、温めた薬草オイルを額に垂らし続けるシロダーラや、全身をオイルマッサージするアビヤンガ、薬草スチームバス、ハーバルバスなどがあり、身体のデトックス効果や深いリラクゼーションが期待できます。

有名なアーユルヴェーダリゾートとして、海辺の老舗「バーベリン・リーフ」や「ヘリタンス・アーユルヴェーダ・マハゲダラ」などがあり、滞在型で本格治療を受けるプランも人気です。

また旅の途中で立ち寄れるスパイスガーデン(香辛料園)では、シナモンやサンダルウッドなどアーユルヴェーダで用いられる薬草を見学し、ハーブオイルのマッサージ体験をすることも可能です。観光で歩き疲れた体を癒やし、心身をリセットする意味でも、是非一度スリランカ本場のアーユルヴェーダ施術を体験してみてください。

18. ジェフリー・バワ建築のホテル:自然と調和した“生きた建築”に泊まる

ヘリタンスカンダラマ
ヘリタンスカンダラマ
ジェットウィングライトハウス
ジェットウィングライトハウス

スリランカが世界に誇る建築家ジェフリー・バワ(Geoffrey Bawa)は、「トロピカルモダニズム」と称される独創的な建築スタイルで知られます。彼の作品はスリランカ各地のホテルや公共建築として残り、その多くが今も旅人を魅了しています。

バワ建築の最大の特徴は自然との融合にあります。木や岩などの自然物を可能な限り取り除かず、建物と一体化させてしまう大胆な設計手法で、屋内外が連続する開放的な空間を生み出しました。

例えば中央文化区ダンブッラ近郊のヘリタンス・カンダラマ(1994年開業)は、ジャングルの中腹の岩山に抱かれるように建つバワ設計のホテルで、その造形美と自然との一体感から「バワ建築の最高傑作」と称されます。客室の窓から野生のサルや鳥が間近に見られるなど、まるで森に泊まっているかのような体験ができます。

また南部ゴールにあるジェットウィング・ライトハウス(1997年)は、インド洋に面した断崖上に建つバワ晩年のホテルで、水平線まで広がる大海原を望むインフィニティプール(バワが世界で初めて考案したと言われる)や壮麗な螺旋階段のロビーが印象的です。

他にもネゴンボのジェットウィング・ラグーン(バワ初のホテル設計)や、ワドゥワのザ・ブルーウォーター(バワ最後の作品)など個性豊かなホテルが点在します。バワ建築巡りを目的に複数のホテルに泊まり歩くファンもいるほどで、建築好き・ホテル好きにはたまらない体験でしょう。自然と文化を愛したバワの世界観に浸りに、ぜひ“生きた建築”そのものとも言えるホテルステイを検討してみてください。

19. ホートンプレインズ国立公園:雲上の高原トレッキングで大パノラマを堪能

ワールズエンド
ワールズエンド
ベイカーズフォール
ベイカーズフォール

標高2,000m前後の山々に囲まれたホートンプレインズ国立公園(Horton Plains)は、中央高地に広がる高原の自然保護区で、ユネスコ世界自然遺産「スリランカ中央高地」を構成する一つです。

ここはスリランカでは珍しい高山帯の草原と雲霧林からなり、固有種の植物や野生動物が生息する貴重な生態系が守られています。公園内のハイライトは、切り立った断崖絶壁ワールズ・エンド(World’s End、世界の果て)です。

標高約2,100mの地点から垂直に約870mもの高さで断ち落とされた崖の縁に立つと、眼下に広がる景色はまさに「世界の果て」。晴れていれば遥か遠くのインド洋まで見渡せる壮大な眺望が楽しめます。

朝9時を過ぎると霧が出やすいため、明け方から入園し午前中早めに辿り着くのがポイントです。公園内には全長約9kmの周回トレイルが整備されており、世界の果てを経て、美しい滝ベイカーズフォールズを巡る3時間ほどのトレッキングコースが人気です。

空気が薄く紫外線も強い高地なので、防寒着や帽子、飲料水を忘れずに。入口ゲートのあるオヒヤまではヌワラエリヤから車で約1時間です。澄み切った空気と360度のパノラマを満喫できるホートンプレインズは、南国スリランカにおける意外な高原リゾート体験となるでしょう。

20. トリンコマリー(東海岸リゾート) – 青い海に歴史香る港町と秘島

トリンコマリーのビーチ
トリンコマリーのビーチ
コネスワラム寺院
コネスワラム寺院

最後にご紹介するのは、スリランカ東海岸の主要都市トリンコマリーです。ベンガル湾に面した天然の良港として古来より栄え、現在も美しいビーチと多様な観光資源で注目されるエリアです。

市内最大の見どころは、町の岬の先端にそびえるヒンドゥー教の聖地コネスワラム寺院。ポルトガル占領期に一度破壊されましたが後に再建され、色鮮やかなドラヴィダ様式の本殿や「恋人たちの飛び降り崖(ラバーズリープ)」と呼ばれる断崖絶壁からの絶景展望で知られます。

寺院のある半島一帯はフレデリック要塞として城壁に囲まれており、かつて欧州列強が奪い合った歴史を物語る遺構も残ります。一方、トリンコマリーといえばビーチリゾートとしての魅力も外せません。郊外のニラヴェリビーチウプヴェリビーチは、白砂が続く遠浅の海岸で、シュノーケリングやダイビングに最適です。

ニラヴェリ沖合に浮かぶピジョン島国立公園はサンゴ礁が美しい小島で、フェリーで渡ってウミガメや熱帯魚と泳ぐこともできます。さらに、トリンコマリー沖はミリッサとは季節をずらしてホエールウォッチングが楽しめるエリアでもあります。

5月~10月の東海岸の乾季には、シロナガスクジラやマッコウクジラが観察でき、多くのダイバーや研究者も訪れます。アクセスはコロンボから車や鉄道で約7~8時間と遠いですが、その分手付かずの自然と文化が色濃く残る穴場的存在です。戦乱を乗り越え発展しつつあるトリンコマリーで、エキゾチックな東部の風を感じてみましょう。

まとめ

スリランカの見どころをまとめると以下となります。

  • スリランカには 世界遺産が8か所 あり、古都や寺院、要塞など歴史的観光資源が豊富。特に「シギリヤロック」や「仏歯寺(キャンディ)」などは 日本人旅行者に人気No.1クラスの必訪スポット
  • 自然系スポットも充実:高原避暑地ヌワラエリヤや絶景列車が走るエラ、サファリでヒョウが狙えるヤーラ国立公園、野生ゾウの大群に会えるミンネリア国立公園など、多様な生態系と景観を楽しめる。
  • ビーチリゾートも魅力:南西部のベントータや南部ミリッサは 穏やかなビーチ でマリンスポーツが楽しめ、特にミリッサは ホエールウォッチングの名所(ベストシーズン11~4月)として有名。東海岸のトリンコマリーも夏季に海&クジラが楽しめる穴場。
  • 伝統と癒しの体験:スリランカはアーユルヴェーダ発祥の地の一つであり、専門スパやホテルで 本格アーユルヴェーダ施術 を体験可能。旅行中に心身をリフレッシュできる貴重な機会となる。
  • ジェフリー・バワ建築:世界的に評価の高いスリランカ人建築家バワの作品群が各地に残り、特にカンダラマやライトハウスなどのホテルは 「訪れるべき建築」 として有名。自然と融合した空間美を宿泊を通じて味わえる。
  • 移動は専用車チャーターが便利:見どころが島内各地に点在するため、ドライバー付き貸切タクシー を利用すると効率よく周遊できる。日本語ガイド付きツアーもあるので、必要に応じて活用しよう。

以上、スリランカの観光地トップ20をカテゴリごとにご紹介しました。雄大な自然、美しい遺跡群、リゾート気分と文化体験が一度に味わえるスリランカ旅行で、ぜひ心に残る素敵な思い出を作ってください!

おわりに:スリランカ旅行を最高のものとするために!

紅茶の丘を抜け、レトロな列車で霧の高原へ――
世界遺産8カ所・サファリ・ビーチリゾート・本場アーユルヴェーダ。北海道より小さな島にすべてが詰まった宝石箱、それがスリランカです。

 

 

ところが鉄道や長距離バスは本数も座席も限られ、遅延は日常茶飯事。「移動で1日終わった…」 そんな声も少なくありません。

 

そこで私たち日本人旅行者が選んでいるのが 専用タクシーチャーター。ホテル前から世界遺産のゲートまでドアツードア、荷物は車に置いたまま観光できるから、限られた休暇でも朝から夜までフルに遊べます。しかも1台あたりの料金なので、2人以上なら公共交通より割安になるケースも。

 

✔︎それなら〈Sri Lanka Taxi Service〉一択!

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7年連続 日本人利用実績 No.1(口コミ500件超)
距離・時間無制限&追加料金ゼロ─明朗コミコミ価格で後精算なし
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厳選ドライバー&政府許認可─全員プロガイド!英語/日本語対応OK
日本語ヘルプデスク&医療サポート─現地にて旅先トラブルを即解決

「荷物も心配も車に預けて、観光だけを楽しめた」
「ルート無料相談で“効率×絶景”プランを組んでもらえた」
そんなレビューが後を絶たないのも納得です。

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