【スリランカ東海岸の隠れた楽園】トリンコマリーの観光や移動手段徹底ガイド

【スリランカ東海岸の隠れた楽園】トリンコマリーの観光や移動手段徹底ガイド
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ラクシャン

トリンコマリー(スリランカ東海岸)ってどんな街なのでしょうか?

トリンコマリーは、スリランカ北東部の東海岸最大の港町です。

トリンコマリーは、スリランカ北東部の東海岸最大の港町

首都コロンボから北東へ約260km離れており、高速バスで6時間前後の距離に位置します。

インド洋に面した大きな湾(天然の良港)を擁し、その規模は世界有数で安全性も極めて高いとされています。

この地の戦略的価値から、大航海時代にはポルトガル・オランダ・フランス・イギリスなど欧州列強が港の支配権を争い、第二次大戦中にはイギリス軍基地が置かれ日本軍による空爆の舞台にもなりました。

さつき

1983年から2009年まで続いた内戦では激しい戦闘が起こり一般人の立ち入りが制限されていましたが、終戦後は観光開発が一気に進み、多くのホテルが開業して東海岸を代表する観光地として注目を集めています。

人口構成はタミル人やムスリムが多く、街にはヒンドゥー教の聖地コネスワラム寺院をはじめイスラム教モスクや仏教遺跡も点在し、多文化が共存しています。

歴史的な港町であると同時に、美しいビーチと海の生き物に恵まれたトリンコマリーは、文化と自然の両方を楽しめる魅力的な旅先です。

目次

トリンコマリーの観光スポットと魅力

透き通る海とビーチアクティビティ

トリンコマリーの海は透明度が高く、砂浜は遠浅で100m先まで歩けるほど穏やかです。

トリンコマリーの海は透明度が高く、砂浜は遠浅で100m先まで歩けるほど穏やか

内戦の影響で開発が遅れたおかげで環境が保たれており、シュノーケリングやダイビングを楽しめる美しいサンゴ礁も残されています。

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市街地から北に広がるウプヴェリ・ビーチニラヴェリ・ビーチは野生的な白砂のビーチで、浜辺にウミガメが産卵に訪れることもあるほど自然が豊かです。

沖合1kmの無人島ピジョン島国立公園には100種類以上の色とりどりの珊瑚とウミガメや熱帯魚が生息し、ビーチからボートで渡ってシュノーケリング体験ができます。

さらにトリンコマリー沖合は絶好のホエールウォッチングスポットとしても知られています。

年間を通じてベンガル湾にはシロナガスクジラ(ブルーウェール)が回遊し、3~4月にはマッコウクジラの群れも現れます。イルカの大群に遭遇する機会も多く、運が良ければクジラとイルカの両方に出会えるかもしれません。

午前中にクジラを観察し、午後は珊瑚の海でシュノーケリングという贅沢な一日も可能で、まさに海の魅力を満喫できるのがトリンコマリーの魅力です。

なお海のアクティビティを存分に楽しむなら海が静かな4月~10月のオンシーズンに訪れるのがおすすめです(逆に雨季の12月頃はマリンスポーツ店が閉まっている場合があります)。

歴史ロマンを感じるスポット

トリンコマリーの中心地で歴史を体感できるのがフレデリック要塞(Fort Frederick)です。ポルトガル統治下の1623年に建設された石造りの要塞で、その後オランダ(1639年)・イギリス(1795年)の支配下で増強されました。

トリンコマリーの中心地で歴史を体感できるのがフレデリック要塞(Fort Frederick)

要塞が築かれた半島の先端にはヒンドゥー教のコネスワラム寺院があり、建築時には寺院の石材が転用され一度破壊されましたが、現在は再建され聖地として多くの巡礼者を集めています。

寺院の境内からは紺碧の海を見下ろす断崖絶壁の景色が望め、まさに「スリランカ東海岸の絶景ポイント」と言えるでしょう。

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このほか、街には第二次大戦の戦没者墓地や海軍の博物館など歴史好きに興味深いスポットも点在します。内戦終結後に一般公開されたトリンコマリー戦没者墓地では、当時の激戦の歴史に思いを馳せることができます。

また海事・海軍博物館では、港町トリンコマリーの海軍基地としての歴史や海洋生物の展示があり、子どもと一緒に学びながら楽しめるでしょう。

家族に嬉しい穴場スポット

観光客で賑わうビーチ以外にも、トリンコマリー周辺には家族連れで訪れるのにぴったりな穴場スポットがあります。市街地近くにあるカンニヤ温泉は、7つの小さな石井戸から湧き出る天然の温泉です。

カンニヤ温泉
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それぞれの井戸を順に巡って体に湯をかけるのが地元の習わしで、観光途中のリフレッシュにもってこいです。水着になる必要はなく服を着たまま入れるため、小さなお子さん連れでも気軽に体験できます。

また、市街地から南へ約16kmのマーブルビーチ(Marble Beach)は、その名の通り大理石のようになめらかな白砂と透明度抜群の穏やかな海が魅力の隠れたビーチです。

スリランカマーブルビーチ(Marble Beach)
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入り江になった地形のおかげで波が非常に穏やかで遠浅のため、小さな子どもでも安心して海水浴が楽しめます。水面はエメラルドグリーンに輝き、「スリランカのモルディブ」と称されることもあるほどの美しさです。

マーブルビーチはスリランカ空軍が管理するエリア内にあり入場料が必要ですが、そのお陰で環境が保たれ清潔なのも嬉しいポイントでしょう。

さらに、トリンコマリーから北へ約50kmの場所には秘境ビーチのアリシマレ・ビーチもあります。「アリシ」とはタミル語で「お米」、その名の通り米粒のように大粒の砂が広がるユニークなビーチです。

アリシマレ・ビーチ

アクセスはやや大変ですが、人の少ない穴場で特別なビーチ体験をしてみたいファミリーには検討する価値があるでしょう。

トリンコマリーへのアクセスと行き方

シギリヤからトリンコマリー

スリランカの文化三角地帯の代表的遺跡シギリヤからトリンコマリーへは、車で約2~3時間の道のりです。

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シギリヤ(ダンブッラ/ハバラナ周辺)から国道を北東に進むと、途中には湖沼や森林が広がり、運が良ければ野生の象に出会うこともあります。

内戦時代はこの地域の治安が不安定でしたが、現在は道路も整備され観光客が自力で移動できる環境が整っています。タクシーをチャーターすれば家族でも快適に移動でき、シギリヤ観光後にそのまま東海岸のビーチリゾートへ向かう周遊プランも人気です。

コロンボからトリンコマリー(バス・鉄道)

首都コロンボからトリンコマリーへは陸路・空路でいくつかのアクセス方法があります。

料金重視なら長距離バスを利用すると片道約7時間・650~1,200ルピー程度で到着します。コロンボ市内のバスターミナル(バスチャン・マワタ)からは夜行の高速バス(いわゆる「スリーパー」バス)が毎晩運行しており、22時前後にコロンボを出発して早朝4~5時にトリンコマリーに到着します(運賃はエアコン付きで1人1,000~1,200ルピー程度です)。

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快適さを重視するなら、コロンボ・フォート駅から出ている夜行列車がおすすめです。所要約8~9時間で翌朝早朝にトリンコマリー駅へ到着し、1等寝台(クーラー付き個室)が約1,250ルピー、2等指定席は約550ルピーと格安です。

このほか、所要時間を優先するなら国内線航空という選択肢もあります。

コロンボ近郊のラトゥナマラナ空港からトリンコマリーの中国湾飛行場(China Bay)まで定期便が運航されており、空路なら約1時間で移動可能です。航空券代は割高ですが、小さな子連れで長時間の陸路移動が不安な場合は検討しても良いでしょう。

トリンコマリー旅行記からの耳より情報

実際にトリンコマリーを訪れた筆者の体験談から、いくつか知っておきたいポイントを紹介します。

さつき

まず、トリンコマリーはオンシーズン(4~10月)とオフシーズンで街の雰囲気が大きく異なります。オフシーズンの12月頃に訪れたある旅行者は、マリンアクティビティの店が軒並み閉まっていて少し寂しい印象でした。

一方、夏のオンシーズン中はお店も開き観光客で賑わうため、海のレジャーを満喫するならやはり乾季の時期に計画するのが良いでしょう。

また、トリンコマリーはタミル系住民が多い土地柄で、公用語のシンハラ語ではなくタミル語が主に話されています。看板もタミル語表記が目立ち、女性の服装などもコロンボとは異なる独自の文化圏であることが旅人の目にも感じられるます。

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もっとも旅行者に対しては英語やシンハラ語でも笑顔で接してくれるので、言葉の壁を心配しすぎる必要はありません。むしろ普段と違う文化に触れられる絶好の機会と捉えて、家族で現地の人々との交流を楽しんでみましょう。

最後に物価について、トリンコマリーは西海岸のリゾート地に比べて全体的に物価が安めです。街中の食堂で出てくるカレーの価格は国内最安値レベルとも言われ、観光客向けレストランでも比較的リーズナブルに食事できます。お財布に優しい点も、ファミリー旅行に嬉しいポイントです。

まとめ

トリンコマリーは内戦後に注目され始めたスリランカ東海岸の新定番リゾートです。遠浅で穏やかなビーチと透明度抜群の海では、子どもから大人まで安心して海遊びを満喫できます。

ホエールウォッチングやシュノーケリングなど貴重な体験が一度に楽しめる点も大きな魅力です。さらにヒンドゥー教寺院の絶景や歴史ある要塞跡など文化スポットも充実しており、自然と歴史の両方を家族で学べるでしょう。

コロンボやシギリヤからのアクセスも整備されつつあり、オンシーズンを選べば快適かつ充実した家族旅行が楽しめるはずです。

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紅茶の丘を抜け、レトロな列車で霧の高原へ――
世界遺産8カ所・サファリ・ビーチリゾート・本場アーユルヴェーダ。北海道より小さな島にすべてが詰まった宝石箱、それがスリランカです。

 

 

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